興神流
興神流(こうしんりゅう)とは、藤原保昌が創始した居合術の流派である。加賀藩で学ばれていた。
興神流居合刀術 こうしんりゅういあいとうじゅつ | |
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発生国 | 日本 |
発生年 | 江戸時代 |
創始者 | 藤原保昌 |
主要技術 | 居合術 |
伝承地 | 石川県野々市市 |
歴史
編集流祖は藤原保昌である。
武田信玄の軍師山本勘助に伝わった後、越後の上杉家に伝わり、その後に加賀藩に伝えられたとされる。
加賀藩では、藩校の経武館で教授されていた。
流派の内容
編集前八段之剣法、奥十二段之剣法、陰七段之剣法の二十七本を伝えている。
流派の体系は、興神流居合術心得(折紙)で居合の心得を学び、興神流居合刀術目録之巻(中伝)で技を学ぶ。さらに、序之巻附介錯・拾八首五箇条之巻・水鏡之巻(免許)で武士としての心得を学ぶようになっている。
現在の興神流
編集日本古武道協会が出版した『日本古武道総覧』 によると、平成9年(1997年)時点の興神流宗家は、松本道二の門人で免許皆伝を許された三人の一人である高野義次(小松義次)である。
注
編集参考文献
編集- 日本古武道協会編『日本古武道総覧』 p105 興神流居合刀術