羅生門式調査手法
羅生門式調査手法(らしょうもんしきちょうさしゅほう、Rashomon-like technique)は、社会調査の手法のひとつ。
被調査者の家族に対するインタビューにおいて、家族の生活史において起こった事件に対し、家族の成員別々に独自に語らせる方法である。名称は、黒澤明の映画 『羅生門』に因む。用例は、アメリカの人類学者・Lewis,O.による、『貧困の文化』(1959年)、『サッチェスの子供たち』(1961年)などに見られる。
関連項目
編集- 雪ダルマ式手法(snowball technique)
- 三角測量的手法(triangulation)
出典
編集- 森岡清美他編 『新社会学辞典』 1992年 ISBN 4-641-00258-4