終身犯』(しゅうしんはん 原題:Birdman of Alcatraz)は、1962年制作のアメリカ合衆国の映画ジョン・フランケンハイマー監督、バート・ランカスター主演。

終身犯
Birdman of Alcatraz
監督 ジョン・フランケンハイマー
脚本 ガイ・トロスパー
原作 トーマス・E・ガッディス
製作 スチュアート・ミラー
ガイ・トロスパー
製作総指揮 ハロルド・ヘクト
(クレジットなし)
出演者 バート・ランカスター
カール・マルデン
セルマ・リッター
音楽 エルマー・バーンスタイン
撮影 バーネット・ガフィ
編集 エドワード・マン
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開 アメリカ合衆国の旗 1962年7月3日
日本の旗 1962年9月26日
上映時間 147分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $2,650,000[1]
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終身刑を宣告された囚人でありながら、獄中で鳥類の研究を続け、鳥類学の権威となったロバート・フランクリン・ストラウドの実話の映画化。第35回アカデミー賞4部門(主演男優賞助演男優賞助演女優賞撮影賞(白黒作品部門))にノミネートされた。また、バート・ランカスターがヴェネツィア国際映画祭 男優賞英国アカデミー賞 主演男優賞を受賞した。

あらすじ

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20世紀初頭、ロバート・フランクリン・ストラウドは恋人に乱暴した男を殺した罪で懲役12年の刑に処せられ、服役していたが、面会に来た母エリザベスを侮辱した看守を殺してしまい、死刑を宣告されてしまう。しかし、エリザベスがウィルソン大統領夫人嘆願運動を行なった結果、終身刑に減刑される。

ある日、ロバートは一羽の小鳥を保護する。その世話をするうちに鳥への興味が湧いてきた彼は鳥の研究を始め、ついにはその権威にまで登りつめる。さらに、彼の論文を読んで興味を抱いた未亡人ステラと獄中結婚までする。

しかし、前の看守長だったシューメイカーの差金で刑務所の管理方針が変わり、小鳥の飼育が禁止されそうになると、ロバートは世間に問題を提起して刑務所側と対抗した。結局、ロバートがアルカトラズ刑務所へ移送される事で決着したものの、そこの所長はそのシューメイカーであった。鳥の飼育を禁止されたロバートは、今度は法律の勉強を始める。

ある日、刑務所内で待遇の悪さに怒った囚人たちが暴動を起こす。終始冷静な態度を貫き、事態の収拾に努めたロバートはその態度を高く評価され、ミズーリ州の刑務所へ移送された。平穏な獄中生活に戻ったロバートは、心おきなく以前のように鳥類の研究に没頭するのであった。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
NET TBS
ロバート・フランクリン・ストラウド バート・ランカスター 久松保夫
ハーヴェイ・シューメイカー カール・マルデン 島宇志夫 吉沢久嘉
エリザベス・ストラウド セルマ・リッター 河村久子 高村章子
ブル・ランサム ネヴィル・ブランド 渡部猛
ステラ・ジョンソン ベティ・フィールド 麻生美代子
フェト・ゴメス テリー・サバラス 小林清志 飯塚昭三
トーマス・E・ガッディス エドモンド・オブライエン 川久保潔
アルバート・コムストック ヒュー・マーロウ 保科三良
エリス ウィット・ビセル英語版 寺島幹夫
クレイマー クラハン・デントン英語版 千葉耕市 田中康郎
ジェス・ヤンガー ジェームズ・ウェスターフィールド英語版 吉沢久嘉
不明
その他
上田敏也
朝戸正明
村松康雄
岡部政明
西山連
日本語版スタッフ
演出 小林守夫
翻訳 木原たけし
効果 芦田公雄
調整
制作 東北新社
解説 淀川長治
初回放送 1968年9月29日
日曜洋画劇場
21:00-23:00
正味99分37秒
1974年1月10日17日

脚注

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  1. ^ Kate Buford, Burt Lancaster: An American Life, Da Capo 2000 p 209

外部リンク

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