精神医学で使われる診断分類と評価尺度の一覧
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精神医学で使われる診断分類と評価尺度の一覧(せいしんいがくでつかわれるしんだんぶんるいとひょうかしゃくどのいちらん)では精神医学と臨床心理学にて用いられる診断分類と評価尺度を挙げる。
診断分類
編集診断基準
編集- 精神障害の診断と統計のマニュアル (DSM、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)
- ICD-10 第5章:精神と行動の障害 (『疾病及び関連保健問題の国際統計分類』第10版)
- 中国精神障害の分類(英語: Chinese Classification of Mental Disorders)
- フェイナー基準
- 研究診断基準 (RDC) 1970年代にDSM-IIIの下地となった基準。
- 研究領域基準 (RDoC) アメリカ国立精神衛生研究所によって開発中の構想である。
上記基準を用いた面接測定法
編集- DSM用構造化臨床面接法 (SCID)[1][2][3]
- 情動障害と統合失調症用面接基準 (SADS) [1][4]
- 情動障害と統合失調症の児童用面接基準 (K-SADS)
- 精神疾患簡易構造化面接法 (MINI)[1]
- 世界保健機関複合国際診断面接法 (CIDI)
- 分子精神医学のための臨床評価法 (SCAN)
- 遺伝研究のための精神科診断面接 (DIGS)
評価尺度
編集ADHD
編集→「ADHD」も参照
自閉症スペクトラム
編集→「自閉症スペクトラム」も参照
- 成人期アスペルガー調査票[6]
- 自閉症スペクトラム指数 (AQ)
- 幼年期自閉症スペクトラム検査 (CAST)[7]
- Q-CHAT (幼児における自閉症用定量的チェックリスト)[8]
不安
編集→「不安障害」も参照
- ベック不安尺度
- 外傷後ストレス障害臨床診断面接尺度 (CAPS)[1]
- ハミルトン不安尺度 (HAM-A)[1]
- 病院不安抑うつ尺度
- 全般性不安障害7
- パニック障害・広場恐怖症評価尺度 (PAgorS)[1]
- パニック障害重症度尺度 (PDSS)[1]
- PTSD症状尺度自己記入版
- 社会不安調査票 (SPIN)
- トラウマスクリーニング質問票
- エール・ブラウン強迫尺度 (Y-BOCS)
- ツァング自己評価式不安尺度
認知症と認知障害
編集→「認知症」も参照
- en:Abbreviated mental test score
- 臨床認知症尺度 (CDR)[1]
- en:General Practitioner Assessment Of Cognition
- en:Informant Questionnaire on Cognitive Decline in the Elderly (IQCODE)
- ミニメンタルステート検査
解離
編集→「解離 (心理学)」も参照
- 解離体験尺度 (DES)
- DSM-IV解離性障害用構造化臨床面接 (SCID-D-R)[1]
うつ病
編集- ベックうつ病尺度 (BDI)
- ベック絶望感尺度
- 疫学研究用うつ病尺度 (CES-D)
- エジンバラ産後うつ病尺度 (EPDS)
- en:Geriatric Depression Scale (GDS)
- ハミルトンうつ病評価尺度 (HAM-D)[1]
- 病院不安抑うつ尺度
- en:Kutcher Adolescent Depression Scale (KADS)
- 大うつ病調査票 (MDI)
- Montgomery Asbergうつ病評価尺度 (MADRS)[1]
- ツァング自己評価式抑うつ尺度
摂食障害
編集→「摂食障害」も参照
躁病と双極性障害
編集- アルトマン自己評価躁病尺度 (ASRM)
- ヤング躁病評価尺度 (YMRS)[1]
パーソナリティとパーソナリティ障害
編集統合失調症と精神病
編集- 簡易精神症状評価尺度 (BPRS)[1]
- 陽性・陰性症状評価尺度 (PANSS)[1]
- 陽性症状評価尺度 (SAPS)[1]
- 陰性症状評価尺度 (SANS)[1]
その他
編集- Barnesアカシジア尺度 (BAS)[1]
- CAGE質問票
全般尺度
編集- 臨床全般印象度 (CGI)[1]
- 包括的精神病理学評価尺度 (CPRS)[1]
- 機能の全体的評定尺度 (GAF)[1]
- 児童用総合評価尺度 (CGI)[1]
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 日本精神科評価尺度研究会 2009.
- ^ Structured clinical interview for DSM-IV axis I disorders, 『精神科診断面接マニュアルSCID : 使用の手引き・テスト用紙』ISBN 978-4535982130
- ^ Structured clinical interview for DSM‐IV axis II personality disorders, 『SCID-II : DSM-IV II軸人格障害のための構造化面接』ISBN 978-4260118675
- ^ 『感情病および精神分裂病用面接基準』 ISBN 978-4791100903
- ^ “Product - Brown Attention-Deficit Disorder Scales® (BrownADDScales)”. Psychcorp.pearsonassessments.com. 2013年10月2日閲覧。
- ^ “ARC Tests”. Autismresearchcentre.com (2009年6月17日). 2013年10月2日閲覧。
- ^ “The CAST (Childhood Asperger Syndrome Test): preliminary Autism. 2002] - PubMed - NCBI”. Ncbi.nlm.nih.gov (2013年3月25日). 2013年10月2日閲覧。
- ^ “The Q-CHAT (Quantitative Checklist for Autism) - J Autism Dev Disord. 2008] - PubMed - NCBI”. Ncbi.nlm.nih.gov (2013年3月25日). 2013年10月2日閲覧。
参考文献
編集- 日本精神科評価尺度研究会 (2009年7月28日). “精神科領域の症状評価尺度 正式略称一覧 (学会にて承認したもの)”. 社団法人日本精神科評価尺度研究会. 2014年4月15日閲覧。