第68回国際連合総会
第68回国際連合総会(だい68かいこくさいれんごうそうかい、英語:Sixty-eighth session of the United Nations General Assembly)は、2013年9月17日から開かれた国際連合総会の通常会期である。議長には、ラテンアメリカ・カリブ海グループからジョン・ウィリアム・アッシュが選ばれた。テーマは"The way forward: a disability-inclusive development agenda towards 2015 and beyond"。
第68回国際連合総会 | |
---|---|
第68回国際連合総会議長 ジョン・ウィリアム・アッシュ | |
開催国 | 国際連合 |
日程 | 2013年9月17日 – 2014年9月16日 |
会場 | 国際連合本部ビル |
都市 | ニューヨーク |
参加者 | 国際連合加盟国 |
前回 | 第67回国際連合総会 |
次回 | 第69回国際連合総会 |
ウェブサイト | www.un.org/en/ga/ |
議長と副議長
編集議長
編集アンティグア・バーブーダのジョン・ウィリアム・アッシュが、議長に選出された。
副議長
編集第68回国際連合総会では、21人の副議長が設けられた。以下が副議長の一覧 。
常任理事国以外の国々:
主要委員会
編集第68回国際連合総会における各主要委員会の委員長には、以下のメンバーが選ばれた。
第2委員会(経済財政)編集
第3委員会(社会人道文化)編集
|
第4委員会(特別政治・非植民地化)編集
第5委員会(行政予算)編集
|
一般討論
編集各加盟国の首脳級による一般討論演説が、9月24日から10月1日の日程で行われた[2]。
9月24日
編集- 国際連合 潘基文事務総長
- 国際連合 ジョン・ウィリアム・アッシュ国際連合総会議長(オープニングステートメント)
- ブラジル ジルマ・ルセフ大統領
- アメリカ合衆国 バラク・オバマ大統領
- フランス フランソワ・オランド大統領
9月25日
編集9月26日
編集9月27日
編集10月1日
編集- 朝鮮民主主義人民共和国 朴吉淵外務次官
決議
編集決議番号 | 採択日 | 本会議・各委員会 | 議題項目 | 投票(賛成/反対/棄権) | 可否 | テーマ |
---|---|---|---|---|---|---|
A/RES/68/1 | 2013年9月20日 | 本会議 | 14&118 | 無投票 | 成立 | Review of the implementation of General Assembly resolution 61/16 on the strengthening of the Economic and Social Council |
A/RES/68/2 | 2013年月日 | 本会議 | 125 | 無投票 | 成立 | Extension of the intergovernmental process of the General Assembly on strengthening and enhancing the effective functioning of the human rights treaty body system |
A/RES/68/3 | 2013年9月23日 | 本会議 | 27(b) | 無投票 | 成立 | Outcome Document of the High Level Meeting on the Realization of the Millennium Development Goals and other internationally agreed development goals for persons with disabilities: "The Way Forward, a disability inclusive development agenda towards 2015 and beyond" |
A/RES/68/4 | 2013年10月3日 | 本会議 | 21(e) | 無投票 | 成立 | Declaration of the High Level Dialogue on International Migration and Development |
A/RES/68/5 | 2013年10月9日 | 第5委員会 | 138 | 無投票 | 成立 | Scale of assessments for the apportionment of the expenses of the United Nations: report of the Fifth Committee |
A/RES/68/51 | 2013年12月5日 | 第1委員会 | 99(c) | 169/1/14 | 成立 | 新たな決意の下での核兵器廃絶に向けた共同行動 |
A/RES/68/182 | 2013年12月18日 | 第3委員会 | 69(c) | 127/13/47 | 成立 | シリア・アラブ共和国における人権状況 |
A/RES/68/183 | 2013年12月18日 | 第3委員会 | 69(c) | 無投票 | 成立 | 朝鮮民主主義人民共和国における人権状況 |
A/RES/68/184 | 2013年12月18日 | 第3委員会 | 69(c) | 86/36/61 | 成立 | イラン・イスラム共和国における人権状況 |
A/RES/68/231 | 2013年12月20日 | 第2委員会 | 25 | 無投票 | 成立 | 2016年、豆類の国際年 |
A/RES/68/242 | 2013年12月27日 | 第3委員会 | 69(c) | 無投票 | 成立 | ミャンマーの人権状況 |
A/RES/68/262 | 2014年3月27日 | 本会議 | 33(b) | 100/11/58 | 成立 | ウクライナの領土保全 |
A/RES/68/307 | 2014年9月10日 | 本会議 | 122 | 無投票 | 成立 | 国連総会の作業の活性化 |
選挙
編集2013年10月17日、安全保障理事会への非常任理事国(任期:2014-2015年)の選挙が実施され、チャド、チリ、ナイジェリア、リトアニア、サウジアラビアが選出された。しかしサウジアラビアは翌18日に、シリア内戦について国連安保理が二重基準を使用していると批判して、非常任理事国への選出を辞退することを表明した[4]。そのため非常任理事国の欠員を補充するための再選挙が12月6日に実施され、ヨルダンが選出された[5]。
参考文献
編集- ^ “United Nations General Assembly C.1”. 2019年1月22日閲覧。
- ^ “General Debate of the 68th Session”. 2019年1月23日閲覧。
- ^ “Resolutions of the 68th session”. 2019年1月23日閲覧。
- ^ “サウジ、安保理非常任理事国を辞退”. 日本経済新聞. (2013年10月18日) 2019年1月23日閲覧。
- ^ “国連安保理にヨルダン選出 サウジ辞退受け非常任理事国改選”. 日本経済新聞. (2013年12月7日) 2019年1月23日閲覧。