聖痕を受ける聖フランチェスコ (ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ)
『聖痕を受ける聖フランチェスコ』(せいこんをうけるせいフランチェスコ、伊: Stimmate di san Francesco)は、イタリアの国際ゴシック様式の画家、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノが1410年頃に制作した絵画である。板上に油彩とテンペラを用いて描かれてい。現在、イタリアのパルマ県にあるマニャーニ・ロッカ財団に所蔵されている。行列用のの旗の裏側の装飾であり、表側の『聖母戴冠』は現在ロサンゼルスのJ・ポール・ゲッティ美術館に所蔵されている。
イタリア語: Stimmate di san Francesco 英語: Saint Francis Receiving the Stigmata | |
作者 | ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ |
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製作年 | 1420年頃 |
種類 | 板上に油彩とテンペラ |
寸法 | 87 cm × 64 cm (34 in × 25 in) |
所蔵 | マニャーニ・ロッカ財団、パルマ |
旗は、ジェンティーレの出身地であるファブリアーノのサン・フランチェスコ修道院を拠点とする同胞団のために描かれた。画家は、フィレンツェに移る前の1420年春にブレシアから数か月間ファブリアーノに戻っていた。 ジェンティーレの妻の兄弟であるエジディオの従弟であったアンブロ―ジョ・デ・ビゾキスが、おそらく画家と同胞団の間の仲介者であった[1][2]。
脚注
編集- ^ Mauro Minardi, Gentile da Fabriano, Skira, Milano 2005.
- ^ Laura Laureati, Lorenza Mochi Onori (organization), Gentile da Fabriano e l'altro Rinascimento (catalogue of the exhibition held in February 2006), Milan, Electa, 2006, pp. 180-185 (Italian), ISBN 88-370-3768-6