蔵王ロープウェイ(ざおうロープウェイ)は、山形県山形市蔵王温泉の蔵王山麓駅と蔵王地蔵山頂駅を結ぶ索道、およびそれを運営する鉄道会社の名称(蔵王ロープウェイ株式会社)である。蔵王山麓駅~樹氷高原駅間は「山麓線」、樹氷高原駅~蔵王地蔵山頂駅間は「山頂線」となっている。両線とも冬季はスキー客、樹氷観光客、夏季は観光・登山客を対象としている。

蔵王ロープウエイ株式会社
Zao Ropewayedical
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種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
990-2301
山形県山形市蔵王温泉229番地
設立 1961年(昭和36年)8月
業種 陸運業
法人番号 9390001000654 ウィキデータを編集
事業内容 索道(ロープウェイ)事業、ホテル事業
代表者 大木剛裕(代表取締役社長)
資本金 3億円
決算期 3月31日
主要株主 東武鉄道株式会社 48.9%
(2021年3月31日現在)[1]
外部リンク http://www.zaoropeway.co.jp/
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なお、蔵王温泉には別路線である「蔵王中央ロープウェイ」も存在するため「ロープウェイ」とだけで呼称すると混同するおそれがある。

山麓線

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新緑の山麓線

蔵王山麓駅(標高855m)と樹氷高原駅(標高1,331m)を結ぶ索道[2]

  • 運行方式 - 複線交走式ロープウェイ
  • 設計、製作 - 安全索道

山頂線

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樹氷高原駅(標高1,331m)と地蔵山頂駅(標高1,661m)を結ぶ索道[2]。山頂線の所要時間は約10分である[3]。2003年12月に箱根ロープウェイで運用される「フニテル」が日本のスキー場で初めて架設、輸送量が大幅に増え、山頂までの所要時間が短縮された。なお、2003年12月以前の運行方式は、山麓線と同じ複線交走式ロープウェイである。

  • 運行方式 - 複式単線自動循環式(DLM)フニテル(2003年12月~)
  • 設計、製作 - 日本ケーブル

駅一覧

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蔵王地蔵山頂駅
 
ロープウェー駅内部
  • 蔵王山麓駅
    標高855m[2]。蔵王温泉スキー場の「横倉ゲレンデ」に位置する。駅構内は長い階段で覆われている。
    駅周辺には、蔵王温泉・蔵王ユートピアスキースクール本部がある。
    蔵王山麓駅には斎藤茂吉の歌碑(湯の歌碑の一つ)がある[4]
  • 樹氷高原駅 - 山麓線・山頂線乗り換え駅
    標高1,331m[2]。蔵王温泉スキー場の「百万人ゲレンデ・ユートピアゲレンデ」の中間に位置する。2003年12月、山頂線のリニューアルに伴い山頂線の駅を改築。簡素な駅舎になる。山麓線の樹氷高原駅は樹氷資料館が併設されている。なお、地蔵山頂駅へ向かう蔵王ロープウェイ山頂線とは別に樹氷高原駅から観松平に向かうリフト(ユートピア夏山リフト)がある[2][3]
  • 蔵王地蔵山頂駅
    地蔵山頂駅は標高1,661mにある蔵王ロープウェイの終点で、三宝荒神山(標高1,703m)の手前に位置している[2]。蔵王温泉スキー場としては、「樹氷原コース」(ザンゲ坂)の起点となっている。冬季はスキーだけでなく、樹氷の観光客の利用も多い。駅舎には食堂があり、屋上は展望台となっている。しかし、山頂駅付近は冬季は天候が悪くなりやすく、きれいに樹氷を撮影できるのはまれである。
    地蔵山頂駅にも斎藤茂吉の歌碑(山の歌碑の一つ)がある[4]。また地蔵山頂駅には開運の鐘がある[2]

脚注

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  1. ^ 第201期 有価証券報告書” (PDF). 東武鉄道株式会社 (2021年6月23日). 2020年11月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 蔵王文学のみち茂吉歌碑めぐり、山形市観光協会、2021年10月5日閲覧
  3. ^ a b 蔵王文学のみち茂吉歌碑めぐり「山の歌碑ご案内」、山形市観光協会、2021年10月5日閲覧
  4. ^ a b 茂吉の豊かな感性で蔵王をみる「蔵王文学のみち珠玉の歌碑」、山形市観光協会、2021年10月5日閲覧

外部リンク

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