経王寺 (金沢市)

石川県金沢市にある日蓮宗の寺院

経王寺(きょうおうじ)は、石川県金沢市にある日蓮宗の寺院。山号は壽福山(じゅふくざん)。本尊は十界曼荼羅。旧本山は滝谷妙成寺。通師法縁。

経王寺きょうおうじ
所在地 石川県金沢市小立野5-9-2
位置 北緯36度33分15.0秒 東経136度40分32.1秒 / 北緯36.554167度 東経136.675583度 / 36.554167; 136.675583座標: 北緯36度33分15.0秒 東経136度40分32.1秒 / 北緯36.554167度 東経136.675583度 / 36.554167; 136.675583
山号 壽福山
宗旨 日蓮宗
法人番号 9220005000873 ウィキデータを編集
経王寺 (金沢市) (金沢市街)
経王寺 (金沢市)の位置(金沢市内)
経王寺
経王寺
経王寺 (金沢市) (金沢市)
テンプレートを表示

歴史

編集

慶長6年(1601年)創建された。開基は加賀藩前田利家の側室で、同3代藩主前田利常の生母である寿福院。開山は寿福院の異母兄で、能登滝谷妙成寺第14世の善住院日淳上人である。日淳上人の弟子養仙院日護上人を2世に招いて住持とした。寿福院と日淳は越前朝倉氏の家臣上木新兵衛の子であり、上木家の菩提寺は越前府中(福井県武生市)の経王寺であった。

利常が慶長19年(1614年)藩主となると、寿福院は人質として江戸へ下向。寛永8年(1631年)に江戸で没した。寿福院は江戸の池上本門寺で荼毘に付された後、経王寺であらためて葬儀が行われた。同年、寺は金沢大火で炎上。正保4年(1647年)、寿福院の十七回忌に際し、利常によって再興された。

加賀騒動の悲劇のヒロインとして知られる真如院(6代加賀藩主前田吉徳の側室お貞)の墓所がある。

寺院周辺

編集

交通アクセス

編集

参考文献

編集
  • 『日本歴史地名大系 石川県の地名』、平凡社、1991年
  • 『石川県大百科事典』、北国出版社、1975年

外部リンク

編集