羯磨(こんま、かつま、: kamma(ṃ), カンマ(ン)、: karma(n), カルマ(ン)[1])とは、仏教で用いられる多義的な用語の1つ。

原義は「行為」だが、そこから「所作・作法」を意味するようになり、派生した様々な意味として多義的に用いられる。

僧伽の会議

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主な用法の1つが、僧伽(僧団)の会議を指す用法である。その主なものとして、

  • 白四羯磨(びゃくしこんま) - 白(議題)提起1回の後、参加者にその賛否を3回入念に問う形式。重要議題で用いられる形式。
  • 白二羯磨(びゃくにこんま) - 白(議題)提起1回の後、参加者にその賛否を1回だけ問う簡略形式。軽微な案件で用いられる形式。

の2種類がある。

受戒儀式

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出家者に具足戒を授ける受戒儀式は、初期仏教の当初から「十衆白四羯磨具足戒法」として、上記の「白四羯磨」の様式を用いていたため、受戒儀式そのものも羯磨と呼ぶようになる。

受戒儀式に参加する10名である「三師七証」の一人、読み上げ役を羯磨師(こんまし)と呼ぶ。

参考文献

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脚注・出典

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