紀 有友(き の ありとも)は、平安時代前期の貴族歌人。名は有朋有明とも表記される。下野守紀本道の子。官位従五位下宮内少輔

 
紀 有友
時代 平安時代前期
生誕 不明
死没 元慶4年(880年
別名 有朋、有明
官位 従五位下宮内少輔
主君 仁明天皇文徳天皇清和天皇陽成天皇
氏族 紀氏
父母 父:紀本道
兄弟 有友、清主、望行
友則
テンプレートを表示

概要

編集

仁明朝承和11年(844年内舎人となる。文徳朝仁寿2年(852年)に兵部少尉清和朝貞観10年(868年)に武蔵介に任ぜられる。その後、三河介摂津権介と地方官を歴任し、陽成朝元慶3年(879年)に従五位下宮内少輔に至った。元慶4年(880年卒去

歌人として活躍し、『古今和歌集』には2首が入る。子・友則も歌人である。

官歴

編集

『古今和歌集目録』による。

系譜

編集


脚注

編集
  1. ^ 『日本三代実録』
  2. ^ 「中里氏系」『宇都宮神官系図』所収

参考文献

編集
  • 『古今和歌集目録』(『群書類従』所収)
  • 中里宗昌編『宇都宮旧神官系譜』(東京大学史料編纂所所蔵)
  • 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年