虎尾駅
虎尾駅(こびえき)は台湾雲林県虎尾鎮の台湾糖業公司虎尾糖廠内にかつて存在した台湾糖業鉄道の駅。
虎尾駅 | |
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修復前の旧駅舎 | |
虎尾 フーウェイ Huwei | |
所在地 | 台湾雲林県虎尾鎮中山路10号 |
所属事業者 |
大日本製糖→ 台湾糖業股份有限公司 (台湾糖業鉄道) |
旧名 | 五間厝 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 単式 |
開業年月日 | 1910年1月31日 |
廃止年月日 | 1978年12月1日(旅客) |
乗入路線 | |
所属路線 | 北港線(廃線) |
キロ程 | 0.0 km(虎尾起点) |
(3.9 km) 大屯► | |
所属路線 | 雲虎線(別称斗南線廃線) |
キロ程 | 7.2 km(斗南駅起点) |
◄工場 (1.6 km) | |
所属路線 | 西螺線 |
キロ程 | 0.0 km(虎尾起点) |
廉使► | |
所属路線 | 崙背線 |
キロ程 | 0.0 km(虎尾起点) |
(1.2 km) 後壁寮► | |
備考 | 現在は雲林県遊客中心 |
虎尾駅構内図[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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虎尾駅 | |
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中華民国 文化資産 | |
登録名称 | 虎尾糖廠虎尾驛 |
旧称 | 五間厝驛 |
その他の呼称 | 虎尾車站 |
種類 | 駅 |
等級 | 歴史建築 |
文化資産登録 公告時期 | 2010年1月15日[2] |
建設年代 | 1907年(明治40年) |
材質 | 木造 |
虎尾駅 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 虎尾驛 |
簡体字: | 虎尾驿 |
拼音: | Hǔwěi yì |
通用拼音: | Hǔwěi yì |
注音符号: | ㄏㄨˇ ㄨㄟˇ ㄧˋ |
発音: | フーウェイ イー |
台湾語白話字: | Hóo-bué-ia̍h |
日本語漢音読み: | こびえき |
日本語慣用読み: | とらおえき |
英文: | Huwei Station |
沿革
編集- 1910年(明治43年)1月31日 - 大日本製糖斗南線の五間厝驛として開業、旅客駅となる[3]。
- 1911年(明治44年)
- 1920年(大正9年)10月1日 - 虎尾驛に改称[6]。
- 戦後の国民政府接収後は表記が虎尾車站となった。その後輸送量の増大で新駅舎に移転[7]。日本統治時代には駅一帯が最も繁栄したことから、開業初期は駅にバス事業者が接続のために乗り入れるなど虎尾地区の重要な交通拠点となった。
- 1954年10月10日 - 混雑解消のため0.4km北側、公安路との交差点付近にあった「貨物掛」付近に設置した新駅舎(通称「西駅」)に移転[8][9]。元の駅舎は保警中隊弁公室として使われ、1986年以降は台糖の虎尾原料区弁公室となった[9][10]。
- 1978年(民国67年)
- 2009年 - 旧駅舎修復が行われる[9]
- 2010年 - 旧駅舎が県指定の歴史建築に登録された[13]。登録名は台湾式の「車站」ではなく日本式の「驛」のままとなっている。現在は雲林県政府の遊客中心(トラベルセンター)として利用されている[14]。
2017年、現在はサトウキビ輸送のみを行っている虎尾糖廠と台湾高速鉄道雲林駅、第2期で台湾鉄路管理局斗南駅を連絡し、旅客輸送を再開する構想が蔡英文政権林全内閣が推進するインフラ投資計画「前瞻基礎建設計画」のリストに盛り込まれ、実現可能性調査の予算が中央政府から執行されることになった[15]。
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修復後の駅舎
駅周辺
編集- 虎尾糖廠
- 虎尾鉄橋
- 同心公園
- 雲林県虎尾鎮安慶国民小学
- 国立虎尾科技大学
隣の駅
編集- 台湾糖業鉄道
- 北港線(廃止)
- 虎尾駅 - (後壁寮駅) - 大屯駅
- 雲虎線(斗南線・廃止)・大林虎尾線(廃止)
- 工場駅 - 虎尾駅
- 西螺線・西螺南州線・崙背線・猫児干線(廃止)
- 虎尾駅 - (後壁寮駅) - 廉使駅
- 馬公厝線
- 虎尾駅 - 後壁寮駅
出典
編集- ^ 虎尾糖廠 台灣製糖工場百年文史地圖
- ^ 虎尾糖廠虎尾驛 文化部文化資産局
- ^ “件名:大日本製糖株式會社鐵道線路五間厝他里霧間運輸營業開始ノ件”. 台湾総督府報. 2017年8月31日閲覧。 中央研究院数位文化中心
- ^ “件名:大日本製糖株式會社鐵道北港線運輸營業開始ノ件”. 台湾総督府報. 2017年8月31日閲覧。 中央研究院数位文化中心
- ^ “件名:大日本製糖株式會社鐵道西螺線運輸營業開始ノ件”. 台湾総督府報. 2017年8月31日閲覧。 中央研究院数位文化中心
- ^ “台湾総督府告示第174号”. 台湾総督府報. 國史館臺灣文獻館. (1920-10-01). pp. 4-5 . "私設鐵道停車場名稱中左ノ通改稱セリ"
- ^ ISBN 957-469-503-4 楊彥騏 (2001年7月). 《台灣百年糖紀》. 貓頭鷹出版. pp. 110-112頁.
- ^ “虎尾糖廠貨物站”. 商工日報 (國立公共資訊圖書館 數位典藏服務網). (1954年10月10日)
- ^ a b c 虎尾糖廠虎尾驛 - ウェイバックマシン(2013年6月20日アーカイブ分) 雲林県政府文化処
- ^ 糖鐵虎尾總廠營業線05”. 看橋工房 (2008年9月1日). 2017年8月31日閲覧。 “
- ^ “第九章 運輸 虎尾糖廠”. 臺糖50年. 國家圖書館 臺灣記憶. (1996). p. 666
- ^ “案名:臺灣糖業公司鐵路案”. 臺灣省政府交通處 (1978年11月17日). 2022年2月2日閲覧。 “案由:貴公司虎尾總廠專用鐵路雲虎線斗南段虎尾站至工場站間及龍岩線虎尾站至繁殖場站間,因對地方交通已無續辦客運營業之價值,擬自六十七年十二月一日起停辦對外客運營業一案” 國家發展委員會檔案管理局 國家檔案資訊網
- ^ 雲林縣歷史建築虎尾糖廠虎尾驛”. 文化部文化資産局. 2013年5月13日閲覧。 “
- ^ 虎尾遊客中心,雲林縣文化旅遊網
- ^ サトウキビ列車が台湾新幹線に連絡 鉄道の魅力で地方に活力注入2017年6月14日,フォーカス台湾