藤田健児
藤田 健児(ふじた けんじ、1994年1月19日 - )は、日本のプロボクサー。岡山県倉敷市出身。帝拳ボクシングジム所属。現WBOアジアパシフィックフェザー級王者。トレーナーは元世界2階級制覇王者の粟生隆寛[1]。
基本情報 | |
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本名 | 藤田 健児 |
階級 | フェザー級 |
身長 | 168cm |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1994年1月19日(30歳) |
出身地 | 岡山県倉敷市 |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 7 |
勝ち | 7 |
KO勝ち | 3 |
人物
編集全員が極真空手を経験する3男2女の末っ子。上から元OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級暫定王者の藤田和典、極真空手世界3位の藤田典子、総合格闘家の藤田翔子、同じく総合格闘家の藤田大和、そして健児である。
来歴
編集物心がつく以前から父の道場で極真空手とボクシングを始め、中学時代までにキックボクシング、総合格闘技も経験[2]。倉敷高校進学後からボクシングに専念し、インターハイ3連覇、兄・大和との兄弟同時インターハイ制覇を達成し、2年次には全日本選手権も制覇[3]。
その後拓殖大学、自衛隊体育学校に進み、アジア選手権バンタム級銅メダル、世界選手権出場、台北市カップ2度優勝でアマチュア通算10冠を持つ[4]。
しかし、オリンピックには縁がなく、2016年リオデジャネイロオリンピックは微妙な判定で敗れ代表を逃し、2020年東京オリンピック代表選考会となった2019年全日本選手権フェザー級決勝で堤駿斗に敗れる[4]。
東京オリンピックの夢を絶たれた後、プロ転向を決意し、2020年9月にB級プロテスト合格[3]。
2021年3月25日、後楽園ホールにて木村元祐(加古川)戦でプロデビューを果たし、6回TKOで勝利[1]。
2023年10月12日、有明アリーナで開催された「FEDELTA presents TREASURE BOXING PROMOTION 4」にて2020年2月22日にOPBF東洋太平洋フェザー級8位のジョー・サンティシマとフェザー級8回戦で対戦し、8回3-0(79-72×2、78-73)の判定で勝利を収めた[5]。
2024年1月20日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックフェザー級2位のジョセフ・アンボとWBOアジアパシフィックフェザー級王座決定戦を行い、4回中に藤田のパンチがローブローとなりアンボが暫く動けなくなるアクシデントに見舞われながらも12回3-0(118-109、120-107×2)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[6]。
2024年6月1日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックフェザー級3位の3位ロデックス・ピアラと対戦し、8ラウンドに左手首を骨折するも、12回3-0(114-113、115-112、116-111)の判定勝ちを収め王座防衛に成功した[7]。
戦績
編集- アマチュアボクシング:153勝 21敗[3]
- プロボクシング:7戦 7勝 3KO
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2021年6月26日 | ☆ | 6R 2:38 | TKO | 木村元祐(JM加古川) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2022年7月2日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ジャスティン・テソロ | フィリピン | |
3 | 2022年10月1日 | ☆ | 4R 2:59 | KO | ウィー・カンポス | フィリピン | |
4 | 2023年6月3日 | ☆ | 2R 0:54 | TKO | ダニエル・ニコラス | フィリピン | |
5 | 2023年10月12日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | ジョー・サンティシマ | フィリピン | |
6 | 2024年1月20日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ジョセフ・アンボ | フィリピン | WBOアジアパシフィックフェザー級王座決定戦 |
7 | 2024年6月1日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ロデックス・ピアラ | フィリピン | WBOアジアパシフィック防衛1 |
テンプレート |
タイトル
編集- WBOアジアパシフィックフェザー級王座(防衛1)
脚注
編集- ^ a b “アマ10冠藤田健児TKOデビュー格闘一家の最終兵器”. nikkansports.com. (2021年3月25日) 2021年4月4日閲覧。
- ^ “【ボクシング】アマ全日本王者、藤田健児のプロデビュー戦は3月”. BBM Sports. (2021年2月3日) 2021年4月4日閲覧。
- ^ a b c “アマ出身の大物 藤田健児が3.25プロデビュー戦決定”. Boxing News. (2021年2月4日) 2021年4月4日閲覧。
- ^ a b “コロナ禍で東京五輪断念…プロ転向を決めたアマエリートボクサーたち 「年齢的に焦りも」「五輪なければもっと早く」”. 中日スポーツ. (2020年9月8日) 2021年4月4日閲覧。
- ^ 東洋太平洋バンタム級王者 栗原慶太まさかの60秒TKO負け「気をつけていた右をしょっぱなに…」 Boxing News(ボクシングニュース)2023年10月12日
- ^ 藤田健児がWBO-APフェザー級王座獲得 アマ10冠の逸材 プロ6戦目で一つ目のタイトル Boxing News(ボクシングニュース)2024年1月20日
- ^ 藤田健児がWBO-APフェザー級王座V1 左手首骨折で消化不良の判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2024年6月1日
関連項目
編集外部リンク
編集- 帝拳ボクシングジム
- 藤田健児 (@kenjixfujita) - X(旧Twitter)
- 藤田健児 (@_fujitakenji_) - Instagram
- 試合動画(アマチュアボクシング)
- 藤田健児の戦績 - BoxRec
空位 前タイトル保持者 松本圭佑 |
WBOアジア太平洋フェザー級王者 2024年1月20日 - 現在 |
次王者 N/A |