四威儀(しいぎ)とは、仏教用語[1]で、ぎょう(行くこと)、じゅう(とどまること)、(すわること)、(横になること)の4つの行動をいう[2]。4つの行動は、行住坐臥ぎょうじゅうざがともいう[3]。行住坐臥は、すべての動作の基本であるところから、仏教では特に規律が定められている[3]。「菩薩善戒経」に説かれている[4]。また、行住坐臥がすべての動作の基本であることから、日常の立ち居ふるまい、平生、普段、という意味にも用いられる[3]

また、それらに関して、出家修行者の守るべき戒律として定められたものを指す[4]。さらに、これらの行動を戒律に従って正しく整え、具備することをも意味する(威儀即仏法)[2]

出典

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  1. ^ 精選版 日本国語大辞典『四威儀』 - コトバンク
  2. ^ a b 岩波仏教辞典 1989, p. 336.
  3. ^ a b c 精選版 日本国語大辞典『行住坐臥』 - コトバンク
  4. ^ a b ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『四威儀』 - コトバンク

参考文献

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  • 中村元他『岩波仏教辞典』岩波書店、1989年。ISBN 4-00-080072-8