虎井まさ衛
来歴
編集戸籍上は女性として生まれたが、幼い頃から「自分は男性である」との性自認を持っていた。小学校4年生の時、カルーセル麻紀が性別適合手術を受けたとのニュースを知り、自分もいつか必ず性別適合手術を受けようと決心し、手術費用の貯金を始めた。法政大学在学中は、三島由紀夫の研究を行う傍ら、手術を目指してアルバイトに明け暮れる毎日を送る。大学在学中に執筆した性同一性障害者を主人公にした小説は、『早稲田文学』に掲載された。大学卒業後、単身渡米し性同一性障害の診断を受け、以後、数回にわたって治療・手術のために渡米を繰り返した。
1990年代半ば、性同一性障害の当事者、研究者、支援者らを対象としたミニコミ誌『FTM日本』を創刊。
2000年頃より、戸籍の性別変更を求める運動の先頭に立ち、その結果、国会にて性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(性同一性障害者特例法)が成立。2004年に同法が施行されたのに伴い、戸籍の性別変更の申し立てを行い、法的にも男性として新たな人生のスタートを切った。
主な著作
編集出演
編集関連人物
編集- 上川あや(東京都世田谷区区議会議員、MTF)