続々群書類従(ぞくぞくぐんしょるいじゅう)は明治時代末に国書刊行会から刊行された古典叢書。塙保己一の『群書類従』『続群書類従』にならい、それらに未収録の文献を収録している。全16冊(後に増補されて17冊)。

内容

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1906年(明治39年)から1909年(明治42年)にかけて刊行。

  • 第1 神祗部 類聚神祇本源、神祇霊応記、元録七年加茂祭記 ほか
  • 第2 史伝部第1 続皇年代略記、本朝歴代法皇外紀、天台要暦、東寺長者補任、興福寺別当次第 ほか
  • 第3 史伝部第2 常徳院画像賛并序、吉備烈公遺事、惺窩先生行状、羅山林先生行状、大乗院日記目録 ほか
  • 第4 史伝部第3 余目氏旧記、吉良家正嫡考、忍城戦記、清正高麗陣覚書、大坂陣山口休庵咄、嶋原一揆松倉記、嶋原天草日記 ほか
  • 第5 記録部 三代御記、貞信公記、江記、東大寺法花堂要録、天正日記、九州下向記
  • 第6 法制部第1 講令備考、延喜式巻第四十九工事解 ほか
  • 第7 法制部第2 建官考、三代制符、御成敗式目注、建武式目注 ほか
  • 第8 地理部第1 本朝地理志略、雍州府志、江戸名所記、前橋風土記、会津風土記 ほか
  • 第9 地理部第2 寛文印知集、琉球国郷帳、松前島郷帳、芸備国郡志、蝦夷記、沢庵和尚鎌倉記 ほか
  • 第10 教育部 朝倉宗滴話記、北条幻庵覚書、黒田家老士物語、翁問答、光圀卿教訓、荷田大人創学校啓、商売往来、消息往来 ほか
  • 第11 宗教部第1 東大寺要録、招提千歳伝記、興福寺濫觴記、薬師寺黒草紙、法隆寺記補忘集、南部七大寺巡礼記 ほか
  • 第12 宗教部第2 東宝記、入唐求法巡礼行記、顕戒論縁起、日本大師先徳明匠記、吉利支丹物語、破提宇子 ほか
  • 第13 詩文部 後水尾天皇御製詩集、貞山公詩鈔、惟新公自記、惺窩先生文集、垂加文集 ほか
  • 第14 歌文部第1 風葉和歌集、千五百番歌合、慶長千首和歌、天正十六年聚楽亭御会御歌 ほか
  • 第15 歌文部第2 顕昭古今集註、俊頼口伝集、新撰菟玖波集 ほか
  • 第16 雑部 双倉北雑物出用帳、東大寺勅封蔵目録記、正倉院御宝物目録、寺社宝物展閲目録、興福寺法隆寺牒状、宋人陳和卿濫妨停止下文 ほか
  • 第17 雑部2 平城宮大內裏跡坪割之図、聖德太子伝私記 ほか(1978年)

その他

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注釈

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  1. ^ 群書類従(正・続・続々、全 133 冊) 待望のデジタル化![1]

関連項目

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外部リンク

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