第7回ベルリン国際映画祭

第7回ベルリン国際映画祭は1957年6月21日から7月2日まで開催された。

概要

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ベルリンにおいて新しい建造物が次々と建てられる中、スローガン“Film festival in a new Berlin”のもと、映画祭も新しい会場 Zoo-Palast cinema で開催された。しかし、国際映画祭との名を冠しているにもかかわらず、東側諸国の映画が上映されることはなく、その点が批判の的となった。

受賞

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上映作品

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コンペティション部門

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長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
題名
原題
監督 製作国
十二人の怒れる男
12 Angry Men
シドニー・ルメット   アメリカ合衆国
1918 T.J. Särkkä   フィンランド
暴れん坊街道 内田吐夢   日本
Amanecer en Puerta Oscura
(Whom God Forgives)
ホセ・マリア・フォルケ   スペイン  イタリア
稲垣浩   日本
Brahim ジャン・フレシット   モロッコ
Die Letzten werden die Ersten sein
(The Last Ones Shall Be First)
ロルフ・ハンセン   西ドイツ
El Fatawa
(The Tough)
サラーハ・アブセーフ   エジプト
El Hombre señalado Francis Lauric   アルゼンチン
Felicidad
(Happiness)
アルフォンソ・コロナ・ブレイク   メキシコ
Freedom Ifoghale I. Amata
Abay-Ifaa Karbo
Manasseh Moerane
  ナイジェリア
Hang Tuah Phani Majumdar   シンガポール  マレーシア
Ingen tid til kærtegn
(Be Dear to Me)
Annelise Hovmand   デンマーク
Jonas オットマール・ドムニク   西ドイツ
Kabuliwala タパン・シンハ   インド
殺人狂想曲
L'homme à l'imperméable
ジュリアン・デュヴィヴィエ   フランス
La Finestra sul Luna Park
(The Window to Luna Park)
ルイジ・コメンチーニ   イタリア  フランス
怪盗ルパン
Les aventures d'Arsène Lupin
ジャック・ベッケル   フランス
船の女
Manuela
ガイ・ハミルトン   イギリス
Nije bilo uzalud
(It Was Not in Vain)
Nikola Tanhofer   ユーゴスラビア
Padri e figli
(Father and Sons)
マリオ・モニチェリ   イタリア  フランス
Protevousianikes peripeteies
(The Girl from Corfu)
Yannis Petropoulakis   ギリシャ
大運河
Sait-on jamais...
ロジェ・ヴァディム   フランス  イタリア
Sista paret ut
(Last Couple Out)
アルフ・シェーベルイ   スウェーデン
Stevnemøte med glemte år Jon Lennart Mjøen   ノルウェー
The Spanish Gardener フィリップ・リーコック   イギリス
八月十五夜の茶屋
The Teahouse of the August Moon
ダニエル・マン   アメリカ合衆国
気まぐれバス
The Wayward Bus
ヴィクトル・ヴィカス   アメリカ合衆国
Tizoc イスマエル・ロドリゲス   メキシコ
亡魂谷 厳俊   イギリス領香港
Woman in a Dressing Gown J・リー・トンプソン   イギリス

審査員

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  • ジェイ・カーモディ (アメリカ/)
  • ホセ・マリア・エスクデロ (スペイン/撮影監督)
  • Ernst Schröder (西ドイツ/俳優)
  • Fernaldo Di Giammatteo (イタリア/俳優)
  • 林文三郎 (日本/プロデューサー)
  • ミゲル・アレマン・イホ (メキシコ/プロデューサー)
  • ジョン・サトロ (イギリス/プロデューサー)
  • Jean de Baroncelli (フランス/評論家)
  • Thorsten Eklann (スウェーデン/作家)
  • Dalpathal Kothari (インド/)
  • Edmund Luft (西ドイツ/)

外部リンク

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