哈瑪星駅
台湾高雄市にある高雄捷運環状軽軌の駅
(西子湾駅から転送)
哈瑪星駅(はませんえき)は台湾高雄市鼓山区臨海二路及び鼓山一路入口にある高雄捷運橘線と環状軽軌の駅。日本統治時代に当駅周辺での通称が戦後も定着した地名が由来。本駅は橘線の始点駅となっている。
哈瑪星駅 | |
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哈瑪星駅 | |
哈瑪星 ハマセン Hamasen | |
所在地 | 台湾高雄市鼓山区鼓山一路 |
所属事業者 |
高雄捷運股份有限公司 (高雄捷運) |
所属路線 |
■橘線 ■環状軽軌 |
駅構造 |
地下駅(捷運) 地上駅(ライトレール) |
ホーム |
島式1面2線(地下) 相対式2面2線(地上) |
開業年月日 |
2008年9月14日 2017年9月26日 |
備考 | 高雄捷運側の改名前は「西子湾駅(シーヅーワンえき、せいしわんえき、にしこわんえき)」。 |
哈瑪星駅 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 哈瑪星站 |
簡体字: | 哈玛星站 |
拼音: | Hāmǎxīng Zhàn |
通用拼音: | Hāmǎsīng Jhàn |
注音符号: | ㄏㄚ ㄇㄚˇ ㄒㄧㄥ ㄓㄢˋ |
発音: | ハマセン ヂャン/ハマシン ヂャン |
台湾語白話字: | Há-má-seng Châm |
客家語白話字: | Hâ-mâ-sên Chhàm |
日本語漢音読み: | はばせいえき |
日本語慣用読み: | はませんえき |
英文: | Hamasen Station |
→「哈瑪星」も参照
概要
編集台湾総督府鉄道が当駅までの縦貫線(浜海鉄道、後の高雄臨港線)を開業させた際に、駐在日本人の間で定着していた埠頭部への貨物支線の通称だった「濱線(浜線)」が転じて台湾語の「ハマセン(Há-má-seng)」となり、現地住民に定着し。戦後も台湾語由来の漢字表記である哈瑪星をそのまま使用している[1]。当駅の英文表記もそれに倣っている。
橘線の駅番号はO1。当初は国立中山大学に繋がる西子湾隧道の東側入口付近、鼓山国小前に駅を設置する計画だったが、地質や臨海二路の狭小さ、工事中の安全面が原因で断念し、現在の位置に決定した経緯があり、そこから大学への1駅延伸も住民の反対で事実上立ち消えとなった[2][3]。そして延伸断念と引き換えに「中山大学」が副駅名となっている。
駅構造
編集橘線
編集哈瑪星駅 | |
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哈瑪星駅(捷運側1番出口) | |
哈瑪星 ハマセン Hamasen | |
塩埕埔 O2► | |
所在地 | 台湾高雄市鼓山区鼓山一路 |
駅番号 | O1 |
所属事業者 |
高雄捷運股份有限公司 (高雄捷運) |
所属路線 | ■橘線 |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 島式 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
#利用状況節を参照 -人/日(降車客含まず) |
乗降人員 -統計年度- |
#利用状況節を参照 -人/日 |
開業年月日 | 2008年9月14日 |
地下2階にホームドア付きの島式ホーム1面2線を持つ地下駅で、東西に3箇所の出入口がある。その他に特筆すべきなのは本駅のある臨海二路の道幅が狭いのと地質の関係から大規模な掘削が出来ず、コンコースやホームが(他の駅と比べて)狭くなっている。
地階 | 出入口 | 出入口 |
地下1階 | コンコース階 | コンコース、案内所、自動券売機、自動改札口 |
トイレ(駅東側改札の外、出口2近く) | ||
地下2階 | 1番ホーム | ■橘線 美麗島・大寮方面(塩埕埔駅)→ |
島式ホーム、ホーム側のドアが開く | ||
2番ホーム | ■橘線 美麗島・大寮方面(塩埕埔駅)→ |
環状軽軌
編集哈瑪星駅 | |
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哈瑪星駅(環状軽軌) | |
哈瑪星 ハマセン Hamasen | |
◄C13 駁二蓬莱 (0.609 km) (0.515 km) 寿山公園 C15► | |
所在地 | 台湾高雄市鼓山区鼓山一路 |
駅番号 | C15 |
所属事業者 |
高雄捷運股份有限公司 (高雄捷運) |
所属路線 | ■環状軽軌 |
キロ程 | 8.213 km(籬仔内駅起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 相対式2面2線(地上) |
乗車人員 -統計年度- |
#利用状況節を参照 -人/日(降車客含まず) |
乗降人員 -統計年度- |
#利用状況節を参照 -人/日 |
開業年月日 | 2017年9月26日 |
相対式ホーム2面2線の地上駅。
地上 | |
哈瑪星鉄道文化園区 | |
相対式ホーム、右側のドアが開く。簡易改札機 | |
内回り・下り | ←■環状軽軌 鼓山区公所方面(寿山公園駅) |
外回り・上り | →■環状軽軌 籬子内・凱旋公園方面(駁二蓬萊駅)→ |
相対式ホーム、右側のドアが開く。簡易改札機 | |
歩道(打狗鉄道故事館・■橘線O1哈瑪星駅方面) |
歴史
編集橘線
編集環状軽軌
編集利用状況
編集橘線
編集年 | 年間 | 1日平均 | ||||
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乗車 | 下車 | 乗下車計 | 出典 | 乗車 | 乗下車 | |
2008 | 339,578 | 431,553 | 771,131 | [注 1] | 3,329 | 7,560 |
2009 | 1,201,622 | 1,259,616 | 2,461,238 | [12] | 3,292 | 6,743 |
2010 | 1,083,869 | 1,165,974 | 2,249,843 | [13] | 2,970 | 6,164 |
2011 | 1,165,949 | 1,219,086 | 2,385,035 | [14] | 3,194 | 6,534 |
2012 | 1,363,805 | 1,417,385 | 2,781,190 | 3,726 | 7,599 | |
2013 | 1,542,071 | 1,575,761 | 3,117,832 | 4,225 | 8,542 | |
2014 | 1,553,136 | 1,582,154 | 3,135,290 | 4,255 | 8,590 | |
2015 | 1,543,105 | 1,570,827 | 3,113,932 | 4,228 | 8,531 | |
2016 | 1,597,926 | 1,604,864 | 3,202,790 | 4,366 | 8,751 | |
2017 | 1,601,246 | 1,608,429 | 3,209,675 | 4,387 | 8,794 | |
2018 | 1,625,421 | 1,634,258 | 3,259,679 | 4,453 | 8,931 | |
2019 | 1,674,942 | 1,697,531 | 3,372,473 | 4,589 | 9,240 | |
2020 | 1,069,351 | 1,089,809 | 2,159,160 | 2,922 | 5,899 |
駅周辺
編集-
哈瑪星駅(出口1)
-
鼓山漁港
-
鼓山郵局(旧打狗郵便局)
-
旧高雄港駅(打狗鉄道故事館)
-
福徳宮
-
武徳殿
-
鼓山フェリー乗り場
-
鼓山市場
-
代天宮
-
高雄漁人碼頭
-
旧山形屋書店
-
旧山形屋書店
-
旧高雄警察署庁舎
バス
編集系統 | 事業者 | 区間 | 備考 |
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五福幹線(50) | zh:港都客運 | 建軍站 - 鼓山輪渡站 | |
99 | 港都客運 | 棧貳庫 - 柴山 | |
99区間 | 港都客運 | 棧貳庫 - 西子湾 | 見合わせる。 |
219 | 港都客運 | 加昌站 - 捷運鹽埕埔 | 二段運賃。 |
248 | 南台湾客運 | 建軍站 - 鼓山輪渡站 | 二段運賃。 |
橘1A | 港都客運 | 棧貳庫 - 中山大学行政大楼 | |
橘1B | 港都客運 | 棧貳庫 - 打狗英国領事館 | |
橘1C | 港都客運 | 棧貳庫 - 中山大学行政大楼 | |
紅52 | 南台灣客運 | 台鉄新左營駅 - 中山大学 | 二段運賃。 |
隣の駅
編集註釈
編集脚注
編集- ^ 命名活動時の候補は打狗驛、哈瑪星、高雄港で、投票時の候補は得票順に哈瑪星、打狗驛、高雄驛だった。
出典
編集- ^ “高雄市の小学校、「ハマセン」の栄華をトイレで再現”. Taiwan Today. (2020年10月22日)
- ^ 鼓山區濱海路沿線商家反對 捷運延伸西子灣案卡 (中國時報)2003-07-21,国立中山大学/中国時報
- ^ 西子灣站2010-05-31,臺灣大百科全書(中華民国文化部)
- ^ “高雄捷運橘線14日起開放免費搭乘8天”. 高雄捷運公司. オリジナルの2008年11月1日時点におけるアーカイブ。 2009年6月11日閲覧。
- ^ “高雄捷運橘線通車典禮21日登場”. 高雄捷運公司. オリジナルの2008年11月5日時点におけるアーカイブ。 2009年6月11日閲覧。
- ^ 路線図 - 高雄MRT
- ^ “高雄環狀輕軌動工 108年底完工”. 大紀元. (2013年6月4日)
- ^ “高雄環狀輕軌C1-C14站有名字了!最快8月通車”. The News Lens. (2015年3月30日)
- ^ 迎接生態交通盛典 水岸輕軌全線通車 2017年9月26日 中央通訊社
- ^ “高雄ライトレール、第2期大南環区間が12日に開業”. Taiwan Today. (2021年1月11日)
- ^ 高雄都會區大眾捷運系統各站旅運量統計表”. 高雄市政府交通局. p. 頁10. 2019年5月5日閲覧。 高雄捷運公司 (2009年1月10日). “
- ^ 高雄都會區大眾捷運系統各站旅運量統計表 中華民國98年”. 高雄市政府捷運工程局. p. 13 (2009年1月10日). 2019年10月27日閲覧。 “
- ^ 高雄都會區大眾捷運系統各站旅運量統計表 中華民國99年”. 高雄市政府捷運工程局. p. 13. 2019年10月27日閲覧。 “
- ^ 高雄都會區大眾捷運系統各站旅運量-年 依 年, 捷運站別 與 入出站”. 高雄市政府交通局 (2021年3月12日). 2021年3月12日閲覧。 高雄市統計資訊服務網 “