羅 幹(ら かん)は中華人民共和国の政治家。中共中央政治局常務委員(序列第9位)、中央政法委員会書記だった。

羅幹
プロフィール
出生: 1935年7月
出身地: 中華民国の旗 中華民国山東省済南市
職業: 政治家
各種表記
繁体字 羅幹
簡体字 罗干
拼音 Luó Gàn
和名表記: ら かん
発音転記: ルオ・ガン
テンプレートを表示

人物・来歴

編集

1953年に北京鉄鋼工業学院(後の北京科技大学)圧力加工学部を経て1954年から旧東ドイツに留学、ライプツィヒのカール・マルクス大学(後のライプツィヒ大学)でドイツ語を1年間学ぶ。1956年からフライベルク鉱山大学入学、1962年卒業。在学中の1960年6月に中国共産党入党。

1969年から五七幹部学校に1年間下放される。復活後は河南省輸出委員会副主任、副省長、党委書記。全国総工会副主席(1983年~)。労動部部長(1988年)に就任したものの、病に倒れた陳俊民に代わってすぐさま国務院秘書長中国語版英語版に就任、以降李鵬が全人代委員長になるまで10年間務める。

国務委員1988年~1997年、15期中央書記処書記などを歴任。2002年の16全会で政治局常務委員。末席ではあるが司法・公安(警察)を束ねる党中央政法委員会書記を兼務し、権力は大きかった。2007年の17全会で退任。後任は、周永康

2008年3月の全人代で引退した。李鵬が総理時代に国務院秘書長を務めた、9人いる常務委員の内唯一の李鵬派だった。

外部リンク

編集