臼谷駅

かつて日本の北海道小平町にあった日本国有鉄道の駅

臼谷駅(うすやえき)は、北海道留萌管内留萌郡小平町字臼谷にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線廃駅)である。電報略号ウヤ事務管理コードは▲121602[2]

臼谷駅
うすや
Usuya
三泊 (4.0 km)
(2.0 km) 小平
所在地 北海道留萌郡小平町字臼谷
北緯43度59分58秒 東経141度39分22.5秒 / 北緯43.99944度 東経141.656250度 / 43.99944; 141.656250座標: 北緯43度59分58秒 東経141度39分22.5秒 / 北緯43.99944度 東経141.656250度 / 43.99944; 141.656250
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 羽幌線
キロ程 6.7 km(留萠起点)
電報略号 ウヤ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1947年昭和22年)12月25日[1]
廃止年月日 1987年昭和62年)3月30日[1]
備考 羽幌線廃線に伴い廃駅[1]
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1977年の臼谷駅と周囲約500m範囲。上が羽幌方面。長い簡易型風ホームにかつての仮乗降場の面影を残しているが、ホーム階段前に一般的な木造駅舎を有していた。この時点では既に無人駅になっている。臼谷海水浴場の最寄り駅で、シーズン時には賑わっていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で下り1本、上り2本(うち上下1本は急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車)[3])。

歴史

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駅名の由来

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地名より。地名は、アイヌ語の「ウㇱヤ(us-ya)」(入江・岸)に由来する[7]。駅名は当初から「うすや」であるが[4]、かつては「うしや」とも読まれ、「牛屋」とも書かれた[7]

駅構造

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廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(幌延方面に向かって右手側)に存在した。

無人駅となっていた[6]が、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の東側に位置し、ホームに接していた。海水浴シーズンには駅員が派遣された[8]

利用状況

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  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は約60人[8]

駅周辺

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  • 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン
  • 臼谷海水浴場 - 駅前に存在する[8]。海水浴シーズンには急行「はぼろ」や臨時急行「天売」も停車していた。
  • 小平町立臼谷小学校
  • 臼谷簡易郵便局
  • 沿岸バス「臼谷」停留所

駅跡

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臼谷駅跡(2011年7月26日)

旧駅構内は「小平蘂村記念公園」として整備されている。

隣の駅

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日本国有鉄道
羽幌線
三泊駅 - 臼谷駅 - 小平駅

脚注

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  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、871頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、230頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 時刻表『JNR編集 時刻表 1987年4月号』(弘済出版社1987年4月発行)JRニュース13ページより。
  4. ^ a b 大蔵省印刷局(編)「日本国有鉄道公示 第2号」『官報』第6895号、国立国会図書館デジタルコレクション、1950年1月9日。 
  5. ^ “日本国有鉄道公示第569号”. 官報. (1972年2月8日) 
  6. ^ a b 「通報 ●羽幌線三泊駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1972年2月8日、2面。
  7. ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、130頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  8. ^ a b c 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)199ページより。

関連項目

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