菅野 嘉則(すがの よしのり)は、日本ディレクタープロデューサー実業家株式会社幻生社代表取締役白鷗大学経営学部教授。

すがの よしのり
菅野 嘉則
本名 菅野 嘉則(すがの よしのり)
出生地 日本の旗 静岡県清水市
職業 ディレクタープロデューサー
ジャンル インターネット映画テレビ
主な作品

映画
平成狸合戦ぽんぽこ』(CG制作
耳をすませば』(デジタル合成制作
もののけ姫』(CG制作)
The AURORA 海のオーロラ』(監督


テレビ
リリパット王国』(演出プロデュース
お伽草子』(プロデューサー
攻殻機動隊2ndGIG』(プロデューサー
みいつけた!』(CG制作
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概要

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静岡県清水市(現・静岡市清水区)生まれ。静岡県立清水東高等学校理数科、早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業後、日本テレビ放送網入社。番組ディレクターを経て、編成部とCG部を兼務しコンピュータグラフィックス(CG)アニメーションの企画・演出・プロデュースを行う。1995年からスタジオジブリで、CG室長を務めた。2009年より白鷗大学で教鞭をとっている。

来歴

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1992年に国内初となるフルCG番組『ネオハイパーキッズ』を制作して以来、日本のCG業界でリーダーシップを発揮したひとり[1]

映画『平成狸合戦ぽんぽこ』から宮崎駿高畑勲が主宰するスタジオジブリに参加(日本テレビから出向)し、『もののけ姫』ではCGディレクターとして、手描きアニメーションの世界にデジタル表現を導入した[2]

1998年に日本テレビに復職後、CGアニメーションの量産に努め、子供向けのアニメシリーズ『リリパット王国(主演:モーニング娘。)』や長編アニメ『海のオーロラ』を制作するなど、CGアニメの企画開発に取り組んだ[3]

同時期に米国では手描きアニメ産業が衰退しCGアニメが主流になりつつあったが、日本のテレビ局はCGアニメへの投資に消極的で、CG部門は天気などのデータ表示に特化したため、2005年にCGアニメーションの企画・制作を行う幻生社を設立。菅野の独立に伴い、社内でキャラクターアニメーション制作に携わっていたスタッフの多くも日本テレビを離れた。

日本テレビ入社時の配属は社会情報局特別制作室で、担当番組は『追跡』だった。

早朝の情報番組『ジパングあさ6』で占いコーナーを担当。それ以降、各局の情報番組で朝の占いコーナーが定番になった。ニュース番組『NEWS ZERO』内で初めての法廷の再現CGを企画・制作し、各局の報道番組がそれを真似て法廷内をCGで描くようになった。

パネルディスカッション等で、「CGがドラマやアニメにとってイノベーションだった時期は去った」と話しており、幻生社設立後は企画内容に変化が見られる。

作品

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論文

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  • 民放技術報告会「モーションキャプチャー」1992年
  • 民放技術報告会「分散レンダリング」1993年
  • バーチャルリアリティ学会「アニメの幻想する原始自然」1998年
  • 画像電子学会「TVと映画のためのCG」1998年
  • 米国コンピューターグラフィックス学会(SIGGRAPH)「Manga and Non-PhotoRealistic Rendering」1999年
  • 日本機械学会「アニメ制作におけるメディア技術」1999年
  • 映像メディア学会「The Art and Technology of "The Aurora”」2000年[4]

訳書

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  • 「アニメーション教科書~アニメーターのための演技術~」ボーンデジタル、2006年 

関連項目・人物

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脚注

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  1. ^ 日経CG, Ed Hooks『アニメーション教科書』訳者紹介
  2. ^ COMICBOX, GraphicsWorld
  3. ^ 映像新聞
  4. ^ 白鷗大学教員紹介より

外部リンク

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