菅野光亮
1939-1983, 作曲家、ジャズピアニスト。
菅野 光亮(かんの みつあき、1939年7月10日 - 1983年8月15日)は日本の作曲家、ジャズピアニスト。宮城県仙台市出身[1]。
来歴・人物
編集国立音楽大学付属高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部作曲科に入学し、長谷川良夫に師事。大学在学中の1966年に、第35回日本音楽コンクール作曲部門第2部(室内楽曲)に応募した「弦楽四重奏曲第3番作品24」が3位入賞を果たす。大学卒業後は主にジャズピアニストとして活躍。
男声カルテット「ロイヤルナイツ」の第1回ソ連公演(1966年12月 - 1967年1月)[2]、東欧公演~第3回ソ連公演(1968年5月下旬 - 9月)[3]には、菅野光亮クインテットのピアニストとして同行。
1974年に公開された松竹映画「砂の器」では、ラフマニノフばりの美しいテーマ曲「ピアノと管弦楽のための組曲 宿命」を作曲・ピアノ演奏し、第29回毎日映画コンクール音楽賞、モスクワ映画祭ソビエト作曲家同盟賞を受賞した。
主な作品
編集純音楽
編集- 弦楽四重奏曲第3番(1966年)
- ヴィオラとピアノのためのソナタ(1977年)
- 弦楽四重奏曲第6番(1978年)
- セロとピアノの為の三章(1979年)
- ヴィオラとセロの為の四章「海との約束」(1980年)
- ヴァイオリンとピアノの為のソナタ(1982年)
映画音楽
編集- 砂の器(1974年、松竹) ※音楽監督は芥川也寸志
- 昭和枯れすすき
- 雲霧仁左衛門(1978年、松竹、俳優座)
- 恋の空中ぶらんこ
- 沈黙の夏
- 真夜中の招待状
- 魔界転生(1981年、東映)
- 鬼龍院花子の生涯(1982年、東映)
- 愛の天使マザーテレサ
- 素人助役奮闘記
- 天城越え(1983年、松竹・霧プロダクション)
- 密約 外務省機密漏洩事件
テレビドラマ
編集- 渥美清の田舎刑事(テレビ朝日、テレパック)
- 「時間よ、とまれ」(1977)
- 「旅路の果て」(1978)
- 「まぼろしの特攻隊」(1979)
- 白い地平線(1975年、TBS)
- 白い秘密(1976年、TBS)
- 白い波紋(1977年、TBS)
- 大空港(1978年~1980年、フジテレビ・松竹)
- 執念 愛の天使マザーテレサ
- 加山雄三のブラック・ジャック(1981年、テレビ朝日)
- 佐武と市捕物控(1981年~1982年、フジテレビ)
- 松本清張の山峡の章(1981年、テレビ朝日)
- 映画スター殺人事件(1981年、テレビ朝日)
- ヒット曲は殺しのテーマ 忘れない女(1982年、テレビ朝日)
- 松本清張の風の息(1982年、テレビ朝日)
- 横溝正史の鬼火 仮面の男と湖底の女(1983年、テレビ朝日)
- 横溝正史の真珠郎 金田一耕助を愛した女(1983年、テレビ朝日)
- 誘惑されたい女(1983年、テレビ朝日)
- ひき逃げ(1983年、テレビ朝日)
- 松本清張の寒流(1983年、テレビ朝日)
- 松本清張の証言(1984年、テレビ朝日)
- 女相続人のさけび(1984年、テレビ朝日)
- 鬼龍院花子の生涯(1984年、TBS)
- 熱中時代スペシャル 水谷教授の華麗な冒険
- 十津川警部シリーズ