藤谷美和子
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藤谷 美和子(ふじたに みわこ、1963年〈昭和38年〉3月10日 - )は、日本の女優、歌手。東京都北区出身。2006年より芸能活動休止。
ふじたに みわこ 藤谷 美和子 | |||||||||||||||
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生年月日 | 1963年3月10日(61歳) | ||||||||||||||
出生地 | 日本・東京都北区 | ||||||||||||||
職業 | 女優、歌手 | ||||||||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ | ||||||||||||||
活動期間 | 1975年 - 2006年 | ||||||||||||||
配偶者 | 岡村俊一(2005年 - ) | ||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||
テレビドラマ 『ゆうひが丘の総理大臣』 『あさひが丘の大統領』 『池中玄太80キロ』 『心はいつもラムネ色』 『ライスカレー』 『代紋TAKE2』シリーズ 『そのうち結婚する君へ』 映画 『誘拐報道』 『それから』 『海燕ジョーの奇跡』 『地平線』 『女殺油地獄』 『寝取られ宗介』 CD 「愛が生まれた日」 「スペアキー 〜愛されてもしょうがない〜」 | |||||||||||||||
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備考 | |||||||||||||||
第45回NHK紅白歌合戦出場 |
来歴・人物
編集1977年にカルビーポテトチップスのCMに出演、1978年に放送された『ゆうひが丘の総理大臣』で生徒役を演じる。以後、『あさひが丘の大統領』『池中玄太80キロ』などに出演し話題になる。1984年に出演した朝の連続テレビ小説『心はいつもラムネ色』は平均視聴率40.2%の大ヒットとなり、自身の代表作品ともなった。1994年には初の連続主演ドラマ『そのうち結婚する君へ』が放送された。以後は単発ドラマとバラエティー番組を中心に出演するようになった。
一方、1986年には映画の途中降板をしたり、その後も失踪騒動などを起こし、元祖プッツン女優として知られている。
1984年には『海燕ジョーの奇跡』『地平線』が上映され、日本アカデミー賞で優秀主演女優賞、1985年にはエランドール賞(新人賞)を獲得し、1992年上映の『女殺油地獄』と『寝盗られ宗介』で日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞、ブルーリボン賞で助演女優賞、キネマ旬報賞で助演女優賞、毎日映画コンクールで女優主演賞、報知映画賞で助演女優賞を獲得。
1994年に自身主演のドラマ『そのうち結婚する君へ』の挿入歌「愛が生まれた日」(大内義昭とのデュエット)でCDデビュー。累計で132.7万枚を売り上げるミリオンセラーを記録した。この曲で、第9回日本ゴールドディスク大賞のグランプリ・ニュー・アーティスト賞とベスト5ニュー・アーティスト賞、日本有線大賞で新人賞と最優秀新人賞、全日本有線放送大賞で新人賞と最優秀新人賞と大賞(グランプリ)を受賞し、嬉しさのあまり涙ながらに歌唱した。また、女優としての歌手セールスではこの当時1位を記録する。同年暮れに放送された第36回日本レコード大賞では優秀作品賞を獲得し、第45回NHK紅白歌合戦に初出場。
同年、シングル「スペアキー 〜愛されてもしょうがない〜」をリリース。自身が出演するテレビ朝日系木曜ドラマ『ママのベッドへいらっしゃい』の主題歌として採用され、こちらもヒット曲となった。
2002年から2003年頃に放送された「愛のエプロン」でワンタンスープを作った際、赤ピーマンを丸ごと入れる大胆な行動をした。
2003年6月26日に皇居坂下門に突如タクシーで乗り付け、警戒中の警察官に開門を要求、開けようとしない警察官に「紀宮さまは私の妹。お会いしてお手紙を渡したいのです」と詰め寄り、その後1時間あまりタクシー内に立て籠もるという騒動を起こしている[1]。この騒動の後、暫くの間表舞台から姿を消した。以後、警視庁の「テロ対策リスト」に監視対象者として挙げられ、皇室関連イベントの際には所在確認が行われている[2]。
2005年12月、演出家の岡村俊一と結婚。その後離婚を希望し、芸能界復帰の意思がなく、毎日ゴミ袋を両手に持って同じコースを歩き回っていると一部のスポーツ紙は報じた[3]。
2015年5月、「愛が生まれた日」のデュエット相手である大内義昭が死去した際には、夫の岡村俊一を通して「とても寂しい。私にとっても大切な思い出の歌です。心からご冥福をお祈りします」とのコメントを寄せている[4]。
2016年、今何してるのか気になる女性芸能人をVenusTapが男女500人にアンケート調査をしたところ、3位にランクインした[5]。
出演
編集テレビドラマ
編集- 事件ファイル110 甘ったれるな 第11話「女子高生・幼児誘拐の恐怖」(1976年、TBS)
- 気まぐれ天使(1977年、日本テレビ) - 歌子 役
- 怪人二十面相 (1977年のテレビドラマ)(1977年、フジテレビ) - ユカ 役
- かあさんの嘘(1977年、テレビ朝日)
- 青春ド真中!(1978年、日本テレビ) - 林美果 役
- ゆうひが丘の総理大臣(1978年 - 1979年、日本テレビ) - 藤村春子 役
- あさひが丘の大統領(1979年 - 1980年、日本テレビ) - 長尾あき子 役
- 俺はあばれはっちゃく 第6話(1979年、テレビ朝日)
- 池中玄太80キロ(1980年 - 1981年、日本テレビ) - 秋田チエ 役
- 月曜スター劇場(日本テレビ)
- 俺はおまわり君(1981年、日本テレビ) - 照子 役
- ドラマ人間模様(NHK総合)
- 海辺のマリア(1981年)- 小川道子 役
- 妹(1986年) - 荒城小夜子 役
- 東芝日曜劇場(TBS)
- ホームスイートホーム(1982年、日本テレビ) - 恵美 役
- 月曜ワイド劇場(テレビ朝日)
- 悪女の手記(1982年)
- 婚約 北の国から来た花嫁(1983年) - ケイコ 役
- かぐわしき日々の歌(1983年、NHK総合 銀河テレビ小説) - 間宮牧子役
- 契約母子 9年間の夫の浮気(1984年)
- 功、大好き(1983年、TBS)
- ザ・サスペンス(TBS)
- スクープを追う女(1983年)
- 虞美人草 まぼろしの愛に果てた紫の女!(1984年)
- 私を深く埋めて(1984年7月14日) - 桜木陽子 役
- 松本清張の蒼い描点(1983年、木曜ファミリーワイド) - 白井典子 役
- その朝おまえは何を見たか(1983年、火曜サスペンス劇場) - 結城淳子 役
- 青い目をしたお人形は(1983年、TBS)
- 土曜ワイド劇場(テレビ朝日)
- 心はいつもラムネ色(1984年 - 1985年、NHK総合 連続テレビ小説)- 中山(赤津)賀津 役
- 日生ファミリースペシャル 「のぶ子マイウェイ」(1985年、フジテレビ)
- 払い戻した恋人(1985年、木曜ドラマストリート フジテレビ)
- ライスカレー(1986年、フジテレビ) - 川床利子 役
- 世にも奇妙な物語 『ミッドナイト・コール』(1990年、フジテレビ)
- 先生のお気に入り(1991年、TBS)- 菊島弥生 役
- 怪談 KWAIDAN(1992年、フジテレビ) -雪女 役
- 天国に一番近い病院(1993年、フジテレビ)- 理事長の娘 役
- 美徳のよろめき(1993年、テレビ東京) - 倉越節子 役
- 死刑台のエレベーター(1993年、フジテレビ)- 宮本里枝 役
- サスペンス・魔「鏡の中の顔」(1993年、関西テレビ) - 野間あすか 役(※特別出演)
- 代紋TAKE2シリーズ(1993年 - 1997年、日本テレビ、スペシャルドラマ) - 島村カオリ 役
- 代紋 TAKE2〔1〕 (1993年3月4日放送)
- 代紋 TAKE2〔2〕~孤狼の章~ (1994年2月6日放送)
- 代紋 TAKE2〔3〕~獄中の狼たち~ (1994年11月20日放送)
- 代紋 TAKE2〔4〕~襲名! 白浜組八代目~ (1995年6月25日放送)
- 代紋 TAKE2〔5〕~丈二、木更津に死す! ~ (1996年1月28日放送)
- 代紋 TAKE2〔6〕~勃発! 白浜組VS明石組~ (1996年12月8日放送)
- 代紋 TAKE2〔7〕~激突! 木更津戦争~ (1997年2月9日放送)
- そのうち結婚する君へ(1994年、日本テレビ)- 主演 古沢佳子 役
- ママのベッドへいらっしゃい(1994年、テレビ朝日) - 今井今日子 役
- 3番テーブルの客 (1997年1月13日、フジテレビ) 第12回
- ギフト(1997年、フジテレビ) 第9話ゲスト - 愛川リツ子 役
- 課長島耕作(1998年、フジテレビ) - 立花慶子 役
- 七曲署捜査一係(1999年、日本テレビ)-園田恵美 役
- 少年タイヤ「熱海殺人事件」(2001年、フジテレビ) - 水野朋子 山口アイ子 二役
- やんパパ(2002年、TBS)- 風見唯 水島美菜子 二役
- 乱歩R(2004年、よみうりテレビ)- 澤村鈴子 役
映画
編集- ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中 (1980年)- 佐藤真由美 役
- 誘拐報道(1982年)- 津島友子 役
- 海燕ジョーの奇跡(1984年)- 陽子 役
- 地平線(1984年)- 藤木秀代(20代〜30代)役
- それから(1985年)- 平岡三千代 役
- 道(1986年)- 小宮和江 役
- この愛の物語(1987年)伊豆沼時子 役
- 竜馬を斬った男 - 八重 役(1987年)
- 悲しい色やねん(1988年)- 堂上マコ 役
- 疵(1988年)- 兵藤美佐子 役
- ラッフルズホテル(1989年)
- 226(1989年) - 坂井孝子役
- 夢の涯てまでも Until the End of the World (1992年)
- 女殺油地獄(1992年)- 小倉屋小菊 役
- 寝盗られ宗介(1992年)
- スーパースキャンダル(1996年) - 会田昌代(女優) 役
バラエティ
編集- びっくり日本新記録(よみうりテレビ) - アシスタント、司会は小林亜星
- とんねるずのみなさんのおかげです(フジテレビ)90年代前半に不定期出演
- 少年頭脳カトリ (フジテレビ)
- サルヂエ (日本テレビ)
NHK紅白歌合戦出場歴
編集年度/放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 | 備考 |
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1994年(平成6年)/第45回 | 初 | 愛が生まれた日 | 13/25 | 郷ひろみ | 大内義昭とのデュオ |
ディスコグラフィ
編集シングル
編集発売日 | 規格 | 規格品番 | No. | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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日本コロムビア | |||||||
1994年2月21日 | 8cmCD | CODA-384 | 1 | 愛が生まれた日[注釈 1][注釈 2] | 秋元康 | 羽場仁志 | 萩田光雄 |
2 | わずかの涙 | 後藤次利 | 後藤次利
コーラスアレンジ:高尾直樹 | ||||
3 | 愛が生まれた日(カラオケ) | - | 羽場仁志 | 萩田光雄 | |||
1994年7月6日 | 8cmCD | CODA-451 | 1 | ドライフラワー | 秋元康 | 後藤次利 | 田原音彦
コーラスアレンジ:高尾直樹 |
2 | あなたに騙されたい | ||||||
3 | ドライフラワー(カラオケ) | - | |||||
1994年11月14日 | 8cmCD | CODA-518 | 1 | スペアキー 〜愛されてもしょうがない〜[注釈 3] | 秋元康 | 後藤次利 | |
2 | 海のすぐそばで…… | ||||||
3 | スペアキー ~愛されてもしょうがない~(カラオケ) | - | |||||
1995年4月1日 | 8cmCD | CODA-620 | 1 | 私たちになりたくて[注釈 4] | 秋元康 | 井上望 | 岩崎文紀 |
2 | 私たちになりたくて(カラオケ) | - | |||||
1995年9月30日 | 8cmCD | CODA-733 | 1 | I LOVE YOU EVERYDAY & まな板に乗った恋[注釈 5] | 藤谷美和子 | Kim Bullard | |
2 | TVスター | 藤谷美和子
Kim Bullard | |||||
3 | I LOVE YOU EVERYDAY & まな板に乗った恋(カラオケ) | - | |||||
Sony Music | |||||||
2001年10月24日 | CD | MHCL-47 | 1 | シャダバ ダバダ[注釈 6] | 秋元康 | 小原信哉 | |
2 | おまえにビリビリ[注釈 6] | ||||||
3 | シャダバ ダバダ(カラオケ) | - | |||||
4 | シャダバ ダバダ(女性ボーカル入りカラオケ) | - | |||||
5 | おまえにビリビリ(カラオケ) | - |
アルバム
編集発売日 | 規格 | 規格品番 | アルバム |
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日本コロムビア | |||
1994年5月21日 | CD | COCA-11705 | SINGER
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2010年4月19日 | CD-R | CORR-10647 | |
1995年4月1日 | CD | COCA-12418 | BELIEVERS
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2010年4月19日 | CD-R | CORR-10648 | |
1996年8月31日 | CD | COCA-13617 | シングル・コレクション
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2007年8月22日 | CD | COCP-34464 | エッセンシャル・ベスト
※5社共同企画、廉価ベスト盤シリーズの1枚。
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受賞歴
編集- 第8回日本アカデミー賞 海燕ジョーの奇跡・地平線(優秀主演女優賞)-(1985年)
- 第29回エランドール賞(新人賞)-(1985年)
- 第35回ブルーリボン賞 寝盗られ宗介・女殺油地獄(助演女優賞)-(1992年)
- 第66回キネマ旬報賞 寝盗られ宗介・女殺油地獄(助演女優賞)-(1992年)
- 第47回毎日映画コンクール 寝盗られ宗介・女殺油地獄(女優主演賞)-(1992年)
- 第17回報知映画賞 寝盗られ宗介・女殺油地獄(助演女優賞)-(1992年)
- 第16回日本アカデミー賞 寝盗られ宗介・女殺油地獄(最優秀助演女優賞・優秀助演女優賞)-(1993年)
- 第27回日本有線大賞 愛が生まれた日(新人賞・最優秀新人賞)-(1994年)
- 第27回全日本有線放送大賞 愛が生まれた日(新人賞・最優秀新人賞・グランプリ大賞)-(1994年)
- 第36回日本レコード大賞 愛が生まれた日(優秀作品賞)-(1994年)
- 第9回日本ゴールドディスク大賞(ベスト5ニュー・アーティスト賞・グランプリ・ニュー・アーティスト賞)-(1995年)
テレビ・コマーシャル
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 大内義昭とのデュエット。
- ^ 日本テレビ系ドラマ『そのうち結婚する君へ』挿入歌。
- ^ テレビ朝日系ドラマ『ママのベッドへいらっしゃい』主題歌。
- ^ テレビ朝日系列アニメ「美少女戦士セーラームーンSuperS」エンディングテーマ。
- ^ ピザーラお届けCMソング、ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!! エンディングテーマ。
- ^ a b 筧利夫とデュエット。
出典
編集- ^ “藤谷美和子 坂下門で“プッツン癖””. スポーツニッポン. (2003年7月16日). オリジナルの2003年8月11日時点におけるアーカイブ。 2014年10月5日閲覧。
- ^ 即位の礼 警視庁の「テロ対策リスト」にある“芸能人”の名 社会 週刊新潮 2019年10月24日号掲載
- ^ “元祖プッツン女優”藤谷美和子の徘徊騒動にマスコミが深入りできない裏事情(日刊サイゾー、2012年4月12日)
- ^ 大内義昭さんが死去 デュエットした藤谷美和子「とても寂しい」(サンスポ、2015年5月25日)
- ^ 今何してるのか気になる女性芸能人ランキング 1位は中森明菜(livedoorNEWS、2016年9月18日)
関連項目
編集- 年代別プロマイド(ブロマイド)売上ベスト10 - 1980年 - 1981年。特に、1980年は女性2位。