紀伊日置駅

和歌山県西牟婁郡白浜町矢田にある西日本旅客鉄道の駅

紀伊日置駅(きいひきえき)は、和歌山県西牟婁郡白浜町矢田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。

紀伊日置駅
駅舎(2005年8月)
きいひき
Kii-Hiki
周参見 (7.2 km)
(6.1 km) 椿
地図
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町矢田159
北緯33度35分6.10秒 東経135度27分28.89秒 / 北緯33.5850278度 東経135.4580250度 / 33.5850278; 135.4580250
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 紀勢本線(きのくに線)
キロ程 261.2 km(亀山起点)
新宮から81.0 km
電報略号 キヒ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
72人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1936年昭和11年)10月30日[1][2]
備考 無人駅
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白浜町の日置川地区で唯一の鉄道駅だが、その地区の中心とは2 - 3km程離れている。

歴史

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1954年(昭和29年)頃の駅舎

駅構造

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相対式ホーム2面2線をもち、列車同士の行き違いが可能な地上駅である。2線のほかに側線も有し、保線用の車輛が留置されていることもある。駅舎は串本・新宮方面行きホームに接しており、ホームへは階段を数段上がる。紀伊田辺・和歌山・天王寺方面行きホームへは、跨線橋を渡る。

駅舎は木造で古くからのもの。天井が周りの駅舎に比べると少し高く、明り取りの窓もある。出札窓口が残るが紀伊田辺駅管理の無人駅となっており、自動券売機や乗車駅証明書発行機などの設置もない。2021年3月13日よりICOCAが利用可能になっている。駅舎横にトイレが設置されている。

のりば

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のりば 路線 行先
1   きのくに線 周参見新宮方面
2 紀伊田辺和歌山方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

利用状況

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近年の1日平均乗車人員は以下の通り[5]

年度 1日平均
乗車人員
1998年 223
1999年 214
2000年 189
2001年 147
2002年 137
2003年 132
2004年 125
2005年 119
2006年 106
2007年 99
2008年 93
2009年 102
2010年 88
2011年 86
2012年 78
2013年 86
2014年 90
2015年 94
2016年 85
2017年 79
2018年 84
2019年 72
2020年 66
2021年 61
2022年 55

この駅は日置川地区にある唯一の鉄道駅であるが、地区の中心部から離れているため利用者は決して多いとはいえない。この駅の主な利用客は、隣接する田辺市の高等学校に通学する生徒たちである。

駅周辺

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前述した通り、当駅は日置川地区の中心部から離れているため、中心部へのアクセスは駅前のタクシー・または定期運行のバス(明光バス)などを利用する。狭いながら、バス・タクシー乗り場としての簡易な駅前広場ロータリー)を有する。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
  きのくに線(紀勢本線)
周参見駅 - 紀伊日置駅 - 椿駅

脚注

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  1. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、18-21頁。 
  2. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、377頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
  4. ^ 2021年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道和歌山支社、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218081506/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_wakayama.pdf2020年12月22日閲覧 
  5. ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』

関連項目

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外部リンク

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