范逸(はんいつ、生年不詳 - 336年)は、チャンパ王国林邑国中国語版)第1王朝最後の国王(在位:284年頃 - 336年)。『抱朴子』では范軼ベトナム語Phạm Dật / 范軼)と記される。

范逸
中国語
中国語 ファン・イー
繁体字 范逸
簡体字 范逸
発音記号
標準中国語
漢語拼音Fan Yi
ベトナム語
ベトナム語ファム・ダット
クオック・グーPhạm Dật
チュノム范逸

生涯

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范熊の子[1]。父王の死後、王位を継承した。285年1月3日に朝貢の使節を送った。揚州出身の商人であった范文を重用し[2]、将兵を指揮する権限を与えた。范文の勧めと助言[2]を受けて、中華式の城市ベトナム語版や宮殿楼閣を築き、兵車や器械を建造した。336年に死去[2]。跡継ぎがなかったため、王位は范文が継承した[2]

出典

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  1. ^ Sharma, p. 107
  2. ^ a b c d Cœdès, pp. 44–45

参考資料

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  • George Cœdès (May 1, 1968). The Indianized States of South-East Asia. University of Hawaii Press. ISBN 978-0824803681 
  • Geetesh Sharma (2010). Traces of Indian Culture in Vietnam. Rajkamal Prakashan. ISBN 978-8190540148 
  • 晋書』巻三 帝紀第三 武帝
  • 『晋書』巻九十七 列伝第六十七 林邑
  • 南斉書』巻五十八 列伝第三十九 林邑国
  • 梁書』巻五十四 列伝第四十八 林邑国
  • 隋書』巻二 列伝第四十七 南蛮
  • 南史』巻七十八 列伝第六十八 林邑国
  • 大南正編列伝初集』巻三十三 外国列伝三 占城
  • 水経注』巻三十六 鬱水
  • 抱朴子』巻十二 弁問
  • 文献通考』巻三百三十一 四裔考八
先代
范熊
チャンパ王
第1王朝:
284年頃 - 336年
次代
范文