菅沢重雄
菅沢 重雄(菅澤、すがさわ しげお、1870年5月20日(明治3年4月20日)[1] - 1956年(昭和31年)1月7日[2][3])は、明治時代後期から昭和時代の政治家。実業家。銀行家。衆議院議員。貴族院多額納税者議員。千葉県香取郡久賀村長。
経歴
編集千葉県香取郡、のちの久賀村(現多古町)出身[4]。菅原惣兵衛の長男として生まれ、1893年(明治26年)家督を相続する[4]。農業を営む[4]。
1896年(明治29年)以降、千葉県会議員、香取郡会議員、千葉県山林会、大日本山林会各評議員、久賀村長、郡所得税調査委員、郡宅地価修正委員長のほか、東京成徳高等女学校、東京商業女学校各校長、多古銀行[注 1]、佐原興業銀行[注 2]各頭取、日本畜産商事、渋谷急行電鉄、松戸畜産各社長を歴任した[2][5]。ほか、佐原興業銀行、総武銀行[注 3]、栗山電灯各取締役を務めた[4]。
1904年(明治37年)3月の第9回衆議院議員総選挙では千葉県郡部から出馬し当選[5]。衆議院議員を1期務めた[6]。
1926年(大正15年)5月には千葉県多額納税者として補欠選挙で貴族院議員に互選され、同年5月8日に就任し[7]1932年(昭和7年)9月28日まで務めた[2]。その後、1939年(昭和14年)9月、貴族院議員に再選し、同年9月29日に就任し[8]、1947年(昭和22年)5月2日の貴族院廃止まで務めた[2]。1953年(昭和28年)、藍綬褒章を受章[1]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 『褒章受有者名鑑』褒章受有者名鑑刊行会、1957年、p.303。
- ^ a b c d 衆議院、参議院 1960, 197頁.
- ^ 衆議院、参議院 1962, 250頁.
- ^ a b c d 人事興信所 1928, ス18頁.
- ^ a b 衆議院、参議院 1962, 250-251頁.
- ^ 衆議院、参議院 1962, 251頁.
- ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、36頁。
- ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、49頁。
参考文献
編集- 人事興信所 編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年 。
- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年 。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、1962年 。