行方バーガー
概要
編集2009年1月25日に販売を開始[1]した、行方の新名物として企画されたハンバーガーである。行方市麻生商工会を中心に開発した。霞ヶ浦で養殖しているアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)をパティに使った「なめパックン」などのユニークなハンバーガーで注目を集め、多方面で紹介されている。
種類
編集- 1.なめパックン
- 霞ヶ浦で養殖されたアメリカナマズのカマ肉(胸びれの付いている部分)を中心に玉葱と蓮根を加えたパティを使用。天然物とは違い、養殖ナマズには生臭さがない[2]。タルタルソースと1振りのチリソースで味付けする。ほか、わさび菜・レタス・きゅうり・トマトをサンドしていて、1個500円。
- 2.ぶたパックン
- パティは茨城県産の豚肉と玉ねぎを使用したメンチカツ。ケチャップとソースで作った「行方特製ソース」で味付けした。サンドする野菜はなめパックンと同じで、1個380円。
- 3.こいパックン
- 霞ヶ浦産の鯉を特製ソースで味付けしたパティを使用。わさび菜・水菜・玉葱をトッピングする。「こいこい」のみで販売、1個400円。
- 4.かもパックン
- 地元合鴨農法で育った鴨肉と鶏肉をミックスし、てりやきソースで味付けしたパティを使用。トッピングにはセリや練り梅を使用する他、酢バスや黒コショウでアクセントを加えている。「こいこい」のみで販売、1個500円。
販売店
編集2009年9月現在、以下の2店舗で販売している。
歴史
編集霞ヶ浦に面した行方郡(現・行方市)周辺では、1975年(昭和50年)頃からアメリカナマズが食用として養殖されてきた。しかし、2000年(平成12年)頃には養殖場から逃げ出したアメリカナマズが湖内で繁殖し、エビやハゼを食い荒らすようになり、地域の人を困らせていた。
このような中、2005年(平成17年)9月2日に行方郡3町(麻生町・北浦町・玉造町)が合併して「行方市」が発足、行方市麻生商工会では新市の名物が検討された。そこで、話題性も十分なアメリカナマズを使うことが決定し、経済産業省の補助金を原資に「ナマズの薫製」を開発した。
ナマズの薫製は成功を収め、商品価値を確信した同会は、若者向け商品として「なめパックン」を作ることを決意する。開発には3か月を要し、2009年(平成21年)1月25日に「ぶたパックン」と合わせて行方バーガーの販売を開始する。
同年3月1日には、道の駅たまつくりのレストラン「玉水苑」の料理長が自店の「鯉のポタポタ焼き丼」の味付けをもとに開発した新商品「こいパックン」を発表した。鯉を材料に利用したのは、霞ヶ浦の地場産業である鯉養殖に光を当て、鯉の消費拡大を図るためである[茨城新聞ニュース]。
同年11月21日、行方バーガー第4弾となる鴨肉を使った「かもパックン」を発表、「こいこい」にて販売を開始した。行方市商工会の推進する「全国展開プロジェクト」の一環として、「次世代の食文化創造プロジェクトチーム」が商品を開発。鴨肉や、練り梅、地元産のセリを使用するなど、地域の歴史文化と食文化の融合を目指して開発された。
評価
編集行方バーガーを販売する「こいこい」では、週末には日本全国から客が訪れ、1日に150個を売り上げる人気商品になっている。
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脚注
編集参考資料
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 行方市観光協会/行方バーガー
- エリザベスブログ/行方バーガー - 行方市商工会公式ブログ
- 行方市観光物産館こいこい