第5回日本フットボールリーグ
2003年に開催された日本フットボールリーグのリーグ戦
第5回日本フットボールリーグは、2003年3月30日から同11月23日にかけて行われた日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。大塚製薬サッカー部が優勝した。
シーズン | 2003 |
---|---|
優勝 | 大塚製薬 |
降格 |
FC京都1993 ジヤトコ (解散) |
試合数 | 240 |
得点王 | 古橋達弥(31得点) |
← 2002 2004 → |
参加クラブ
編集2003年シーズンのJFLのクラブは以下の通りである。このうち佐川印刷SCが前シーズンの全国地域サッカーリーグ決勝大会からの昇格クラブである。また横河電機がクラブ化し、横河武蔵野FCとなった。
- ※前年度成績=特記なきものは第4回JFL(2002年)の成績である。
呼称 | 正式名称 | 監督 | 主なホームゲーム会場 | 前年度成績 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Honda FC | 本田技研工業株式会社フットボールクラブ | ホンダ都田サッカー場 | 1位 | ||
佐川急便東京SC | 佐川急便株式会社東京サッカークラブ | 江東区夢の島競技場 | 2位 | ||
大塚製薬 | 大塚製薬株式会社サッカー部 | 徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場 徳島市球技場 |
3位 | ||
ソニー仙台FC | ソニー仙台フットボールクラブ | 仙台スタジアム 七ヶ浜サッカースタジアム |
4位 | ||
国士舘大学 | 国士舘大学サッカー部 | 町田市立陸上競技場 | 5位 | ||
愛媛FC | 愛媛FC | 愛媛県総合運動公園球技場 同陸上競技場 |
6位 | ||
横河武蔵野FC | 横河武蔵野フットボールクラブ | 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 | 7位 | クラブ化(横河電機) | |
YKK FC | YKKサッカー部 | 魚津市桃山運動公園陸上競技場 | 8位 | ||
佐川急便大阪SC | 佐川急便株式会社大阪サッカークラブ | 大阪市鶴見緑地球技場 | 9位 | ||
デンソー | デンソーサッカー部 | 刈谷市総合運動公園多目的グラウンド | 10位 | ||
FC京都1993 | FC京都BAMB1993 | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 | 11位 | ||
栃木SC | 栃木サッカークラブ | 栃木県グリーンスタジアム | 12位 | ||
SC鳥取 | SC鳥取 | 東山運動公園陸上競技場 鳥取市営サッカー場 |
13位 | ||
アローズ北陸 | 北陸電力サッカー部アローズ北陸 | 富山県岩瀬スポーツ公園サッカー・ラグビー場 富山県五福公園陸上競技場 |
14位 | ||
ジヤトコ | ジヤトコサッカー部 | 愛鷹広域公園多目的競技場 | 15位 | 残留(入れ替え戦) | |
佐川印刷SC | 佐川印刷株式会社サッカークラブ | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 | 関西1部1位 地域決勝2位 |
昇格(入れ替え戦) |
レギュレーション
編集リーグ・試合形式
編集- 年間2回総当り、1チーム30試合(全240試合)を行い、勝ち点により順位を決定する。全30節を15節ごとに前期・後期に分け、前期の順位によって天皇杯の出場権が与えられる。
- 試合は前後半90分で行い、決着がつかなければ引き分けとなる。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。
- Jリーグ参入の成績面の条件は年間順位2位以上。その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に参入することができる。
- 自動降格となるチームはなし。年間順位15位・16位のチームは全国地域リーグ決勝大会の1位・2位のチームと入れ替え戦を行う。
天皇杯への出場枠
編集前期終了時の上位2チームに第83回天皇杯の出場権が与えられる。
強化費
編集- 各試合において1得点につき3万円を支払う。
- また、「企業チーム」「クラブチーム」「大学チーム」別の最終順位により下記の強化費を支払う。
- 企業チーム(Honda FC、佐川急便東京SC、大塚製薬、ソニー仙台FC、YKK FC、佐川急便大阪FC、デンソー、アローズ北陸、ジヤトコ、佐川印刷SC)
- 1位-50万円
- 2位-40万円
- 3位-30万円
- クラブチーム(愛媛FC、横河武蔵野FC、FC京都1993、栃木SC、SC鳥取)
- 1位-50万円
- 2位-40万円
- 3位-30万円
- 大学チーム(国士舘大学)
- 奨学金として50万円
- 企業チーム(Honda FC、佐川急便東京SC、大塚製薬、ソニー仙台FC、YKK FC、佐川急便大阪FC、デンソー、アローズ北陸、ジヤトコ、佐川印刷SC)
年間順位
編集順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大塚製薬 | 72 | 23 | 3 | 4 | 65 | 21 | +44 | [1] |
2 | Honda FC | 67 | 21 | 4 | 5 | 73 | 30 | +43 | [1] |
3 | 愛媛FC | 56 | 17 | 5 | 8 | 55 | 39 | +16 | |
4 | 佐川急便大阪SC | 54 | 16 | 6 | 8 | 48 | 29 | +19 | |
5 | 佐川急便東京SC | 52 | 15 | 7 | 8 | 54 | 37 | +17 | |
6 | YKK FC | 50 | 15 | 5 | 10 | 56 | 38 | +18 | |
7 | ジヤトコ | 48 | 15 | 3 | 12 | 45 | 44 | +1 | |
8 | 栃木SC | 45 | 12 | 9 | 9 | 48 | 35 | +13 | |
9 | ソニー仙台FC | 45 | 13 | 6 | 11 | 46 | 44 | +2 | |
10 | SC鳥取 | 37 | 10 | 7 | 13 | 45 | 50 | -5 | |
11 | 国士舘大学 | 34 | 10 | 4 | 16 | 36 | 64 | -28 | |
12 | デンソー | 32 | 9 | 5 | 16 | 41 | 51 | -10 | |
13 | 横河武蔵野FC | 29 | 9 | 2 | 19 | 32 | 65 | -33 | |
14 | アローズ北陸 | 27 | 7 | 6 | 17 | 23 | 47 | -24 | |
15 | 佐川印刷SC | 21 | 5 | 6 | 19 | 31 | 62 | -31 | |
16 | FC京都1993 | 10 | 2 | 4 | 24 | 26 | 68 | -42 |
備考
Jリーグ参入ライン |
入れ替え戦ライン |
個人成績
編集得点ランキング
編集順 | 選手名 | 得点 | 所属 |
---|---|---|---|
1 | 古橋達弥 | 31 | Honda FC |
2 | 大島康明 | 19 | 大塚製薬 |
3 | 友近聡朗 | 18 | 愛媛FC |
4 | 山根伸 | 16 | SC鳥取 |
馬目茂樹 | 佐川急便東京SC |
個人表彰&ベスト11
編集Pos | 選手名 | 所属 |
---|---|---|
GK・新人王 | 川北裕介 | 大塚製薬 |
DF | 谷池洋平 | |
石川裕司 | ||
向島満 | Honda FC | |
石井雅之 | ||
MF・MVP | 吉成浩司 | 大塚製薬 |
MF | 筒井紀章 | |
濱岡和久 | 愛媛FC | |
FW | 友近聡朗 | |
FW・得点王 | 古橋達弥 | Honda FC |
FW | 横山貴之 | 佐川急便大阪SC |
敢闘賞 | 関口隆男 | 大塚製薬 |
入れ替え
編集JFL→J2
編集上位2位のチームがJリーグへの参加を希望していなかったため、この年はJ2に加盟するチームは無かった。
JFLからの脱退
編集ジヤトコが、この年限りでチーム解散となり、JFLから脱退することとなった。
チーム減によるレギュレーション変更
編集撤退により1チーム減少したため、JFLと地域リーグ間の昇降格のレギュレーションが以下のように変更された。
順位 | チーム | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|---|
JFL15位 | 佐川印刷SC | 入れ替え戦(vs地域決勝2位) | JFL残留 |
JFL16位 | FC京都1993 | 入れ替え戦(vs地域決勝1位) | 入れ替え戦(vs地域決勝2位) |
地域決勝1位 | ザスパ草津 | 入れ替え戦(vsJFL16位) | JFL自動昇格 |
地域決勝2位 | 群馬FCホリコシ | 入れ替え戦(vsJFL15位) | 入れ替え戦(vsJFL16位) |
地域リーグ→JFL
編集レギュレーション変更により、全国地域リーグ決勝大会1位のザスパ草津がJFLへの自動昇格となった。
入れ替え戦
編集レギュレーション変更により、JFL16位のFC京都1993と全国地域リーグ決勝大会2位の群馬FCホリコシが入れ替え戦を行う事となった。
- ホーム・アンド・アウェー方式で2試合行う。
- 各試合ごとに勝利チームに勝点3、引分の場合は両チームに勝点1を与え、2試合の勝点合計が多いチームを勝利チームとする。
- 2試合の勝点で並んだ場合は得失点差の多いチームを勝利チームとする。
- 得失点差でも並んだ場合は第2戦終了後に15分ハーフの延長戦(Vゴール方式)を行い、それでも勝敗が決しない場合はPK戦で勝利チームを決定する(アウェーゴールルールは採用されない)。
群馬FCホリコシ (地域決勝2位) |
3 - 2 | FC京都1993 (JFL16位) |
---|---|---|
小山大樹 32分 森陽一 46分 藏川洋平 57分 |
公式記録 (PDF) | 丸山展生 9分 柄澤祐樹 85分 |
群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場
観客数: 735人 |
この結果、2戦2勝とした群馬FCホリコシがJFLへ昇格、敗れたFC京都1993は地域リーグ(関西サッカーリーグ)降格が決定した。
海外遠征
編集7月6日から11日にかけてミャンマーとインドネシアで遠征を行った。
参加スタッフ・選手
編集Pos | No. | 選手名 | 所属チーム |
---|---|---|---|
監督 | - | 安間貴義 | Honda FC |
GK | 1 | 中村元 | |
DF | 2 | 河村統 | FC京都1993 |
3 | 石井雅之 | Honda FC | |
4 | 堤健吾 | YKK FC | |
5 | 濵野勇気 | ||
6 | 向島満 | Honda FC | |
MF | 7 | 小原一展 | SC鳥取 |
8 | 川島啓吾 | Honda FC | |
9 | 星出悠 | YKK FC | |
10 | 古橋達弥 | Honda FC | |
11 | 宇留野純 | ||
12 | 山崎邦夫 | SC鳥取 | |
13 | 池上寿之 | 横河武蔵野FC | |
14 | 上赤坂佳孝 | FC京都1993 | |
15 | 濱岡和久 | 愛媛FC | |
16 | 西原拓己 | デンソー | |
17 | 石川裕之 | 栃木SC | |
FW | 18 | 長谷川満 | YKK FC |
19 | 小林羊汰 | アローズ北陸 | |
20 | 伊藤智弘 | デンソー | |
21 | 板橋裕也 | 栃木SC | |
GK | 22 | 中川雄二 | YKK FC |
試合結果
編集
JFL選抜 | 4 - 1 | インドネシア代表 |
---|---|---|
古橋達弥 16分, 43分 伊藤智弘 27分 長谷川満 86分 |
公式記録 (PDF) | ブディ・スダルソノ 88分 |
スナヤン競技場、インドネシア・ジャカルタ
観客数: 3,000人 |
関連項目
編集外部リンク
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