若草稲荷神社
若草稲荷神社(わかくさいなりじんじゃ)は、宮城県登米市にある神社。
若草稲荷神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 宮城県登米市東和町米川字西綱木3 |
位置 | 北緯38度46分25.8秒 東経141度19分56.4秒 / 北緯38.773833度 東経141.332333度座標: 北緯38度46分25.8秒 東経141度19分56.4秒 / 北緯38.773833度 東経141.332333度 |
主祭神 |
宇迦之御魂神 迦具土神 日本武尊 大日霊貴尊 |
社格等 | 米川八幡神社末社 |
創建 | 天延3年(975年) |
例祭 | 9月第3日曜日 |
地図 |
沿革
編集康平5年(1062年)、源頼義・源義家により現在の若草稲荷神社の西側に鎮座する八幡宮(現、米川八幡神社)の末社として天倉山に遷座され、寛政10年(1798年)に若草大明神が再建され、文化10年(1813年)若草大明神に最高位である『正一位』の神階が与えられた。
祭神
編集本殿に、宇迦之御魂神、夫婦稲荷大明神、延命地蔵社が祀られている。
境内社には愛宕神社(祭神、迦具土神)、古峯神社(祭神、小碓尊 (日本武尊)、岩手県一関市大東町鎮座日本に一社 金烏神社(祭神、大日霊貴尊)分祀され鎮座する。
昭和16年創建の岩手県一関市千厩町に鎮座する煙草(たばこ)神社は若草稲荷神社より分祀されている。
失明した青年教師(首藤清喜氏)が霊夢により参拝し、ついに開眼した奇跡は当時「壺坂霊験記」といわれ内田叶夢監督のもと映画「黎明の郷」として全国的に有名となり、手記「開明坂」も出版され全国の人々に感動を与えたとされる。
青年教師が生徒と共に目を洗ったという霊泉は、霊明水「霊明の井戸」と呼ばれ表参道・開明坂の途中にある。
文化財
編集祭事
編集毎年9月(第3日曜日) 「四社大祭神輿渡御・綱木之里大名行列」
本社、米川八幡神社と共に明治より合祀した鱒淵三嶋神社、諏訪山大慈寺諏訪神社を合わせた四社の大祭。
綱木之里大名行列は永禄7年(1564年)に、狼河原城主(鳩岡城)の葛西民部、少輔の子息、孫太郎が八幡神社を再建した時から始まり、1971年(昭和46年)10月8日に東和町の無形文化財となり綱木之里大名行列保存会により450年以上もの間、伝承されている。