阪急6000系電車

阪急電鉄の通勤形電車
能勢電鉄6000系電車から転送)

阪急6000系電車(はんきゅう6000けいでんしゃ)は、阪急電鉄(阪急)が1976年昭和51年)に導入した通勤形電車の量産型である[1]

阪急6000系電車
阪急6000系6000F
(2021年7月13日)
基本情報
運用者 阪急電鉄
製造所 アルナ工機
製造年 1976年 - 1985年
1995年(代替新製)
製造数 130両+代替1両
投入先 阪急電鉄:神戸本線神戸高速線今津線甲陽線伊丹線宝塚本線箕面線
能勢電鉄:妙見線日生線
主要諸元
編成 2両・3両・4両・6両・8両
軌間 1,435 mm
電気方式 直流1500 V
最高運転速度 110 km/h(宝塚線は100 km/h)
起動加速度 2.8 km/h/s
減速度(常用) 3.7 km/h/s
減速度(非常) 4.2 km/h/s
車両定員 150人(座席定員56人)
全長 19,000 mm
全幅 2,750 mm
全高 4,095 mm
車体 普通鋼
アルミニウム合金(6000F)
台車 M車:FS-369A・T車:FS-069A
主電動機 直流直巻電動機(SE607)
主電動機出力 140 kW
駆動方式 WNドライブ
歯車比 1:5.31
制御方式 抵抗制御
制御装置 MM31A
制動装置 発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(HRD)
保安装置 AF軌道回路方式ATS
パターン式ATS(神戸線所属車)
デッドマン装置
備考 新造車のデータ
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2200系の車体と5100系の機器類を組み合わせた神宝線用車両で[2]、1976年(昭和51年)から1980年(昭和55年)にかけて126両、1985年(昭和60年)に4両の計130両が製造された。

本記事では2014年平成26年)に能勢電鉄に譲渡された編成(6002F)についても記述する。このほか、2018年(平成30年)には一部の車両が能勢電鉄7200系に改造された[3]

概要

神宝線用として、5100系の電装品に2200系の車体を組み合わせている。製造時の編成宝塚線用は電動車(M)4両と付随車(T))4両の4M4T編成、神戸線用はホーム有効長が6両分しかない山陽電気鉄道への直通運転も考慮し、6両の基本編成と2両の付属編成による6M2T編成が組成された。

2019年(令和元年)7月時点では、2200系からの編入車を含めて119両が在籍し、8両編成は全て宝塚線配置である。一部は今津南線甲陽線用としてワンマン対応改造が施工され、3両編成となっている。

その他、4両編成で伊丹線箕面線でも運用されている。

車体・接客設備

6000系(アルミ車)の構体重量は4.285 t[4]。車体は2200系と同様で、5100系と比べて窓の天地寸法が50 mm拡大された。乗務員室直後の客室には窓を配さず、Hイニシャルマークが装着されたが、1992年には新社章の導入に伴い、新社章に差し換えられている。

6000F8両編成では、阪急初のアルミ車体が採用された。構体はアルミニウム亜鉛マグネシウムの三元合金による大型押出形材によって構成され、3.5 tの軽量化となった[5]。ほかの6000系は普通鋼車体を採用したが、7300系の7302F以降で本格的にアルミ車体が採用された[6]

まず最初に付随車2両が落成して6001Fに組み込まれ、その後に残りの6両が6000Fとして落成し、先述の2両もこれに組み込まれ、アルミ車体の8両編成となった[注 1]。アルミ車として、車内の製造銘板はブルー系のものが使われている。

正面貫通扉に付けられているヘッドマーク受けはデビュー当時ついておらず、しばらくはヘッドマークをつける際はアダプターを装備したが、後に標識受けを常設する形に改められている。

主要機器

主電動機出力は140 kWで、5100系と同一である。起動加速度は2.8 km/h/sである(加速度2.43 km/h/Sとする文献もある[1])。主電動機は、直流直巻補償巻線補極他自差通風式 SE-607形 140 kW-375 V-410 A[1]

2200系と同様にブレーキシステムは電気指令式で、運転台ワンハンドルマスコンを採用する。7000系8000系8200系9000系と連結運転が可能である。ブレーキ装置は、発電ブレーキが併用されており、全電気指令式電磁直通空気ブレーキ HRD-1-D 方式である[7]

神戸線用は分割併合で中間に入る先頭車に電気連結器を装備している。

形式

2017年(平成29年)9月に形式呼称が変更され、右が変更後の形式である[8]

新規製造形式

車両番号は新造完了後の1990年(平成2年)2月末時点のものを示す[9]。改造による改番・車種変更は後述の当該節を参照。

  • 6000形/Mc6000形(Mc)(6000 - 6008・6010 - 6016・6020 - 6026:23両)
大阪梅田方(今津南線では今津方)の先頭に連結される制御電動車。パンタグラフと制御器を搭載。6500形・6100形とユニットを組む。6000はアルミ車体。
  • 6100形/Mc6100形(M'c)(6100 - 6108・6110 - 6116・6120 - 6126:23両)
新開地宝塚方(今津南線では西宮北口方)の先頭に連結される制御電動車。電動発電機(MG)と空気圧縮機(CP)、蓄電池を搭載。6600形・6000形とユニットを組む。6100はアルミ車体。
  • 6600形/M6600形(M)(6600 - 6608・6610 - 6615:15両)
6100形とユニットを組む中間電動車。パンタグラフと制御器を搭載。6600はアルミ車体。
  • 6500形/M6500形(M')(6500 - 6508・6510 - 6515:15両)
6000形とユニットを組む中間電動車。MGとCP、蓄電池を搭載。6500はアルミ車体。
  • 6550形/T6550形(T)(6550 - 6558・6560 - 6568・6570 - 6578・6580 - 6588・6650 - 6655・6660 - 6665・6670・6671・6676・6680・6681・6686:54両)
付随車。基本的に十の位が奇数(50・70番台)の車両は蓄電池を搭載する。6550・6560・6570・6580はアルミ車体。新形式呼称では、M6600形・M6500形の電装解除車(後述)も一括してT6550形と表記している。

かつて存在した編入形式

いずれも2200系からの編入車である。Tc車の2両は2019年(令和元年)に7000系に編入されて消滅した[10]

  • 6050形/Tc6050形(Tc)(6050:1両)
大阪梅田方の先頭に連結される制御車。2250から改番された。蓄電池を搭載、電気連結器を装備する。2019年(令和元年)に7000系7090に編入されて形式消滅。
  • 6150形/Tc6100形(Tc)(6150・6154・6158・6162:4両)
新開地方の先頭に連結される制御車。2251から改番された。新形式呼称では、Mc6100形の電装解除車(後述)と同一の形式名となっていた。6150は2019年(令和元年)に7000系7190に編入されて消滅。6150のみ、資料によってはTc6050形とされていた[11]
  • 6550形/T6750-1形(6750・6751はT6750形)(T)(6750番台 - 6750・6751・6760 - 6762・6770 - 6772:8両)
付随車。6751・6771・6772は蓄電池を搭載。6772は震災で廃車になった2721の部品を一部再利用して新造されている。2021年(令和3年)以降は、ハイフン以下の区分は廃止された[12]

製造

宝塚線用は6001Fが最初に製造され、中間に2両アルミ車が組み込まれた。翌年製造の6000Fは6001Fのアルミ車を組み込み全車アルミ車編成となり、6001Fは鋼製の付随車を組み込んだ。編成は4M4Tを基本とする。

← 梅田
宝塚・箕面 →
Mc T M' T T M T M'c 竣工 新製配置
6000 6550 6500 6600 6580 6100 1977/07/21[13] 宝塚線
6560 6570 1976/06/11[13]
6001 6551 6501 6601 6581 6101 1976/03/31[13]
6561 6571 1977/06/15[13]
6002 6552 6502 6562 6572 6602 6582 6102 1977/01/28[13]
6003 6553 6503 6563 6573 6603 6583 6103 1978/06/17[13]
6004 6504 6564 6574 6604 6104 1979/03/23[13]
6554 6584 1979/06/28[13]
6005 6555 6505 6565 6575 6605 6585 6105 1979/04/27[13]
6006 6556 6506 6566 6576 6606 6586 6106 1979/06/14[13]
6007 6557 6507 6567 6577 6607 6587 6107 1980/01/23[13]
6008 6558 6508 6568 6578 6608 6588 6108 1980/09/05[13]

神戸線用は山陽電鉄乗り入れの連解運用に充当するため、2両+6両の6M2Tを基本とする。

← 梅田
須磨浦公園・宝塚(今津線) →
Mc M'c Mc M' T T M M'c 竣工 新製配置
6020 6120 c c 6010 6510 6650 6660 6610 6110 1976/08/13[13] 神戸線
6021 6121 c c 6011 6511 6651 6661 6611 6111 1977/03/05[13]
6022 6122 c c 6012 6512 6652 6662 6612 6112 1977/05/17[13]
6023 6123 c c 6013 6513 6653 6663 6613 6113 1977/10/21[13]
6024 6124 c c 6014 6514 6654 6664 6614 6114 1977/11/24[13]
6025 6125 c c 6015 6515 1978/04/15[13]
6655 6665 6615 6115 1978/03/31[5]
Mc T T M'c Mc M'c   竣工 新製配置
6026 6676 6686 6126 c c 6016 6116   1980/11/06[5] 神戸線

1985年(昭和60年)には神戸線の10両編成化用に付随車が製造された。スイープファン(補助送風機)が設置されている[5]。6670・6680は6020Fに、6671・6681は7021Fにそれぞれ組み込まれた。

← 梅田
三宮 →
T T 竣工 新製配置
6670 6680 1985/03/01[5] 神戸線
6671 6681 1985/03/07

1995年(平成7年)には阪神・淡路大震災で被災廃車となった2721の代替として6772が製造された(アルナ工機搬入時は2772で営業開始前に改番、2721とは車籍上のつながりはない)。2720から改番した6762と共に6000系6015Fに組み込まれた。

T 竣工 新製配置
6772 1995/06/27[5] 神戸線

改造工事等

方向幕交換

 
急行表示が白地に赤文字
(1981年7月23日 宝塚駅

2200系や6300系と同様に、当初は白地に赤文字で「急行」の表示(「特急」の反転)であったが、1982年(昭和)に黒地にオレンジ文字の「急行」に変更された[注 2]。しかし、黒地に白文字の「普通」表示と区別しにくいとの苦情を受け、「急行」表示は1992年(平成4年)に快速急行と同じオレンジ地に黒文字の「急行」に変更された。

車体・内装更新

 
前面方向幕を大型化した6005F

1990年(平成2年)より、外板と内装の更新工事、スイープファン搭載工事が施工された。1996年(平成8年)以降は補助送風機はローリーファンに変更されている[14]

6002Fは側扉が8000系と同等のものに変更され、側面の化粧板がツートーンとなった。1993年(平成5年)以降の施工編成は、車椅子スペースの設置も行われた。スイープファン施工車は、併せて車端部にベンチレーターが設置された(6000形・6600形・6760形は対象外)。

1993年(平成5年)から、乗務員室後部の窓なし部分に小窓が設置された。当初は車体更新とは別メニューとして工事が進められたが、1995年(平成7年)頃に中止され、それ以降は、車体更新等の工事実施時に限り施工された。中止時点で宝塚線に所属していた編成は全て施工されたが、当時神戸線に所属していた車両のうち、6012・6112(現:6162)・6013・6113・6025・6125・6050(現:7090)・6150(現:7190)が2017年現在も小窓未設置の状態で残っている。

6005F・6006Fは、前面の種別・行先表示幕を大型化している[14]。これは、同時期に行われた京都線5300系の前面改造についても同様である。

能勢電鉄直通対応

1997年(平成9年)の能勢電鉄直通の特急「日生エクスプレス」の運転開始に際し、8000系4編成に加えて6000系6011Fが直通対応車として整備された[15]。能勢電鉄用の列車無線アンテナが増設され、2本のアンテナが併設された。

2001年(平成13年)の同列車増発の際には6000系の対応編成が増加し、合計5編成が直通対応となった[16]

塗装変更

1998年平成10年)から2002年(平成14年)にかけ、検査の際に車体を再塗装するにあたり、6300系や8000系と同様に車体上部をアイボリー塗色に塗装された。これは7000系・7300系・5000系リニューアル車についても同様である。塗装変更最終期には、新塗装の6025-6125が旧塗装の6686を挟むという編成も見られた(同一ユニット内での新旧塗装の混在は、これが唯一)[17]

6001Fのみ、初回の塗装変更時(1998年)は試験的に前面のマルーンを多く残した塗り分け(新造時の8200系に準じた塗り分け)としたが、2002年に前面にもアイボリーが追加されるようになった。

今津南線・甲陽線転用とワンマン化改造

 
ワンマン化改造車
(2007年6月3日 西宮北口駅)

1998年(平成10年)10月に今津南線と甲陽線でワンマン運転が開始されるに際して、須磨浦公園駅乗り入れ廃止で余剰となった6000系増結編成が充当されることとなった。編成はMc-M'cの2両編成からMc-T-M'cの3両編成となり、中間車は6010Fと宝塚線所属の6007Fから捻出された。6010F・6020F・6021F・6022F・6023F・6026Fが3両編成となり、ワンマン化改造を施工した[16]。工事としては車掌スイッチと戸閉回路の変更、運転台側開き戸の施錠・解錠の遠隔操作化などが実施されている[16]。戸閉回路の変更により、開閉操作をした運転台以外の運転台からの開閉操作を可能としている[16]

一部は前面貫通扉のワイパーが8000系列と同じ電動式に更新されている。6021F・6022F・6023Fには扉開閉予告灯が、6010F・6021F・6022Fには増粘着材噴射装置が装備されている。先頭車は6026Fを除いて自動連結器に取り替えられ、また中間付随車にCPを増設した。

リニューアル

 
リニューアルされた6007F

2001年(平成13年)11月に6007F、2002年(平成14年)12月に6015F[注 3]がそれぞれリニューアルされた。いずれの編成も元2200系車両が含まれており、6007Fは6770(旧:2701)号が、6015Fは元VVVF試作車の6762(旧:2720)号が組み込まれている。6772号は先述のとおり、1995年(平成7年)製造の代替新造車(旧:2721)であり、製造からわずか7年でリニューアルが行われた。

概要は、側扉の窓を拡大し、車内化粧板は従来より濃いものに、床の模様を5010Fと同じものにそれぞれ変更、また、車内案内表示器ドアチャイムを設置、冷房装置カバーを鋼製からステンレス製に変更などである。6015Fでは、扉上部に開閉予告灯を設置、貫通扉と乗務員室扉の車内化粧板もこげ茶色に、床の模様が茶色系のものになったほか、荷棚とCPの交換が行われた。なお、ほかのリニューアル車で採用された緑色の着色ガラスは採用されていない。

冷房装置の交換は、当初はリニューアル(大規模工事)施工時に限って行われていたが、後に未施工編成においても交換されている。

伊丹線転用

 
改番された6012F 6162号車
(元6112)

宝塚線所属の6012Fの8両編成(6012-6512-6670-6680-6750-6751-6612-6112)は、2018年(平成30年)1月に、2両が電装解除された上で4両編成となり伊丹線に転属した。中間の6670-6680-6750-6751が編成から外され、6612・6112は付随車化・制御車化とともに6692・6162に改番された[18]。6692の伊丹(神戸三宮)側のパンタグラフは残されている(その後転入した編成も同様)。編成から外された付随車のうち元2200系の6750・6751は2018年(平成30年)3月23日付で廃車となり[19]、6670・6680は2018年(平成30年)2月に7000系7016Fに組み込まれ、同年4月に能勢電鉄へ譲渡された。

2018年(平成30年)7月には6004Fが4両編成となり、7月21日より伊丹線での運用を開始した[20]。編成から外された付随車4両(6554・6564・6574・6584)は、2018年(平成30年)9月に3000系3052Fと共に廃車陸送された[21]

2019年(平成31年)には6008Fが4両編成となり、2月24日より伊丹線で運用されている[22]。編成から外された付随車4両(6558・6568・6578・6588)のうち6558・6568は、2019年(平成31年)4月に3000系3062F・5000系5591・5563と共に廃車陸送された[23]。残りの2両(6578・6588)も、2023年5月に5000系5012Fと共に廃車となった[24]

2020年(令和元年)には6001Fが4両編成となり、9月4日より伊丹線で運用されている。編成から外された付随車4両(6551・6561・6571・6581)は、2020年(令和2年)10月に5100系5118Fと共に廃車陸送された[25]

2022年(令和4年)度には、箕面線の6014Fが正雀工場で2度目のリニューアル改造工事(後述)を受け、2023年(令和5年)4月より伊丹線で運用開始した[26]。神戸方先頭車の6114の暫定Tc扱いは改造後も変更されていない。また、伊丹線転属に伴い6014の電気連結器は撤去された。

転用後の編成は以下のとおり(施工順)で、括弧内は神戸・宝塚方2両の変更前の車両番号を示す。

  • 6012-6512-6692-6162(6612-6112)[18]
  • 6004-6504-6694-6154(6604-6104)[20]
  • 6008-6508-6698-6158(6608-6108)[22]
  • 6001-6501-6691-6151(6601-6101)

ワンマン化改造(伊丹線・箕面線)

2023年(令和5年度)度には、伊丹線と箕面線でのワンマン運転開始が発表され、伊丹線用の6001F・6004F・6012F、箕面線用の6014F・6024Fにワンマン化改造が実施された(6014Fは改造後に伊丹線に転属)。主な更新内容は、車内化粧板の濃いものへの更新、車内案内表示の液晶ディスプレイ、ドアチャイム、扉上部の開閉予告灯、各車両に1箇所の車椅子スペース、ドア付近の非常通報ボタンの追加設置である。また、車体側面の種別表示器が撤去され、側面の行先表示器(種別と行先を交互に表示)と前面の種別・行先表示器が共にLED化されている。制御装置のVVVF化はされていない。ただし、6024Fについては、車内案内表示器の液晶ディスプレイが設置されていないほか、種別・行先表示器が側面と前面共に方向幕のままであり、側面の種別表 示器も撤去されていない。

阪神・淡路大震災

1995年(平成7年)1月17日兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)が発生し、6025Fが2200系2250Fとの併結で今津北線で運用中に宝塚大劇場の大カーブ(宝塚 - 宝塚南口間)で被災し、脱線した。列車は武庫川橋梁に差し掛かる寸前であり、列車があと数秒でも早く走行していた場合、河川へ転落等の大惨事のおそれもあったが、間一髪で橋梁上での脱線は免れた。

脱線時に床下機器を損傷し自力走行が不可となったため、ジャッキアップによる復旧後、8000系に牽引されて平井車庫へ回送された。

2200系の編入

 
2200系編入車の6050(元2250)

阪神・淡路大震災の被災により2200系の形式は消滅し、6000系に編入された[27]

2200系編入車の新旧番号対照は以下のとおりである[28]。6000系としての総数は140両となった。その後、6050・6150については7000系に編入された(後述)。

  • 6050(←2250)
  • 6150(←2251)
  • 6750(←2750)
  • 6751(←2751)
  • 6760(←2760)
  • 6770(←2770)
  • 6761(←2761)
  • 6771(←2771)
  • 6762(←2720)
  • 6772 - 1995年の代替新造当初は2772[29]

運用・組成変更等

 
宝塚線で急行宝塚行きの運用に入る6013F

1976年(昭和51年)に第1編成として6001Fが4M4Tの8両固定編成で宝塚線に投入されたが、中間2両の付随車6560・6570は阪急初のアルミ車である[30]。翌1977年(昭和52年)に6000Fの6両をアルミ車編成として投入、同時に鋼製車の6561・6571を製造し、6001Fのアルミ車と差し替え、6000Fはアルミ車統一の8両編成となった[30]

神戸線には6020Fの2両編成と6010Fの6両編成が最初に配置された。当時は山陽電鉄との乗り入れがあったがホーム有効長の関係で山陽では6両編成、阪急では8両編成で使用するため、2両+6両の8両編成で製造された[30]1977年(昭和52年)12月より6000系による山陽電鉄乗り入れ・分割併合運用を開始した。1979年(昭和54年)製造の6004Fのみ6両編成単独(6004-6504-6564-6574-6604-6104)で神戸線に配置され、山陽電鉄乗り入れにも短期間使用された後、6554・6584を組み込み宝塚線に転属した。

1980年(昭和55年)に製造された6026Fは4両編成で製造され、6016Fの2両編成と連結して4両+2両の6両編成として製造された。

6026F・6008Fについては、7000系登場後の製造のため、運転台の車掌台側に仕切りが装備されている。

宝塚線
  • 6000-6550-6500-6560-6570-6600-6580-6100(アルミ車体)
  • 6001-6551-6501-6561-6571-6601-6581-6101
  • 6002-6552-6502-6562-6572-6602-6582-6102
  • 6003-6553-6503-6563-6573-6603-6583-6103
  • 6004-6554-6504-6564-6574-6604-6584-6104
  • 6005-6555-6505-6565-6575-6605-6585-6105
  • 6006-6556-6506-6566-6576-6606-6586-6106
  • 6007-6557-6507-6567-6577-6607-6587-6107
  • 6008-6558-6508-6568-6578-6608-6588-6108
神戸線
  • 6020-6120+6010-6510-6650-6660-6610-6110
  • 6021-6121+6011-6511-6651-6661-6611-6111
  • 6022-6122+6012-6512-6652-6662-6612-6112
  • 6023-6123+6013-6513-6653-6663-6613-6113
  • 6024-6124+6014-6514-6654-6664-6614-6114
  • 6025-6125+6015-6515-6655-6665-6615-6115
  • 6026-6676-6686-6126+6016-6116

1984年(昭和59年)に京都線に投入された6300系6330Fに合わせて、6000系の編成組成順序が従来の Mc-T-M'-T-T-M-T-M'c から Mc-M'-T-T-T-T-M-M'c に変更された[16]。変更の理由は、電動車を隣接させることによる保守の容易さと、T車の高圧引き通し線を廃することが目的である。

  • 6000-6500-6550-6560-6570-6580-6600-6100(アルミ車体)
  • 6001-6501-6551-6561-6571-6581-6601-6101
  • 6002-6502-6552-6562-6572-6582-6602-6102
  • 6003-6503-6553-6563-6572-6583-6603-6103
  • 6004-6504-6554-6564-6574-6584-6604-6104
  • 6005-6505-6555-6565-6575-6585-6605-6105
  • 6006-6506-6556-6566-6576-6586-6606-6106
  • 6007-6507-6557-6567-6577-6587-6607-6107
  • 6008-6508-6558-6568-6578-6588-6608-6108

1984年(昭和59年)には、翌年に予定されている神戸線での10両編成運転に備えて、最終増備の付随車4両を製造した。2両(6671・6681)は7000系7021Fに組み込まれた。

1985年(昭和60年)、神戸線での10両編成運転が開始されたが、7021Fに組み込まれていた2両はそのままとなり、代わりに2200系のVVVFインバータ試験車との差し替えで抜かれた中間付随車(2750・2751)が編入され、増結編成に組み込まれた。同時期に6026Fの6026と6116Fの6116が密着連結器・電気連結器に交換された。

  • 6020-6670-6680-6120+6010-6510-6650-6660-6610-6110
  • 6022-2750-2751-6122+6012-6512-6652-6662-6612-6112
  • 7021-7521-6671-7761-7771-6681-7621-7121
 
特急 6013ほか6両
山陽電鉄 須磨浦公園駅 1987年

1987年(昭和62年)から1988年(昭和63年)にかけて、神戸線の10両編成運転が大幅に増加することになった。このとき、本系列の4両編成による増結運用は中止され、その中間に組み込まれていた6670・6680(および2750・2751)は7000系に組み込まれた。 なお、増結用2両編成を2本連結した4両編成が、10両編成の増結車として使用されていたこともある(6023-6123+6024-6124など)。

1992年(平成4年)、2200系のチョッパ車による実用試験が終了した関係で、神戸線用の一部車両に編成替えが発生した。2200系のチョッパ制御の電動車はすべて電装解除の上付随車となり、神戸線の本系列(6010F・6011F)に編入され、当時宝塚線配置であった7002F・7004Fと交換の上で宝塚線に転属した(後に6010Fは神戸線に再度転属)。一方、2200系(1992年時点では4両編成)VVVF試験車は引き続き使用されたが、6000系の6025-6125と連結して6両編成で使用されることもあった。

  • 6010-6510-2760-6650-6660-2770-6610-6110
  • 6011-6511-2761-6651-6661-2771-6611-6111
  • 6025-6125+2250-2720-2721-2251
  • 6015-6515-6655-6665-6615-6115

1998年(平成10年)、山陽電鉄との乗り入れが廃止されることになり、当時設定されていた夕方の今津線直通準急とその送り込み運用を除き、神戸線での6両編成運用が消滅することになった。

これに伴い、宝塚線所属車も交えて編成変更が行われた。増結の2両編成は3両編成化の上、甲陽線・今津南線のワンマン運転用に転用された。3両編成は6本が用意された。基本編成の6両編成はT車2両を挿入して4M4Tの8両固定編成に再編成し、宝塚線に転属させることとなった。これは6000系の性能上神戸線では4M4Tで走行不能との判断によるものである。この関係で宝塚線用の6007Fに2200系からの編入車(6770)や元6010Fの中間車だった6610-6510の電装を解除し暫定T車扱いとして組み込む改造も行われている。6760は休車となった。

同じ頃、6050Fの6050-7616-7516-6150が7000系中間車を組み込み8両固定編成となった。6025-6125は7000系6両と連結して8両編成で使用されることもあった。

2002年(平成14年)には宝塚線に転属した6024Fと、休車になっていた6760との間で編成替えが行われた。6614が6024Fから外され6000Fの6600と差し替えられ、6024Fには代わって6760が編入された。このとき6114の電装は解除され、暫定Tcとなった。一方、6016Fと6025-6125で編成替えが行われ、6016Fは平日ダイヤ10両編成増結のみの運用となった。

2014年(平成26年)ごろには、ワンマン対応施工車の前照灯がLEDのものに交換されている。さらに2018年(平成30年)ごろには8両編成も前照灯の交換が開始された。

 
箕面線用6024F
(2021年2月5日 牧落駅 - 箕面駅間)

2016年(平成28年)からは6014Fが4両で箕面線の運用に入っている[31]。2017年(平成29年)からは6024Fが4両で箕面線の運用に入っている[32]

6007Fに組み込まれた電装解除車の6610・6510[注 4]は、2017年(平成29年)に6690・6590に改番されている。

2019年(令和元年)6月13日、6050Fが正雀工場へ回送された[33]。その後、7616-7516-7565-7575を抜いた4両編成に短縮され、6050が7090に、6150が7190にそれぞれ改番され、7090-7605-7505-7190となって7月13日より今津北線で運転されている[10]

車体装飾

  • 2001年(平成13年)夏、6002Fが宝塚ファミリーランドで行われていたイベントのPRのため、7000系7015Fと共に『ウルトラマンコスモス』のラッピングを施して運行された。装飾範囲は両先頭車の前頭部周辺のみではあるが、ワンハンドル車では初めてのラッピングとなった。2002年(平成14年)夏にも、同様の主旨で6012Fが『ウルトラマンコスモス』のラッピングを施して運行された。
  • 2002年(平成14年)には、6000F・6004Fに紅葉、6002Fにクリスマスのラッピングが施工されていた。
  • 2003年(平成15年)の春から夏にかけて、6003Fが手塚治虫記念館のリニューアルをPRするため、手塚作品のキャラクターのラッピングを施して運行された。
  • 2003年(平成15年)から2004年(平成16年)にかけて、京都線・宝塚線・神戸線の各線で沿線ラッピング車が運行され、宝塚線では6015Fに施工された。大阪側先頭車は各線共通で大阪市内をモチーフにしたもの、宝塚側先頭車の6115には、2代目宝塚大劇場の開業10周年を記念し、宝塚歌劇団のラインダンスが描かれたラッピングが施工された。
 
阪急電鉄100年ミュージアム号
  • 2010年(平成22年)1月12日 - 7月31日まで、6001Fが「阪急電鉄100年ミュージアム号」として運行されていた。車体には特製ラッピングが施されているほか、車内には阪急電鉄の歴史を紹介したポスターが掲出されている[34][35]。当初、6月30日までの予定が7月31日まで運行期間が延長された[36]

廃車・譲渡

編成から外されていた試作アルミ車の6600は、2011年(平成23年)4月28日付で廃車となった[37]。6000系初の廃車であり、阪急では初めてのアルミ車の廃車である。

6671・6681は2017年(平成29年)4月7日付で7000系7025・7125と連結して[19]能勢電鉄へ譲渡され7200系となった[3] 。続いて6012Fの伊丹線転属で編成から外された6670・6680が2018年(平成30年)4月12日付で7000系7016・7116と連結して、能勢電鉄7201Fとなった。先述のとおり、伊丹線への転属で編成から外された付随車のうち元2200系の6750・6751は2018年(平成30年)3月23日付で廃車となり解体された[38]。その後も伊丹線への転属で編成から外された付随車(6554・6564・6574・6584・6558・6568・6578・6588・6551・6561・6571・6581)が順次 廃車されている。

能勢電鉄譲渡車

能勢電鉄6000系

能勢電鉄6000系電車
 
能勢電鉄に移籍した6002F
(2021年3月24日 服部天神駅
基本情報
運用者 能勢電鉄
総数 1編成8両
運用開始 2014年8月1日
主要諸元
編成 8両編成
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2014年(平成26年)7月31日、阪急電鉄から6002F編成の8両が能勢電鉄に譲渡され[39]、翌8月1日より運行を開始した[40]。従来通り阪急8両編成車と共通運用が組まれており、阪急宝塚線で使用され、能勢電鉄内は「日生エクスプレス」限定での運用となる[39][41]

車体側面に能勢電鉄の社章が貼られたが、車体塗装や車両番号は阪急時代のままで変更は行われていない[40]。編成正面には移籍記念のヘッドマークが掲出された[40]

日生エクスプレスは1997年(平成9年)の運行開始以来、阪急電鉄車両による片乗り入れであったが、この車両移籍により変則的ながらも相互乗り入れの形態となった。通常、片乗り入れの場合、乗り入れ先の会社に車両使用料が発生するが、6002Fが宝塚線での運用を続けることで、相殺できる形を取っている[40]

7200系への改造

2018年(平成30年)に能勢電鉄が導入した7200系の中間車2両は、6000系の6671・6681を種車としている[42]

この2両は、阪急では7021Fに組み込まれていたが、2015年に7001Fの6両編成化に際して編成から外されていた7551・7581に差し替えられた。以後は正雀車庫で休車となっていたが、2017年(平成29年)に同じく休車となっていた7025Fの中間に組み込んで4両編成となり、阪神車両メンテナンスでの改造を経て2018年(平成30年)2月7日に平野車庫へ回送され[43]、2018年(平成30年)3月19日に営業運転を開始した。能勢電鉄所有車初のVVVFインバータ制御車となる[44]

編成表

凡例
  • c:中間運転台の位置
  • 太字:アルミ車体(その他は鋼製車体)
  • 下線:元2200系

1997年

1997年(平成9年)10月1日現在[45]

8両編成
← 梅田/日生中央
宝塚・箕面 →

← 梅田
新開地 →
Mc M' T T T T M M'c 所属 備考
6000 6500 6550 6560 6570 6580 6600 6100 宝塚線
6001 6501 6551 6561 6571 6581 6601 6101 宝塚線
6002 6502 6552 6562 6572 6582 6602 6102 宝塚線
6003 6503 6553 6563 6573 6583 6603 6103 宝塚線
6004 6504 6554 6564 6574 6584 6604 6104 宝塚線
6005 6505 6555 6565 6575 6585 6605 6105 宝塚線
6006 6506 6556 6566 6576 6586 6606 6106 宝塚線
6007 6507 6557 6567 6577 6587 6607 6107 宝塚線
6008 6508 6558 6568 6578 6588 6608 6108 宝塚線
6010 6510 6760 6650 6660 6770 6610 6110 神戸線
6011 6511 6761 6651 6661 6771 6611 6111 宝塚線
Mc M' T T T T M M'c 所属 備考
7020 7520 6762 7760 7770 6772 7620 7120 神戸線
7021 7521 6671 7761 7771 6681 7621 7121 神戸線
6両編成
← 梅田
須磨浦公園 →

← 西宮北口
宝塚 →
Mc M' T T M M'c 所属 備考
6012 6512 6652 6662 6612 6112 神戸線
6013 6513 6653 6663 6613 6113 神戸線
6014 6514 6654 6664 6614 6114 神戸線
6015 6515 6655 6665 6615 6115 神戸線
Mc M'c Tc M M' Tc 所属 備考
6025 6125 c c 6050 7616 7516 6150 神戸線
Mc M'c Mc T T M'c 所属 備考
6026 6126 c c 6016 6676 6686 6116 神戸線
4両編成
← 梅田
三宮 →
Mc T T M'c 所属 備考
7025 6670 6680 7125 神戸線
7026 6750 6751 7126 神戸線
2両編成
← 梅田
三宮 →
Mc M'c 所属 備考
6020 6120 神戸線
6021 6121 神戸線
6022 6122 神戸線
6023 6123 神戸線
6024 6124 神戸線

2010年

2010年(平成22年)4月1日現在[46]

8両編成
← 梅田/日生中央
宝塚・箕面 →

← 梅田
新開地 →
Mc M' T T T T M M'c 所属 廃車 備考
6000 6500 6550 6560 6570 6580 6614 6100 宝塚線
6001 6501 6551 6561 6571 6581 6601 6101 宝塚線
6002 6502 6552 6562 6572 6582 6602 6102 宝塚線
6003 6503 6553 6563 6573 6583 6603 6103 宝塚線
6004 6504 6554 6564 6574 6584 6604 6104 宝塚線
6005 6505 6555 6565 6575 6585 6605 6105 宝塚線 前面幕拡大
6006 6506 6556 6566 6576 6586 6606 6106 宝塚線 前面幕拡大
6008 6508 6558 6568 6578 6588 6608 6108 宝塚線
6011 6511 6761 6651 6661 6771 6611 6111 宝塚線
6012 6512 6670 6680 6750 6751 6612 6112 宝塚線 2018/03/23
(6750-6751)
6670-6680は2018/04/12付で
能勢電鉄へ譲渡
6013 6513 6662 6653 6663 6652 6613 6113 宝塚線
6015 6515 6762 6655 6665 6772 6615 6115 宝塚線 リニューアル編成
Mc M' 暫定T 暫定T T T M M'c 所属 廃車 備考
6007 6507 6610 6510 6577 6770 6607 6107 宝塚線 リニューアル編成
Mc T T M'c Mc M' T 暫定Tc 所属 廃車 備考
6024 6654 6664 6124 c c 6014 6514 6760 6114 宝塚線
Tc M M' T T M M' Tc 所属 廃車 備考
6050 7616 7516 7565 7575 7605 7505 6150 神戸線
Mc M' T T T T M M'c 所属 廃車 備考
7021 7521 6671 7761 7771 6681 7621 7121 神戸線 6671-6681は2017/04/07付で
能勢電鉄へ譲渡
6両編成
← 西宮北口
宝塚 →
Mc T M'c Mc T M'c 所属 備考
6025 6686 6125 c c 6026 6676 6126 神戸線
3両編成
← 今津
西宮北口 →

← 甲陽園
夙川 →
Mc T M'c 所属 備考
6010 6650 6110 神戸線 ワンマン
6020 6660 6120 神戸線 ワンマン
6021 6567 6121 神戸線 ワンマン
6022 6587 6122 神戸線 ワンマン
6023 6557 6123 神戸線 ワンマン
2両編成
← 梅田
神戸三宮 →
Mc M'c 所属 備考
6016 6116 神戸線
休車
M' 所属 廃車 備考
6600 宝塚線 2011/04/28

2018年

2018年(平成30年)4月1日現在[47]

8両編成
← 梅田/日生中央
宝塚・箕面 →

← 梅田
新開地 →
Mc M' T T T T M M'c 所属 廃車 備考
6000 6500 6550 6560 6570 6580 6614 6100 宝塚線
6001 6501 6551 6561 6571 6581 6601 6101 宝塚線
6003 6503 6553 6563 6573 6583 6603 6103 宝塚線
6004 6504 6554 6564 6574 6584 6604 6104 宝塚線 2018/09/13
(6554-6564-6574-6584)
6005 6505 6555 6565 6575 6585 6605 6105 宝塚線 前面幕拡大
6006 6506 6556 6566 6576 6586 6606 6106 宝塚線 前面幕拡大
6007 6507 6690 6590 6577 6770 6607 6107 宝塚線 リニューアル編成
6008 6508 6558 6568 6578 6588 6608 6108 宝塚線 2019/04/04
(6558-6568)
2023/06
(6578-6588)
6011 6511 6761 6651 6661 6771 6611 6111 宝塚線
6013 6513 6662 6653 6663 6652 6613 6113 宝塚線
6015 6515 6762 6655 6665 6772 6615 6115 宝塚線 リニューアル編成
Mc T T M'c Mc M' T 暫定Tc 所属 廃車 備考
6024 6654 6664 6124 c c 6014 6514 6760 6114 宝塚線
Tc M M' T T M M' Tc 所属 廃車 備考
6050 7616 7516 7565 7575 7605 7505 6150 神戸線 7565-7575は2020/04/26付で
能勢電鉄へ譲渡
7616-7516は7031Fに組込み
6050-6150は7000系へ編入
6両編成
← 西宮北口
宝塚 →
Mc T M'c Mc T M'c 所属 備考
6025 6686 6125 c c 6026 6676 6126 神戸線
4両編成
← 塚口
伊丹 →
Mc M' T Tc 所属 備考
6012 6512 6692 6162 神戸線
3両編成
← 今津
西宮北口 →

← 甲陽園
夙川 →
Mc T M'c 所属 備考
6010 6650 6110 神戸線 ワンマン
6020 6660 6120 神戸線 ワンマン
6021 6567 6121 神戸線 ワンマン
6022 6587 6122 神戸線 ワンマン
6023 6557 6123 神戸線 ワンマン
2両編成
← 梅田
神戸三宮 →
Mc M'c 所属 備考
6016 6116 神戸線

2023年

2023年(令和5年)10月1日現在[48]

8両編成
← 大阪梅田/日生中央
宝塚 →
Mc M' T T T T M M'c 所属 備考
6000 6500 6550 6560 6570 6580 6614 6100 宝塚線 6614以外は車体更新未施工
6003 6503 6553 6563 6573 6583 6603 6103 宝塚線
6005 6505 6555 6565 6575 6585 6605 6105 宝塚線 前面幕拡大
6006 6506 6556 6566 6576 6586 6606 6106 宝塚線 前面幕拡大
6007 6507 6690 6590 6577 6770 6607 6107 宝塚線 リニューアル編成
6011 6511 6761 6651 6661 6771 6611 6111 宝塚線
6013 6513 6662 6653 6663 6652 6613 6113 宝塚線
6015 6515 6762 6655 6665 6772 6615 6115 宝塚線 リニューアル編成
6両編成
← 西宮北口
宝塚 →
Mc T M'c Mc T M'c 所属 備考
6025 6686 6125 c c 6026 6676 6126 神戸線 6025・6125は車体更新未施工
4両編成
← 塚口
伊丹 →

← 石橋阪大前
箕面 →
Mc T T M'c 所属 備考
6024 6654 6664 6124 宝塚線
Mc M' T Tc 所属 備考
6001 6501 6691 6151 神戸線 リニューアル編成
6004 6504 6694 6154 神戸線
6008 6508 6698 6158 神戸線
6012 6512 6692 6162 神戸線
Mc M' T 暫定Tc 所属 備考
6014 6514 6760 6114 神戸線 リニューアル編成
3両編成
← 今津
西宮北口 →

← 甲陽園
夙川 →
Mc T M'c 所属 備考
6010 6650 6110 神戸線 ワンマン
6020 6660 6120 神戸線 ワンマン
6021 6567 6121 神戸線 ワンマン
6022 6587 6122 神戸線 ワンマン
6023 6557 6123 神戸線 ワンマン
2両編成
← 大阪梅田
神戸三宮 →
Mc M'c 所属 備考
6016 6116 神戸線

能勢電鉄譲渡車

6002Fは2014年(平成26年)に能勢電鉄へ譲渡された。
2016年(平成28年)4月1日現在の編成[49]

8両編成
← 大阪梅田/日生中央
宝塚 →
Mc M' T T T T M M'c 備考
6002 6502 6552 6562 6572 6582 6602 6102

脚注

注釈

  1. ^ 2002年(平成14年)に行われた組成変更により梅田方から7両目が6614に差し替えられており、他の7両とは転落防止幌や貫通路引き戸の窓の大きさなどの相違があったが、後には小窓に統一されている。
  2. ^ その後、白地赤文字幕は2019年(平成31年)1月 - 2022年(令和4年)11月に運行されていた京都線の「快速特急A」で使用されていた。
  3. ^ 2019年(令和元年)7月現在これらの編成のみ6000系でリニューアルが行われている。
  4. ^ 6610にはパンタグラフ撤去跡が残されていた。

出典

  1. ^ a b c 「阪急電鉄6000系の概要」-『電気車の科学』Vol.29 No.6、P.36
  2. ^ 『HANKYU MAROON WORLD 阪急電車のすべて 2010』、P.66
  3. ^ a b 能勢電鉄7200系が阪急京都線で試運転 -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2018年2月1日)
  4. ^ 「阪急電鉄6000系の概要」-『電気車の科学』Vol.29 No.6、P.38
  5. ^ a b c d e f 『阪急電車:その全貌から個性とブランドを探る』、P.203
  6. ^ 『復刻版・私鉄の車両5 阪急電鉄』、P.25
  7. ^ 「阪急電鉄6000系の概要」-『電気車の科学』Vol.29 No.6、P.40
  8. ^ 「大手私鉄ファイル 車両配置表」- 『鉄道ファン』2019年8月号
  9. ^ 『日本の私鉄7 阪急』、P.133
  10. ^ a b 阪急,もと2200系先頭車が7090・7190に改番される -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2019年7月21日)
  11. ^ 『阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報』Vol.90、阪急電鉄
  12. ^ 「大手私鉄車両ファイル2021」-『鉄道ファン』2021年8月号
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『阪急電車:その全貌から個性とブランドを探る』、P.202
  14. ^ a b 『日本の私鉄 阪急』、P.69
  15. ^ 篠原丞「デビューから30年 阪急8000系・8300系の思い出」-『鉄道ピクトリアル』2010年8月臨時増刊号、P.26
  16. ^ a b c d e 『阪急電車:その全貌から個性とブランドを探る』、P.204
  17. ^ 篠原丞「阪急電鉄 現有車両プロフィール2010」-『鉄道ピクトリアル』2010年8月臨時増刊号、P.235
  18. ^ a b 阪急6000系6012編成が4両編成化される -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2018年1月23日)
  19. ^ a b 鉄道ファンvol.688 付録.
  20. ^ a b 阪急6004編成が4両編成化され伊丹線運用に -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2018年7月22日)
  21. ^ 阪急3000系3052編成が陸送される -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2018年9月10日)
  22. ^ a b 阪急6000系6008編成が伊丹線で営業運転を開始 -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』交友社(2019年2月25日)
  23. ^ 『阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報』Vol.89、阪急電鉄
  24. ^ 『阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報』Vol.105、阪急電鉄
  25. ^ 『阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報』Vol.95、阪急電鉄
  26. ^ 阪急6000系6014編成が伊丹線で営業運転を開始 -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2023年4月13日)
  27. ^ 『HANKYU MAROON WORLD 阪急電車のすべて 2010』、P.67
  28. ^ 『阪急電車:その全貌から個性とブランドを探る』、P.229 - 230
  29. ^ 『阪急電車:その全貌から個性とブランドを探る』、P.195
  30. ^ a b c 篠原丞「阪急電鉄 現有車両プロフィール2010」-『鉄道ピクトリアル』2010年8月臨時増刊号、P.259
  31. ^ 阪急6000系6014編成が箕面線で運用される -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2016年8月25日)
  32. ^ 阪急6000系6024編成が箕面線で運用される -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2017年9月3日)
  33. ^ 阪急6050編成が正雀へ -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2019年6月14日)
  34. ^ 阪急ニュース・リネア2010年1月号 - 阪急電鉄
  35. ^ 『HANKYU MAROON WORLD 阪急電車のすべて 2010』、P.10 - 11
  36. ^ ミュージアム号、好評につき、運行期間を延長! -『阪急電鉄 鉄道開業100周年 スペシャルサイト(阪急100周年イベントブログ)』、阪急電鉄(2010年2月8日、2010年7月15日時点でのアーカイブ)
  37. ^ ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 2012』、P.198、交通新聞社(2012年7月、ISBN 978-4-330-29911-2
  38. ^ 「大手私鉄ファイル 車両配置表」-『鉄道ファン』2018年8月号
  39. ^ a b 阪急電鉄からの6000系車両の取得、運行に関するお知らせ - 能勢電鉄(2014年7月31日、2014年8月8日時点でのアーカイブ)
  40. ^ a b c d 阪急6000系6002編成が能勢電鉄に移籍 -『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2014年8月12日)
  41. ^ 能勢電鉄、阪急6000系1 編成を譲受 -『Response.』、イード(2014年8月1日)
  42. ^ 能勢電鉄7200系デビュー! 阪急電鉄から譲渡、車体に金色のライン -『マイナビニュース』、マイナビ(2018年3月19日)
  43. ^ 能勢電鉄7200系が平野へ - 『鉄道ファン(鉄道ニュース)』、交友社(2018年2月8日)
  44. ^ 能勢 電鉄7200系車両の導入について (PDF) - 能勢電鉄(2018年2月20日、2018年2月21日時点でのアーカイブ)
  45. ^ 『日本の私鉄 阪急』、P.142 - 146
  46. ^ 『HANKYU MAROON WORLD 阪急電車のすべて 2010』、P.139 - 140
  47. ^ 『阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報』Vol.84、阪急電鉄
  48. ^ 『阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報』Vol.103、阪急電鉄
  49. ^ ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 2016』、P.159、交通新聞社(2016年7月21日、ISBN 978-4-330-70116-5

参考文献

外部リンク