薗田 香勲(そのだ こうくん、1905年明治38年〉3月25日 - 1969年昭和44年〉4月9日)は、日本ドイツ文学者仏教学者浄土真宗本願寺派の僧。大阪府立大学教授。ゲーテ親鸞を研究した。

薗田 香勲
人物情報
生誕 (1905-03-25) 1905年3月25日
日本の旗 日本和歌山県和歌山市
死没 1969年4月9日(1969-04-09)(64歳没)
出身校 京都帝国大学
学問
研究分野 ドイツ文学
研究機関 龍谷大学大阪市立大学大阪府立大学
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経歴

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1905年、和歌山県和歌山市浄土真宗本願寺派の妙慶寺に生まれた[1][2]。1916年に得度京都帝国大学文学部独文科で学び、1927年に卒業。

卒業後は、同1927年より龍谷大学講師[3]。1931年、大阪商科大学(現:大阪市立大学)教授となった。1951年からは浪速大学教授、校名変更で大阪府立大学教授。

宗門においては、1926年より妙慶寺住職(1969年まで)。1947年から1951年まで、浄土真宗本願寺派和歌山教区長兼鷺森別院輪番をつとめた。

家族

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著作

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著書
  • ニイチエと仏教』顕真学苑 1932
  • 『ゲーテ的人間』弘文堂(教育文庫) 1941
  • 『ゲーテと東洋精神』増進堂(黎明選書) 1944
  • 『ゲーテ断想』堀書店(教養叢書) 1947
  • 『東洋的詩人としてのゲーテ』(増進堂全書) 1948
  • 『聞法の生活』百華苑(百花文集) 1954
  • 『東洋の叡智 仏教の否定と肯定』百華苑 1959
  • 無量寿経諸異本の研究』永田文昌堂 1960
  • 『有と無 東と西の出会い』理想社 1965
  • 『真宗へのすすめ』(現代真宗名講話全集) 教育新潮社 1966
  • 『仏教の日本的受容 日本的宗教心と仏教』百華苑 1969
  • 『ドイツ文学における東方憧憬』創文社 1975
  • 『酔蟹夜話 ある住職の焼跡日記』法藏館 2001
共編著
翻訳
  • 『シッダルタ 印度の詩』ヘツセ著、顕真学苑出版部 1930
論文

参考文献

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  • 日本人名大辞典
  1. ^ 妙慶寺
  2. ^ 近代文献人名辞典(薗田香勲)
  3. ^ 著者経歴(法蔵館)
  4. ^ 『哲學硏究』の周辺」への追補