東京都立総合芸術高等学校
東京都立総合芸術高等学校(とうきょうとりつ そうごうげいじゅつこうとうがっこう、英語: Tokyo Metropolitan Senior High School of the Arts)は、東京都新宿区富久町に所在する東京都立の芸術高等学校である。
東京都立総合芸術高等学校 | |
---|---|
北緯35度41分37.1秒 東経139度42分55.4秒 / 北緯35.693639度 東経139.715389度座標: 北緯35度41分37.1秒 東経139度42分55.4秒 / 北緯35.693639度 東経139.715389度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 東京 |
設立年月日 | 2009年(平成21年)10月 |
開校記念日 | 10月2日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 単位制 |
設置学科 |
美術科(2学級/1・2組) 舞台表現科(1学級/3組) 音楽科(1学級/4組) |
学科内専門コース |
美術科 舞台表現科 音楽科 |
学期 | 2学期制 |
学校コード | D113299902192 |
高校コード | 13348F |
所在地 | 〒162-0067 |
外部リンク | 東京都立総合芸術高等学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集全日制課程の芸術に関する専門学科(単位制)を設置する唯一の東京都立高等学校として、2010年(平成22年)4月に開校した。美術科、舞台表現科(都立高校初にして唯一)、音楽科の3学科を設置する1年次4学級規模の学校である。略称は総芸、都芸、芸高(都立芸術高校時代の名残)など。
明文化された校則を有せず、風紀について大部分を生徒の良識に委ねるなど、2012年に閉校した芸術高校の自由な校風を特徴として受け継いでいる。
定期考査や試験、入学試験等がある日を除いてノーチャイム制をとっている。定期的に土曜学習日を設置し、制作や練習などのために、練習室などの学校の施設を生徒に開放している。
設置学科
編集沿革
編集- 1902年(明治35年) 東京府立第三高等女学校創立
- 1950年(昭和25年) 新制東京都立駒場高等学校開校
- 1950年(昭和25年) 東京都立駒場高等学校芸術科開設
- 1972年(昭和47年) 東京都立芸術高等学校開校
- 2008年(平成20年) 東京都立総合芸術高等学校開設準備室設置
- 2009年(平成21年)10月 - 設置認可
- 2010年(平成22年)4月 - 開校
- 2011年(平成23年)12月 - 富久校舎:旧東京都立小石川工業高等学校跡地の新校舎に移転を完了した。
- 2012年(平成24年)
- 1月 - 美術科と舞台表現科の授業が始まる。
- (3月31日:東京都立芸術高等学校閉校)
- 駒場校舎から音楽科が合流し、3科12クラスが揃う。
- 2020年(令和2年)10月 - 開校10周年
- 2022年(令和4年)12月 - テラス、ロータリー等にベンチ導入
施設
編集美術科、音楽科、舞台表現科の授業および活動に使用する専門的な設備を備えている。
象徴
編集校歌
編集『東京都立総合芸術高等学校校歌』は、その制定時に、閉校した芸術高等学校には校歌が存在しなかったことから、音楽科関係者に強固に抵抗される中で生み出された。そのため、音楽科を抱えながらも、作詞は校歌制定プロジェクトチーム、作曲は西村由紀江によるものとなっている[2]。
服装
編集標準服は、その制定時に、閉校した芸術高等学校には存在しなかったが新規に採用。「制服」ではなくあくまで「標準服」であり式展、行事がある時のみ着用を義務付けられているが、それ以外の日は服装は基本的に自由である。デザインはブレザータイプの一般的ないわゆる「学生服」である[2]。
特色ある取り組み
編集- 美術科:
- 舞台表現科:
- 東京芸術劇場において、定期公演を行っている。
- 成果発表会を定期的にホールで行っている。
- 学びの集大成として、8月にオールジャパンダンスフェスティバル神戸・創作コンクール部門に全年次で参加している。
- 音楽科:
文化祭のテーマ
編集- 2010年度 第1回文化祭:「芸誕」
- 2011年度 第2回文化祭:「芸撃」
- 2012年度 第3回文化祭:「芸港」
- 2013年度 第4回文化祭:「eARTh」※テーマの中にARTが含まれている。
- 2014年度 第5回文化祭:「CIRCUS」※和訳:「曲芸」
- 2015年度 第6回文化祭:「Forest」
- 2016年度 第7回文化祭:「Factory」
- 2017年度 第8回文化祭:「Sparkling」
- 2018年度 第9回文化祭:「芸国」
- 2019年度 第10回文化祭:「BEAT」
- (2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止)
- 2021年度 第11回文化祭:「芸館」
- 2022年度 第12回文化祭:「芸夢」
- 2023年度 第13回文化祭:「宴」
- 2024年度 第14回文化祭:「PARADE」
閉校した小石川工業高等学校との関係
編集東京都立小石川工業高等学校の閉校後、その事務は東京都立総合工科高等学校が承継した。しかし、東京都立小石川工業高等学校の跡地に同校が設置されたことから、その沿革資料は東京都立世田谷工業高等学校ではなく本校の「メモリアルルーム」に残されている。
閉校した芸術高等学校との関係
編集東京都立芸術高等学校の閉校後、その事務は本校が承継した。これは、統合や名称変更ではないため願書や履歴書等で「東京都立芸術高等学校(現:東京都立総合芸術高等学校)卒業」とすることは誤りであり、そのまま「東京都立芸術高等学校 卒業」とするようにと案内している[3]。
所在地
編集- 〒162-0067 東京都新宿区富久町22-1
交通
編集関連項目
編集脚注
編集外部リンク
編集- 東京都立総合芸術高等学校
- 総合芸術高校後援会 (@sogeikoenkai) - X(旧Twitter)