織田無道
織田 無道(おだ むどう、本名:織田 礼介(おだ れいすけ)[1][2]、1952年〈昭和27年〉8月8日 - 2020年〈令和2年〉12月9日)は、日本の僧侶、タレント。
おだ むどう 織田 無道 | |
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生誕 |
織田礼介 1952年8月8日 日本 神奈川県厚木市 |
死没 | 2020年12月9日(68歳没) |
出身校 | 帝京大学法学部 |
職業 | 僧侶、タレント |
プロフィール
編集身長175cm、体重75㎏、血液型はA型。神奈川県厚木市出身[3]。自称織田信長の子孫[2]。帝京大学法学部卒業。1980年代後半、臨済宗建長寺派圓光禅寺の第49代住職となる[4]。1990年代、「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」などのバラエティー番組に「霊能者」として出演して人気を博した[5]。その風貌や行動は宮尾すすむのアドバイスによるところが大きかった[4]。本人は当時を「出過ぎだった」と振り返っている。
2002年(平成14年)9月11日に、宗教法人の乗っ取りを図り虚偽の登記を行ったとして、公正証書原本不実記載・同行使の容疑で逮捕[4][5]。織田自身は無実を主張したが、懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決を受けた[4][5]。2007年、格闘技イベントの開催トラブルを起こした(後述)[4]。2009年、石川県加賀市作見町の豊星寺(旧・ユートピア加賀の郷)の住職に就任するも、従業員と給与不払いなどのトラブルを起こしたと報じられた[2][4][6]。
2014年(平成26年)3月には日刊ゲンダイの取材を受け、久々にメディアの前に姿を現す[7]。2014年(平成26年)の時点でいくつかの寺の住職を務めていたほか(具体的な寺の名前は「檀家さんやご近所に迷惑がかかる」として非公表)、東南アジアでエビの養殖ビジネスも手がけていた[4][7]。
晩年は癌の闘病生活を送り、2018年(平成30年)6月には大腸がんのステージ4を宣告された[8]。余命1年とされながら、2019年12月には自身のYouTubeチャンネルを開設し、動画配信活動を行っていた[9]。しかし、2020年(令和2年)12月9日死去。68歳没[10][11]。
2023年時点で映像コンテンツ権利処理機構に登録された[12]。
圓光禅寺
編集神奈川県厚木市にあり、1200年の歴史を持つと言われる[13]。本尊には円光観世音菩薩(三十三観音のうちのひとつ)などが置かれ、1000の檀家を有する[13]。
- 詳しくは、圓光禅寺を参照。
性格
編集プライベート
編集- カーマニアとして有名で、ランボルギーニ・カウンタック・ウォルター・ウルフ仕様(初号車。『蘇える金狼』で松田優作演ずる主人公が乗っていたこともある)を所有していた[15]。
- 2007年(平成19年)9月16日、代々木第二体育館にて「無道Spirit」なる格闘技イベントを開催した。東京ドーム、大阪ドーム、さいたまスーパーアリーナ、全日空ホテル、中国政府からの招聘での上海大会、台湾政府からの招聘での台湾大会、ラスベガスのマリオットホテルからの招待で1か月連続公演と日程が決まっていたが大会不履行になる。また、イベント開催に際し「旧皇族の東久邇宮家が所有し、私が換金を任されている」という米100万ドル札(米政府は100万ドル札を発行していない)の束をイギリスの銀行に数百億円に換金しに行ったことが同行した関係者より「週刊新潮」で証言された[16]。
- 晩年はタレント活動からは身を引き、死去の際の日刊スポーツの取材に対して圓光禅寺は「既に一般人なので、コメントは差し控えさせていただきます」と回答している[11]。
出演作品
編集テレビドラマ
編集- 金田一少年の事件簿 雪夜叉伝説殺人事件(1995年、日本テレビ) - コメンテーター 役(特別出演)
- 聖龍伝説 第8話「最愛の人の裏切り! 脱獄した母を襲う殺人魔術拳の罠」(1996年、日本テレビ) - 幽元 役
- ドラマ愛の詩 ズッコケ三人組 第7話(1999年、NHK) - 月形幽鬼斎 役
- 恋の神様 第5話(2000年、TBS)
- 京極夏彦 「怪」 第3話「赤面ゑびす」(2000年7月20日、WOWOW) - 鮫 役
映画
編集- お墓がない!(1998年、松竹) - 山田 役
- 借王シャッキング4(1998年) - 朝内製薬副社長 役
- 平成金融道 マルヒの女(2000年) - 葛原 役
- 風雲児 長者番付に挑んだ男(2006年)
Vシネマ
編集- 幽幻怪社 事件ファイル00 始まりは妖しくも華やかに(1994年)
- 新・男樹(1997年) - 鉄観 役
- 新・男樹2(1997年) - 鉄観 役
- くノ一忍法伝 紅の刃 〜女淫恋獄抄〜(2000年)
- 修羅のみちシリーズ
- 修羅のみち8 大阪最終血戦(2003年) - 金融財政担当大臣 桑原宗徳 役
- 修羅のみち11 四国最終戦争(2004年) - 関東共住会常任顧問 萩原一家総長 萩原秀徳 役
- セーラー服天使、少女のうた(2009年)
バラエティほか
編集著書
編集ディスコグラフィー
編集- めぐりあえた奇跡に with広田美稀/やがて来る明日のために(1995年、東芝EMI)
脚注
編集- ^ “織田無道さん 住職務めた寺で通夜営まれる、200人参列”. スポニチアネックス. (2020年12月14日) 2020年12月14日閲覧。
- ^ a b c “除霊僧織田無道さん死す、68歳 9日未明…がんで”. サンケイスポーツ. 2020年10月29日閲覧。
- ^ “織田無道さん死去「寂しい」地元の厚木市も悲しみ - おくやみ”. nikkansports.com. 日刊スポーツ. 2021年10月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g 高鍬真之 (2020年12月13日). “霊能ブーム時代の怪僧・織田無道さんの知られざる最後「『倉木麻衣のパパ』とも交友があった」”. AERA dot. (アエラドット). 週刊朝日. 2021年10月29日閲覧。
- ^ a b c “織田無道さん死去 露出減、闘病「最近見なかった」 - おくやみ”. nikkansports.com. 日刊スポーツ. 2021年10月29日閲覧。
- ^ “「住職」織田無道氏、73メートル観音像の加賀・豊星寺”. 北国新聞. (2009年11月15日). オリジナルの2009年11月19日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b ““昭和の怪僧”織田無道さんは今も現役、養殖ビジネスも”. 日刊ゲンダイ. (2014年3月2日)
- ^ “余命宣告の織田無道が暴露「テレビはヤラセ」「除霊はできない」「有罪判決」”. 週刊女性PRIME. 2021年10月29日閲覧。
- ^ 【織田無道】ユーチューブはじめました。 - YouTube
- ^ “織田無道さん死去 68歳がん、90年代バラエティーで活躍”. zakzak. (2020年12月11日) 2020年12月11日閲覧。
- ^ a b “織田無道さんが9日死去 がん闘病中 13日に通夜”. 日刊スポーツ. (2020年12月11日) 2020年12月11日閲覧。
- ^ 放送番組に出演された織田無道様をさがしています
- ^ a b ナンシー関『何の因果で』 P.38 ISBN 4041986052
- ^ 浄土真宗、日蓮宗などの宗派では肉食を禁じていないほか、初期仏教の教えにある三種の浄肉では一定条件を満たすことで肉食を可能にする解釈があり、肉食自体は全世界の仏僧にとって宗教観を揺るがすレベルの絶対悪ではない点に留意。
- ^ http://www.supercarnet.jp/LamborghiniWEB/WolfCountach.htm
- ^ 週刊新潮記事より(2007年12月07日))
- ^ 番組内企画『赤坂5丁目ミニマラソン』96春・96秋で優勝し、2連覇を達成した。
関連項目
編集- 井川等視 - そっくりさん
- 木梨憲武 - 「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」内でよくモノマネしていた。