聖ヨハネ23世 平和の教皇
『聖ヨハネ二十三世 平和の教皇』(Papa Giovanni - Ioannes XXIII )は、2002年に製作されたイタリアのテレビ映画。監督はジョルジオ・カピターニ。音楽はマルコ・フリジーナが担当。2部構成で第1部は少年時代から教皇ヨハネ23世誕生までを、第2部は平和の実現者と呼ばれた教皇の生涯を描く[1]。日本未公開。2016年に「聖ヨハネ23世 平和の教皇日本語字幕版DVD」が製作された[2]。
聖ヨハネ二十三世 平和の教皇 | |
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Papa Giovanni - Ioannes XXIII | |
監督 | ジョルジオ・カピターニ |
脚本 |
ジャンカルロ・ズィゾラ フランチェスコ・スカルダマリア マッシモ・チェロフォリーニ |
製作 |
ルカ・ベルナベイ フェルディナンド・ドーナ アンセルモ・パリネロ |
出演者 |
エドワード・アズナー マッシモ・ギーニ クロード・リッチ ミヒャエル・メンドル フランコ・インテルレンギ |
音楽 | マルコ・フリジーナ |
公開 | 2002年 |
上映時間 | 200分 |
製作国 | イタリア |
あらすじ
編集教皇ピオ12世逝去の知らせが届き、ベニス総大司教であったアンジェロ・ジュゼッペ・ロンカッリ枢機卿はコンクラーベ(教皇選挙)のためローマへ旅立つ。そして、自分の半生を回想する。コンクラーベでは枢機卿たちの思惑で選挙が難航したが、ロンカッリが教皇に選ばれヨハネ23世が誕生する。教皇ヨハネ23世はバチカンの古い体質を刷新してゆく。第二次世界大戦後の東西冷戦時代の中にあって、世界平和に向けて400年ぶりに第2バチカン公会議を開催する。キューバ危機の際には、教皇の平和への訴えが核戦争を回避させた。「平和の教皇」と呼ばれ、対話の大切さを説き温かい人柄で世界中から慕われた。5年にも満たない在位期間での活躍、回勅『地上の平和』を公布してから約2カ月後に死去するまでが描かれている。
→詳細は「ヨハネ23世 (ローマ教皇)」を参照
キャスト
編集- アンジェロ・ジュゼッペ・ロンカッリ:エドワード・アズナー
- 若き日のアンジェロ・ジュゼッペ・ロンカッリ:マッシモ・ギーニ
- アルフレド・オッタヴィアーニ枢機卿:クロード・リッチ
- ドメニコ・タルディーニ:ミヒャエル・メンドル
- ラディニ・テデスキー:フランコ・インテルレンギ