舟川 (富山県)
富山県を流れる二級河川
舟川(ふながわ)は、小川の支流で、富山県下新川郡の主に入善町と朝日町を流れる二級河川である。下流部の舟川べり桜並木にチューリップ・菜の花畑、後立山連峰の風景が合わさった春の四重奏で知られる。
舟川 | |
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舟川と立山連峰 | |
水系 | 二級水系 小川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 12 km |
平均流量 | -- m3/s |
流域面積 | 30 km2 |
水源 | 負釣山 |
水源の標高 | 959 m |
河口・合流先 | 小川 |
流域 | 富山県 |
地理
編集標高959mの負釣山を源流とし、入善町舟見のふれあい温泉辺りまで山間部を流れた後、黒部川扇状地の東端付近を北流し小川に合流する。
地質
編集負釣山の源流部から年代不明・飛騨帯の花崗岩類、中世代後期・親不知層の安山岩、古第三紀・太美山層の流紋岩、八尾層群の泥岩と下って行き、平野部では黒部川扇状地の段丘堆積物上を流れている。
自然
編集流域内の森林植生ではブナ・ミズナラ林が53%と最も多くを占めており、ブナ林の中に常緑広葉樹のウラジロガシ等が混ざっている。 魚類ではイワナ、カワヤツメ、シロザケ、カジカ、タカハヤが確認された [1]。
春の四重奏
編集春の四重奏は4月上旬から中旬にかけて見られる、北アルプスを背景に舟川べり桜並木、チューリップ、菜の花畑の4色の景色を同時に楽しめる春の風物詩で、SNSの発信などによる広まりから2024年4月1日から17日にかけて外国人観光客2万4000人を含む総観光客数11万2500人を記録した[2]。
流域の自治体
編集支流
編集- 中谷川
- オコ谷川
河川施設
編集- 舟川ダム(富山県下新川郡入善町舟見)
流域の観光地
編集- 黒部川明日温泉
- バーデン明日
- 舟見ふれあい温泉
- 手足ぬくもり ひばりの湯
- 舟見城址
- 舟川べり桜並木(春の四重奏)
- 朝日町環境ふれあい施設 らくち〜の
脚注
編集- ^ 富山の小河川流域の生き物 2 - 5頁 富山県生物学会・富山県小河川流域調査グループ 2015年10月24日
- ^ 富山県朝日町 2024年5月14日 NHK富山NEWS WEB