蒸気圧縮冷凍機
蒸気圧縮冷凍機(じょうきあっしゅくれいとうき、英: vapor-compression refrigerator)は気体の冷媒を圧縮機で圧縮し凝縮器で冷却して圧力が高い液体をつくり、膨張弁で圧力を下げ蒸発器で低温で気化させ気化熱で熱を奪い取るものである。
圧縮機の駆動には、電気式の場合電動機が使用される。業務用ではガスエンジン・ガスタービンエンジン・蒸気タービン利用のものがある。
特徴
編集吸収式冷凍機と比較して次の特徴がある。
- 利点
- 欠点
種類
編集- 直接膨張式 : 利用する場所で冷媒を膨張させ熱を奪うもの。
- 冷水機(チラー) : 冷水を製造しそれを熱利用場所へ運んで利用するもの。
- ブラインチラー : 不凍液を使用して0℃以下の冷熱を移送して利用するもの。
用途
編集主な冷凍サイクル
編集- 単段蒸気圧縮冷凍サイクル : エア・コンディショナー、冷蔵庫
- 多段蒸気圧縮冷凍サイクル : 極低温用冷凍機
- 多元冷凍サイクル : 天然ガス液化、ドライアイス・液体空気製造