網走川
北海道の河川
網走川(あばしりがわ)は、北海道オホーツク総合振興局管内を流れ、オホーツク海に注ぐ一級河川。網走川水系の本流である[1]。
網走川 | |
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網走市内 | |
水系 | 一級水系 網走川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 115 km |
平均流量 |
13.96 m3/s (美幌観測所 2000年) |
流域面積 | 1,380 km2 |
水源 | 阿幌岳(津別町) |
水源の標高 | 978 m |
河口・合流先 | オホーツク海(網走市) |
流域 |
日本 北海道オホーツク総合振興局管内 |
概要
編集北海道網走郡津別町南部の阿幌岳南斜面に源を発し、北に流れる。大空町女満別住吉で網走湖に至り、網走市北1条と南3条の境界からオホーツク海に注ぐ。流域人口は約8万人。
名称の由来
編集先住のアイヌからは、「リンナイ」(波の沢)という名で呼ばれていた。近現代では、網走地方を主に流れる川として「網走川」と呼ばれている。
網走の語源については網走市を参照されたい。
流域
編集網走郡津別町、美幌町、大空町、網走市の1市3町を流域とする。
各自治体と農漁業団体などでつくる「網走川流域の会」が環境保全などを目的に活動している。きっかけは、2001年9月の台風で濁流が網走湖や河口付近を襲い、漁業(シジミ、ホタテなど)に大きな被害が出たこと。網走市と網走、西網走の2漁協が協議会を設立して上流を調査したところ、各地で農地や山林が崩落していることが原因と判明。国土交通省北海道開発局の協力も得て、崩落対策のほか河川清掃、子供向け啓発を行っている。環境改善により、鮭の遡上が増えるなどの効果が出ている[2]。
支流
編集下流より記載
主な橋梁
編集下流より記載
- 網走橋 - 国道39号
- 中央橋
- 新橋 - 国道39号
- 鏡橋
- 大曲橋 - 国道238号
- 治水橋 - 北海道道714号住吉女満別停車場線
- 美幌大橋 - 国道39号美幌バイパス
- 美禽橋 - 国道39号
- 大正橋 - 北海道道217号北見美幌線
- 上美幌橋
- 活汲橋
- 達媚橋 - 北海道道27号北見津別線
- 協栄橋 - 北海道道494号訓子府津別線
- 翻木禽橋 - 北海道道51号津別陸別線
脚注・出典
編集- ^ 河川整備基本方針>網走川水系
- ^ 【トップに聞く】網走川流域の会会長・網走漁協組合長 新谷哲也さん/漁・農が連携 網走川の環境守る『朝日新聞』2019年4月3日(道内面)。
外部リンク
編集- 網走開発建設部(国土交通省北海道開発局)