細川慎弥
細川 慎弥(ほそかわ しんや、1981年4月1日 - )は、日本のレーシングドライバー。福岡県出身。
プロフィール
編集- 身長:179cm
- 体重:62kg
- 血液型:Rh+O型
父親の勧めでカートを始め、中学卒業後 進学せず走り続けたが、地元のカートのコーチとの対立により、そこを後にする。
1999年にはイギリスに渡り、フォーミュラ・フォードウインターシリーズに参戦している。2001年はフォーミュラ・ドリームに参戦し、シリーズチャンピオンを獲得した[1]。そのスカラシップにより、2002年にはイギリス・フォーミュラ3選手権に参戦し、1勝するもシリーズ14位に終わった。2003年は全日本F3選手権に参戦するも、思ったほどの成績が残せずフォーミュラでのシートを失う。
2004年より全日本GT選手権(現 SUPER GT)のGT300クラスに参戦した。初年度はマシンのポテンシャルが低いせいもあり、活躍 出来ずに終わったが、2005年はEBBRO M-TEC NSXで、チャンピオン争いを演じるが、惜しくも2位に終わった。
2006年からは、その実績が買われGT500クラスにステップアップし、高橋国光監督率いるチーム国光でセバスチャン・フィリップと共にRAYBRIG NSXをドライブすることになった。そして、9月第7戦ツインリンクもてぎにて初の綜合優勝を獲得。続く第8戦オートポリスでも2位でチェッカーを受けるも、ピット作業違反で3位に。しかし、ポイントランキングではトップに立った。最終戦では、100kgのウエイトハンディを背負ったためマシンのスピードに欠き苦戦し、更にチームメイトがドライビング時にペナルティを受けてしまい2位でシリーズを終え、惜しくもルーキーイヤーでのシリーズタイトル獲得を逃した。2007年は、セバスチャン・フィリップが移籍したためチームメイトがドミニク・シュワガーに変わり、第2戦・第4戦・第7戦で3度2位に入るも、シリーズ3位に終わった。2008年は、チームメイトが井出有治に変わった以後2009年シリーズまで在籍していたが、2010年からはGT500クラスのシートを離れている。
2010年は、GT300クラスチームのJLOCにてリール・ランボルギーニ RG-3をドライブ。しかしシーズン途中でシート喪失。それ以降レース活動はしていなかったが、2012年9月17日・18日にJLOCにてSUPER GTの公式テストに参加。2013年からは再びランボルギーニでGTに参戦している。
レース戦績
編集- 1995年 - ヤマハドリームカップ(シリーズチャンピオン)
- 1996年
- ヤマハ・レーシングカート・YZ80クラス(シリーズ3位)
- ヤマハ・レーシングカート・FPクラス(シリーズ2位)
- スーパカート全国大会
- 1997年
- ヤマハ・レーシングカート・YZ80クラス(シリーズ2位)
- ヤマハ・レーシングカート・FPクラス(シリーズ2位)
- 九州地方選手権
- 1998年 - 全日本カート選手権・FAクラス
- 1999年
- 全日本カート選手権・ICAクラス
- イギリス・フォーミュラフォード・ウインターシリーズ
- 2000年 - SRS-F入校(スカラシップ獲得)
- 2001年
- フォーミュラドリーム(#14 SRS-F スカラシップFD/FD-99 MF224)(シリーズチャンピオン・9勝)
- 第30回インターナショナル Pokka 1000km・GT500クラス(無限×童夢プロジェクト #18 TAKATA童夢NSX/NSX NA2 C32B)(総合4位)
- 2002年 - イギリスF3選手権(シリーズ14位・1勝)
- 2003年 - 全日本F3選手権<Rd.1~12>(#1 ディグレ無限F106/ローラ童夢F106 MF204C)(シリーズ6位・1勝)
- 2004年
- 全日本GT選手権・GT300クラス(A&S RACING #9 ADVANK-STADIUM MT/MOSLER MT900R)(シリーズ19位)
- Super 耐久シリーズ・Class3<Rd.3以降>(TRACY SPORT #79 TAITEC ADVAN NSX/NA2)(シリーズ4位)
- 第11回十勝24時間レース・ClassN+(TEAM 5ZIGEN #5 5ZIGEN ACCORD/CL7)(総合19位・クラス3位)
- 2005年 - SUPER GT・GT300クラス(M-TEC Co.LTD #0 EBBRO M-TEC NSX/NSX LA-NA2 C32B)(シリーズ2位・2勝)
- 2006年 - SUPER GT・GT500クラス(TEAM KUNIMITSU #100 RAYBRIG NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ2位・1勝)
- 2007年 - SUPER GT・GT500クラス(TEAM KUNIMITSU #100 RAYBRIG NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ3位)
- 2008年 - SUPER GT・GT500クラス(TEAM KUNIMITSU #100 RAYBRIG NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ11位)
- 2009年 - SUPER GT・GT500クラス(TEAM KUNIMITSU #100 RAYBRIG NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ15位)
- 2010年 - SUPER GT・GT300クラス(JLOC #88 リール ランボルギーニ RG-3)(シリーズ18位)
- 2013年 - SUPER GT・GT300クラス(JLOC #86 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3)(シリーズ13位)
- 2014年 - SUPER GT・GT300クラス(JLOC #86 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3)(シリーズ12位)
- 2015年 - SUPER GT・GT300クラス<Rd.1~5>(Audi Team Racing Tech #86 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3)(シリーズ21位)
- 2016年 - SUPER GT・GT300クラス(JLOC #87 triple a ランボルギーニ GT3)(シリーズ19位)
- 2017年 - SUPER GT・GT300クラス(JLOC #87 ショップチャンネル ランボルギーニ GT3)(シリーズ13位)
イギリス・フォーミュラ3選手権
編集年 | チーム | エンジン | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2002年 | カーリン・モータースポーツ | 無限 | C | BRH 1 Ret |
BRH 2 Ret |
DON 1 23 |
DON 2 Ret |
SIL 1 10 |
SIL 2 12 |
KNO 1 8 |
KNO 2 5 |
CRO 1 DNS |
CRO 2 C |
SIL 1 Ret |
SIL 2 15 |
CAS 1 20 |
CAS 2 16 |
BRH 1 9 |
BRH 2 10 |
ROC 1 1 |
ROC 2 13 |
OUL 1 Ret |
OUL 2 6 |
SNE 1 21 |
SNE 2 9 |
SNE 3 15 |
THR 1 Ret |
THR 2 DNS |
DON 1 16 |
DON 2 13 |
12位 | 51 |
全日本フォーミュラ3選手権
編集年 | チーム | エンジン | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2003年 | 株式会社無限 | 無限 | SUZ1 8 |
SUZ2 9 |
FSW1 6 |
FSW1 3 |
TAI1 Ret |
TAI2 4 |
TRM1 4 |
TRM2 3 |
SUZ1 1 |
SUZ2 3 |
SUG1 |
SUG2 |
TSU1 |
TSU2 |
SUG1 |
SUG2 |
MIN1 |
MIN2 |
TRM1 |
TRM2 |
5位 | 109 |
全日本GT選手権/SUPER GT
編集脚注
編集- ^ 週刊オートスポーツNO.845 2001年11/29号 12頁「フォーミュラドリーム、細川慎弥の2001年チャンピオン獲得が正式発表!」より。