羽藤由美
羽籐 由美(はとう ゆみ、1958年 - )は日本の言語学者。京都工芸繊維大学名誉教授。応用教育学の大家として知られ大学英語教育学会(JACET)関西支部研究企画委員を務める[1]。
はとう ゆみ 羽籐 由美 | |
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生誕 | 1958年(65 - 66歳) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 津田塾大学、ロンドン大学、 |
職業 | 京都工芸繊維大学教授 |
受賞 | JALT/PHP Scholarship, Task demands: How minds operate to cope with them?, 全国語学教育学会他(1995年) [1] |
来歴
編集1979年、津田塾大学学芸学部英文学科卒、卒業後日産自動車株式会社に入社し、1985年に株式会社ジオスに転職する。得意の英語力を買われGEOS English Academy, Brighton & Hoveの校長に就任する。その後1991年からロンドン大学教育研究所英語教育学研究科に留学し修士号(M. A. in Education)を取得する。帰国後1994年富山県立大学工学部教養教育助教授に就任し、その後1997年、福井県立大学経済学部助教授を経て福井県立大学学術教養センター准教授に就任する。2006年、京都工芸繊維大学に招聘され、教授職を務める。退官後同大より名誉教授号を授与される[1][2]。
著作
編集- 『高校入試に英語スピーキングテスト? : 東京都の先行事例を徹底検証』岩波書店、2023年11月(ISBN: 9784002710853)
- 『大学入試がわかる本 : 改革を議論するための基礎知識』岩波書店、2020年9月 (ISBN: 9784000614214)
- 『変革期の大学入試』金子書房、2020年6月 (ISBN: 9784760861033)
- 『検証迷走する英語入試 : スピーキング導入と民間委託』岩波書店、2018年6月 (ISBN: 9784002709840)
- 『英語を学ぶ人・教える人のために―「話せる」のメカニズム』世界思想社、2006年4月1日 (ISBN: 4790711846)
- 『コミュニカティブ・クラスの理論と実践』東京書籍、2001年6月 (ISBN: 4487796407)
論文
編集- 「Development and administration of a Skype-based English speaking test in a Japanese high school 京都工芸繊維大学学術報告書 14 21 2022年2月
- CBTスピーキングテストの舞台裏,どこがどう難しいのか?—KIT Speaking Test の実践より—」JACET関西支部紀要 23 96-120 2021年3月
- 「英語入試改革の挫折から迷走を抜け出す道を探る」現代思想 48(6) 72-84 2020年4月
- 「2020年度英語入試改革の構造的欠陥」指導と評価 2019年11月号 9-12 2019年11月
- 「国立大学は若者を犠牲にすることに加担するなーー迷走を続ける英語入試改革の現状」岩波科学 89(10) 905-913 2019年9月
- 「Developing a computer-based speaking test of English as a lingua franca: Preliminary results and remaining challenges」WASEDA Working Papers in ELF (English as a Lingua Franca) 7 2018年10月
他多数
人物
編集子育てと仕事を両立させてきたキャリアウーマンであり、これまで遠距離になりながらの夫と二人三脚の共稼ぎで子供を育てあげた。その間父を看取り、母(現在93歳)を支えてきた。定年後はTwitterで、日々の腹の立つことをつぶやくのが趣味であり、2024年6月現在、1万人のフォロワーがいる[3]。