西尾茂文
日本の工学者
西尾 茂文(にしお しげふみ、1949年 (昭和24年) 4月24日 - 2022年 (令和4年) 3月9日)は、日本の工学者(機械工学)。東京大学名誉教授。機械工学の中でも熱工学において研究を行い、とりわけ沸騰熱伝達について業績を残した。また多くの後継研究者・技術者を育成するとともに、東京大学生産技術研究所所長や東京大学副学長などを務めた。
来歴
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1977年3月に東京大学大学院工学系研究科 舶用機械工学専攻 博士課程を修了した。
1977年4月に東京大学講師となり、助教授(1978年4月)を経て、1995年4月に教授に就任した。
2002年4月に東京大学 生産技術研究所 所長に就任[1][2]、2005年4月に東京大学 副学長に就任した[3]。
2012年6月に名誉教授となる。
主要な活動
編集学会活動
編集- 1999年度:日本機械学会 技術と社会部門長[5]
- 1996年 - 1998年:日本機械学会 RC142分科会 「省エネルギー・環境制御のための熱・エネルギーシステム最適化研究分科会」主査
- 2003年:The 6th ASME-JSME Thermal Engineering Joint Conference 共同議長
- 2005年:日本機械学会 熱工学部門長[6]
論文誌編集
編集- 1999年-2006年:Int. J. Heat and Mass Transfer (Elsevier)、Associate Editor
- 2001年-2005年:Thermal Science and Engineering (日本伝熱学会) チーフエディター
著書
編集- 『伝熱研究における温度測定法』(棚澤一郎、西尾茂文、河村洋、笠木伸英、吉田豊明 共著)、養賢堂、1985年7月
- 『伝熱工学』(棚澤一郎、西尾茂文、前川透 共著)朝倉書店、1989年4月
- 『自然対流膜沸騰熱伝達』新編 伝熱工学の進展 第1巻、日本機械学会編、養賢堂、1995年11月
- 『沸騰熱伝達の基本構造』、インプレスR&D、2018年3月
賞歴
編集脚注
編集- ^ “東京大学生産技術研究所ニュース”. 東京大学. 2024年2月29日閲覧。
- ^ “東京大学生産技術研究所ニュース”. 東京大学. 2024年2月29日閲覧。
- ^ “東京大学生産技術研究所”. 東京大学. 2024年2月29日閲覧。
- ^ 日本機械学会 名誉員 (PDF) - 日本機械学会
- ^ “日本機械学会 技術と社会部門”. 日本機械学会. 2024年2月29日閲覧。
- ^ “日本機械学会 熱工学部門”. 日本機械学会. 2024年2月29日閲覧。
- ^ “日本機械学会熱工学部門”. 日本機械学会. 2024年2月29日閲覧。
- ^ “官報714号”. 日本政府. 2024年2月29日閲覧。