裁判所職員総合研修所

最高裁判所に置かれる研修機関

裁判所職員総合研修所(さいばんしょしょくいんそうごうけんしゅうじょ)は、裁判所法に基づいて日本最高裁判所に設置される附属機関で、最高裁判所に置かれる研修機関の1つ。埼玉県和光市にあり、裁判所書記官家庭裁判所調査官等の研修を行う。

建物外観

2004年(平成16年)4月に、裁判所書記官研修所家庭裁判所調査官研修所が統合され、裁判所職員の総合的な育成を目指す機関として設置された。

また、裁判所職員総合研修所には分室があり、大阪、名古屋、広島、福岡、仙台、札幌、高松に置かれている。

所在地

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埼玉県和光市南二丁目3-5

各分室の所在地

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福岡分室

歴代所長

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氏名 在任期間 退任後の主な役職
一宮なほみ 2004年4月1日 - 2005年12月22日 仙台高等裁判所長官、人事院総裁
安井久治 2005年12月23日 - 2007年5月22日 福岡高等裁判所長官
山名学 2007年5月23日 - 2010年3月7日 名古屋高等裁判所長官
小泉博嗣 2010年3月8日 - 2012年11月27日 大阪高等裁判所長官
小久保孝雄 2012年11月28日 - 2014年8月15日 高松高等裁判所長官
秋吉仁美 2014年8月16日 - 2016年7月21日 東京高等裁判所部総括判事
白井幸夫 2016年7月22日 - 2018年10月3日 東京高等裁判所部総括判事
古財英明 2018年10月4日 - 2020年10月23日 神戸地方裁判所所長
遠藤邦彦 2020年10月24日 - 2022年9月1日 神戸地方裁判所所長[2]
後藤健 2022年9月2日 - 現職[3]

他の研修機関

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最高裁判所の設置する研修機関としては他に、裁判官司法修習生の研修を行う司法研修所が、同じ埼玉県和光市南二丁目3-8にある。

脚注

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注釈

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  1. ^ 地番:249北緯33度35分44.6秒 東経130度22分38.2秒 / 北緯33.595722度 東経130.377278度 / 33.595722; 130.377278、土地面積:2,699.43平方メートル、土地取得年月日:昭和26年3月31日、主要建物(用途:研修所分室)の構造:鉄筋コンクリート造、階数:4階、建築面積:669.79平方メートル、延べ面積:1,826.48平方メートル、取得年月日:平成7年3月27日[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f g 財務省理財局管理課国有財産情報室. “国有財産”. 2022年9月23日閲覧。→国有財産を調べる→検索
  2. ^ 遠藤邦彦”. 裁判官情報. 新日本法規出版. 2022年9月23日閲覧。
  3. ^ 後藤健”. 裁判官情報. 新日本法規出版. 2022年9月23日閲覧。

外部リンク

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座標: 北緯35度46分29秒 東経139度36分36.9秒 / 北緯35.77472度 東経139.610250度 / 35.77472; 139.610250