西尾哲夫
西尾 哲夫(にしお てつお、1958年 - )は、日本の言語学者。専攻はアラブ研究。国立民族学博物館名誉教授[1]、総合研究大学院大学名誉教授[2]。
人物情報 | |
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生誕 |
1958年??月??日 日本香川県 |
出身校 | 大阪外国語大学、京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 言語学、文化人類学 |
研究機関 | 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、国立民族学博物館 |
学位 | 文学博士 |
経歴
編集1958年、香川県生まれ。1981年、大阪外国語大学外国語学部アラビア語科を卒業。京都大学大学院文学研究科に進学。1984年に修士課程言語学専攻を修了し、1987年に同研究科博士後期課程言語学専攻を満期退学[3]。
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手に採用され、後に助教授昇格。2005年、学位論文『ジバーリ・アラビア語(エジプト・シナイ半島南部)の言語人類学的研究』京都大学より文学博士の学位を取得[4]。国立民族学博物館助教授に転じ、2006年に同博物館民族文化研究部教授に昇格した。在任中は、研究戦略センター教授・副館長、民族社会研究部教授、研究戦略センター教授、グローバル現象研究部教授などを経た。2023に国立民族学博物館を退任し、名誉教授となった。
著作
編集- 単著
- 『図説 アラビアンナイト』河出書房新社(ふくろうの本) 2004
- 『アラブ・イスラム社会の異人論』世界思想社 2006
- 『アラビアンナイト:文明のはざまに生まれた物語』岩波新書 2007
- 『アラビアンナイト ファンタジーの源流を探る』日本放送出版協会(NHKカルチャーラジオ・文学の世界) 2010
- 『世界史の中のアラビアンナイト』NHKブックス 2011
- 『ヴェニスの商人の異人論 人肉一ポンドと他者認識の民族学』みすず書房 2013
- 『言葉から文化を読む アラビアンナイトの言語世界』臨川書店 2015
- 共編著
- 『エクスプレスエジプト・アラビア語』師岡カリーマ・エルサムニー共著 白水社 1997
- 『エジプト・アラビア語』師岡カリーマ・エルサムニー共著 白水社(CDエクスプレス) 2003
- 『アラビアンナイト博物館』責任編集 国立民族学博物館編 東方出版 2004
- The Arabian Nights and Orientalism: Perspectives from the East and West. 山中由里子共編 London: I.B. Tauris, 2006.
- 『アラブの音文化:グローバル・コミュニケーションへのいざない』堀内正樹・水野信男と共編、スタイルノート 2010
- 『断”と“続”の中東:非境界的世界を游ぐ』堀内正樹と共編、悠書館 2015
- 『中東世界の音楽文化:うまれかわる伝統』水野信男と共編、スタイルノート 2016
- 翻訳
外部リンク
編集- 西尾哲夫 - researchmap
- 西尾哲夫 - J-GLOBAL
- 西尾哲夫 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 国立民族学博物館|研究戦略センター教授 西尾哲夫
脚注
編集- ^ “『総研大文化科学研究』刊行事業 | 各種事業 | 国立大学法人 総合研究大学院大学”. www.soken.ac.jp. 2023年8月5日閲覧。
- ^ “名誉教授 | データブック | 国立大学法人 総合研究大学院大学”. www.soken.ac.jp. 2023年8月5日閲覧。
- ^ アラビア語学習メモ (2019年4月21日). “(CD)エクスプレス エジプト・アラビア語 (白水社)”. アラビア語学習メモ. 2023年8月5日閲覧。
- ^ CiNii(学位論文)