若柳吉駒
伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。 |
初代
編集初代 若柳 吉駒(1897年(明治30年)1月31日 - 1996年(平成8年)5月21日)。本名は定方 いく。直派若柳流理事長。
群馬県前橋市の生まれ。若柳流二代目家元若柳吉蔵に師事、その後若柳吉佑(還暦後・寿慶)に師事。
来歴
編集- 1922年 若柳吉駒の流名を許される。
- 1935年 「若扇会」(前橋市)を組織。
- 1937年 青少年の情操教育を目的とする「美登利会」(前橋市)を創立主宰。「美登利会」は、二代目吉駒に継承され、今日も続いている。
- 1955年 日本舞踊協会参与となる。
- 1972年 若柳寿慶が1971年に創立した直派若柳流の理事長に就任。
- 1980年 日本舞踊協会群馬県支部が結成され、初代支部長に就任。
- 1985年 日本舞踊協会特別参与となる。
90歳過ぎでも積極的にリサイタルを開くなど活躍し、満99歳まで現役として舞台をつとめた
受賞・栄典・顕彰・その他
編集二代目
編集二代目 若柳 吉駒(1923年(大正12年)11月3日 - 2017年(平成29年)9月27日[1])。本名は定方 きよ。直派若柳流理事長。
群馬県前橋市の生まれ。若柳吉佑(還暦後・寿慶)に師事。
来歴
編集- 1942年 若柳流二代目家元若柳吉蔵より若柳吉吾の流名を許される。
- 1947年 温故和楽会理事に就任(その後常任理事を経て、現在副会長)。
- 1971年 直派若柳流理事に就任(1976年から副理事長)。
- 1979年 スイスで開催されたローザンヌ舞踊会に参加し、日本舞踊を紹介する。
- 1994年 日本舞踊協会参与に就任。
- 1996年 初代吉駒の跡を継ぎ、直派若柳流理事長に就任。
- 1996年 日本舞踊協会群馬県支部支部長に就任。
- 1996年 中国芸術研究院主催の東方演劇祭に招かれ、ただ一人の日本舞踊演者として参加。
- 2013年 『九十歳のリサイタル』(国立劇場小劇場) 長唄『松の緑』 清元『瓢箪』
初代吉駒の名跡を継いで、積極的に舞台をつとめるとともに、直派若柳流の指導者として全国15支部、師範約250名、名取約2000名の指導に奔走している。またこの間、人間国宝・二代目花柳壽樂が二代目吉駒のために振り付け、共演した『綱館』など、名舞台を作り上げてきている。
受賞・栄典・顕彰・その他
編集- 2000年 群馬県総合表彰で教育文化功労者として表彰
- 2000年 文部大臣地域文化功労者
- 2004年 群馬県教育文化功労者
- 2009年 旭日双光章
- 2014年 『国際演劇年鑑2014』の『Japanese Classical Dance』の冒頭で紹介される
- 2014年 東京新聞制定『舞踊芸術賞』受賞
脚注
編集- ^ “若柳吉駒さん 日本舞踊家、直派若柳流理事長”. 東京新聞 (2017年9月29日). 2017年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月3日閲覧。
外部リンク
編集- “若柳糸駒日本舞踊教室 二代目吉駒の直弟子 初代吉駒及び二代目吉駒の写真”. 2010年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月17日閲覧。