絨花
絨花(じゅうか、ロンホァ)とは、絹・ベルベット生地で作った造花である[1][2]。またアレンジされて、鳥の人形を作る絨鳥なども見られる[3]。中国語のロンファ読みは、栄華(ロンファ)の語呂合わせともなる[4]。
唐の時代から、貴族女性が頭飾りとしている。絨花製作技術は、江蘇省の無形文化遺産である[2]。また、北京絨花・絨鳥は、18世紀頃から始まり進化して鳥や昆虫などの小さな卓上装飾品を作るなどの独特の進化をしたことから、2022年11月に北京の無形文化遺産となった[3]。
使用例
編集- 『瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜』(原題:延禧攻略) - 2018年に公開された清朝の宮中を舞台とした中国ドラマ。劇中の絨花が中国国内外で話題となった[2][5][6]。
出典
編集- ^ 「絨花」 。
- ^ a b c “中国宮廷の貴族女性の頭飾り「絨花」とは? 国際ブランドとのコラボも--人民網日本語版--人民日報”. j.people.com.cn. 2025年3月8日閲覧。
- ^ a b “非遗智造局之新花怒放_东城非遗_首都之窗_北京市人民政府门户网站”. www.beijing.gov.cn. 2025年3月8日閲覧。
- ^ “宮廷の貴族女性の頭飾りとして使われた絨花”. japan.visitbeijing.com.cn. 2025年3月8日閲覧。
- ^ ““绒花”与“绒鸟”:早就在你懵懂的童年里留下过姓名”. www.sohu.com. 2025年3月8日閲覧。
- ^ “人気ドラマ「延禧攻略」の衣装に施された刺繍が話題 中国伝統工芸が大集合--人民網日本語版--人民日報”. j.people.com.cn. 2025年3月8日閲覧。
関連項目
編集- ワイヤーモール(パイプクリーナー) ‐ ワイヤー状にした毛が柔らかいブラシ。パイプの掃除などにも使われるが、お菓子の袋を締めて閉じたり、モール手芸などと呼ばれる人形などの造形物を作るのにも使用される。
外部リンク
編集- 绒鸟 - 百度百科