自由、夜
『自由、夜』(じゆう よる、フランス語: Liberté, la nuit)は、1983年にフランス国立視聴覚研究所 (INA) によって製作されたフランスの映画である[1][2]。
自由、夜 | |
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Liberté, la nuit | |
監督 | フィリップ・ガレル |
脚本 | フィリップ・ガレル |
原作 | フィリップ・ガレル |
製作 | マルティーヌ・デュラン |
出演者 |
エマニュエル・リヴァ モーリス・ガレル クリスティーヌ・ボワソン |
音楽 | ファトン・カーン |
撮影 | パスカル・ラペルーザス |
編集 |
ドミニク・オーヴレイ フィリップ・ガレル |
製作会社 | フランス国立視聴覚研究所(INA) |
配給 | シネマトリックス |
公開 |
1984年5月11日(CIFF) 1990年5月25日 |
上映時間 | 82分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
略歴・概要
編集本作は、フィリップ・ガレルの原案を政治活動家のベルナール・ランベールが翻案し、再度ガレルが映画用に脚本を執筆、それを台本として撮影が行われた[1][2]。1950年代末のアルジェリア戦争を舞台背景とした作品である[2]。夫ジャンを演じるモーリス・ガレルはガレルの実父であり、ラズロ・サボが案じたラズロの妻ミシュリーヌを演じるブリジット・シーとガレルの間には、本作を製作した1983年の6月14日、現在俳優のルイ・ガレルが誕生している[3]。
1983年、フランス国立視聴覚研究所(INA)が製作し、1984年5月11日から開催された第37回カンヌ国際映画祭の「フランス映画の展望」(フランス語: Perspectives du cinéma français)部門に出品され、同部門賞を獲得した[1]。
日本では、1990年5月25日、シネマトリックスの配給で、東京・六本木に存在したシネ・ヴィヴァン六本木で公開された[2]。同年11月21日にはVHS、同年12月27日にはLDのビデオグラムがそれぞれ発売されたが、2010年7月現在DVD発売はされていない[4]。
スタッフ・作品データ
編集- プロデューサー - マルティーヌ・デュラン (Martine Durand [5])
- 監督・原案・脚本 - フィリップ・ガレル
- 翻案 - ベルナール・ランベール (Bernard Lambert)
- 撮影 - パスカル・ラペルーザス (Pascal Laperrousaz [6])
- 録音 - ジャン=ピエール・ラフォルス (Jean-Pierre Laforce [7])
- 編集 - ドミニク・オーヴレイ (Dominique Auvray [8])、フィリップ・ガレル
- 上映時間 - 82分 [1] / 99分 [9]
- フォーマット - 白黒映画 - ヨーロピアンヴィスタ(1.66:1) - モノラル録音
- 日本初回興行 - 六本木・シネ・ヴィヴァン六本木
- 公開時日本語字幕 - 関美冬
キャスト
編集クレジット順。
- エマニュエル・リヴァ - 妻ムーシュ(Mouche)
- モーリス・ガレル (Maurice Garrel) - 夫ジャン(Jean)
- クリスティーヌ・ボワソン (Christine Boisson) - ジェミナ(Gémina)
- ラズロ・サボ - 傀儡師ラズロ(Laszlo)
- ブリジット・シー (Brigitte Sy [10]) - ラズロの妻ミシュリーヌ(Micheline)
- ピエール・フォレスト (Pierre Forest) - パラシューティスト
- ジェラール・ドゥモン (Gérard Demond [11]) - パラシューティスト
- バルテレミー・テヨー (Barthélémy Teillaud [12]) - ラズロの息子バルテレミー(Barthélémy)
- ミュリエル・オジェ (Muriel Oger [13]) - ジャンの娘ソフィ(Sophie)
- レイモン・ポルタリエ (Raymond Portalier [14]) - 私服警官
- ジョエル・バルブート (Joël Barbouth [15]) - 私服警官
- アビブ・ライディ (Habib Laïdi [16]) - アルジェリア人労働者
- モアメド・フラッグ (Mohamed Fellag) - モアン(Mohand)
- サラ・テスクーク (Salah Teskouk [17]) - サラ(Salah)
- ジュリアン・サルファーティ (Julien Sarfati [18]) - メーディ(Mehdi)
出典
編集- ^ a b c d Liberté, la nuit, Internet Movie Database , 2010年7月22日閲覧。
- ^ a b c d 自由、夜、キネマ旬報映画データベース、2010年7月22日閲覧。
- ^ Louis Garrel - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ 自由、夜、allcinema ONLINE、2010年7月22日閲覧。
- ^ Martine Durand - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Pascal Laperrousaz - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Jean-Pierre Laforce - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Dominique Auvray - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Liberté, la nuit, Allmovie , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Brigitte Sy - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Gérard Demond - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Barthelemy Teillaud - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Muriel Oger - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Raymond Portalier - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Joël Barbouth - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Habib Laidi - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Salah Teskouk - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
- ^ Julien Sarfati - IMDb , 2010年7月22日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- Liberté, la nuit - Ciné-Ressources
- 自由、夜 - ウェイバックマシン(2012年1月8日アーカイブ分) - movie-fan.jp
- 自由、夜 - allcinema
- 自由、夜 - KINENOTE
- Liberté, la nuit - オールムービー
- Liberté, la nuit - IMDb