籾山明
日本の中国史学者
籾山 明(もみやま あきら、1953年12月31日[1]- )は、日本の東洋史学者。元埼玉大学教授。
人物情報 | |
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生誕 |
1953年12月3日 日本群馬県桐生市 |
出身校 | 信州大学、京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 東洋史 |
研究機関 | 島根大学、埼玉大学 |
学位 | 文学博士 |
経歴
編集1953年、群馬県桐生市で生まれた。信州大学人文学部で学び、1977年に卒業。京都大学大学院文学研究科に進み、1982年に博士課程を単位取得退学した。
島根大学法文学部助教授をへて、埼玉大学教養学部教授。2007年、文学博士号を取得[2]。2010年に埼玉大学を退職。その後は、公益財団法人東洋文庫研究員を務めている[3][4]。
研究内容・業績
編集専門は秦漢史。出土簡牘史料の研究が多い。
著作
編集著書
編集- 『秦の始皇帝 多元世界の統一者』白帝社「中国歴史人物選 第1巻」1994
- 『漢帝国と辺境社会 長城の風景』中公新書 1999
- 増補新版『漢帝国と辺境社会 長城の風景』志学社選書 2021
- 『中国古代訴訟制度の研究』京都大学学術出版会「東洋史研究叢刊」2006
- 『秦漢出土文字史料の研究 形態・制度・社会』創文社「東洋学叢書」 2015
共編
編集- 『流沙出土の文字資料 楼蘭・尼雅(ニヤ)文書を中心に』冨谷至 編者代表、京都大学学術出版会 2001
- 『文献と遺物の境界 中国出土簡牘史料の生態的研究』佐藤信共編 六一書房 2011
- 『秦帝国の誕生 古代史研究のクロスロード』ロータール・フォン・ファルケンハウゼン共編 六一書房 2020
論文
編集- 籾山明 - CiNii Articles
- 籾山明2014「日本における居延漢簡研究の回顧と展望-古文書学的研究を中心に」『文献と遺物の境界Ⅱ-中国出土簡牘史料の生態的研究-』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所: 323-339.
- 「編むことと束ねること―遷陵縣における文書保管と行政実務」
脚注
編集- ^ 『著作権台帳』
- ^ 籾山明『中国古代訴訟制度の研究』 京都大学〈博士(文学) 乙第11986号〉、2007年。hdl:2433/135537。NAID 500000388381 。
- ^ 『秦漢出土文字史料の研究』著者紹介
- ^ 东洋文库研究员籾山明:如何用古文书学研究秦汉史「東洋文庫研究員籾山明:如何に古文書学を用いて秦漢史を研究するか?」2017年2月3日記事