第31回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント

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第31回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントは、2022年10月20日)から23日)まで、前橋競輪場群馬県前橋市)で開催された競輪のGI競走である。優勝賞金は3,532万円(副賞込み)[1]

第31回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
前橋競輪場・GI
周長:335m みなし直線:46.7m
周長:335m みなし直線:46.7m
レース詳細
開催日 2022年10月20日) - 10月23日
レース結果
優勝 新田祐大 (福島)
2位 守澤太志 (秋田)
3位 松浦悠士 (広島)
2021
2023

決勝戦

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競走成績

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・各項目について
選手名 府県 期別 着差 上り 決ま
り手
S/J
H/B
個人
状況
1  9  新田祐大  36  07福島 90  1  9.5 差し
2  3  守澤太志  37  05秋田 96  S  1/4輪 9.5 捲り
3  5  松浦悠士  31  34広島 98  S  1/2身 9.6
3.5
4  8  いな稲川翔  37  27大阪 90  1  3/4輪 9.7 走注 押圧
5  1  こし古性優作  31  27大阪 100  S  3/4輪 9.9 JHB 走注 斜行 / 蛇行
6  2  平原康多  40  11埼玉 87  S  1/2身 9.7 S 走注 斜行
7  7  吉田拓矢  27  08茨城 107  S  1/2身 9.9
8  6  いの井上昌己  43  42長崎 86  1  1身 9.8
9  4  こま小松崎大地  40  07福島 99  1  9身 10.6 事故入

配当金額

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  • 上段:複式、下段単式
2枠連
2車連 3連勝 ワイド
57,484票 158,069票 817,633票 77,994票
3=6 2,380円 (11) 3=9 3,130円 (15) 3=5=9 5,850円0 (26) 3=9
5=9
3=5
1,010円 (18)
600円0 (6)
820円 (12)
6-3 3,350円 (19) 9-3 4,120円 (18) 9-3-5 28,390円 (113)
91,072票 1,115,064票 [5] 9,373,456票 計 11,690,772票

レース概要

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[7][8]

1着到達の新田(9番選手)は、最終周回における2件で審議対象となったが、どちらもセーフ[9][10]。まず4番選手の自転車故障(これは6番選手と共に審議対象)は、相互接触による発生で違反性はないという見解。そして、内側追抜は前の1番選手が外帯線を外しており、内圏線踏切も外側5番選手の影響を受けたものと判断された[11]。ついにGIグランドスラムを達成した。

最後方から自力で捲って、煽りを乗り越えながら外を踏んだ守澤が1/4車輪差の2着[12]

特記事項

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  • 今開催はCOVID-19の影響で、前橋本場の滞留人数を最大5,000人[注 2]・特別観覧席57人に制限した上での開催となった。
  • 決勝戦の地上波中継は、最終日の16:00 - 16:55にテレビ東京TXN系列・BSテレ東 全7局ネット》「目指せ赤城山!自転車よりみち旅 第31回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)決勝戦」にて放送[15][16]。また、テレビ東京《TXN系列 全6局ネット》では10月23日の24:30 - 24:35[注 3]の枠でダイジェスト番組として「第31回寬仁親王牌(GⅠ)決勝プレイバック」で改めて決勝戦を録画中継した。
  • シリーズ全体での売上目標は85億円[17]であったが、最終的には83億1857万9000円に留まり、目標額には達しなかった(但し、対前回比では104.1%で上回った)[18]。なお、各日ごとの売上額は、初日17億9285万8100円[19]、2日目16億1306万3700円[20]、3日目19億8057万1800円[2]、最終日29億3208万5400円。
    • 1億7310万8800円 - 本場
    • 46億4193万3400円 - 場外
    • 34億5086万0300円 - 電話・インターネット投票
    • 83億1857万9000円 - 計

競走データ

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  • S級S班は全9選手が出場した。また、初日第12レースの日本競輪選手会理事長杯は、佐世保で予定されていた当年の全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)が中止となったため選考条件が一部変更となり、S級S班の9人がそのまま出場した。
  • 前回大会まで連続28回出場(当大会最高記録)を続けていた神山雄一郎[21]は今回は選出されず、記録が途切れた。
  • グランドスラムに王手をかけていた新田祐大は、決勝戦ではゴール前でインを強襲し優勝、自身3年ぶりのGIタイトル獲得となった。これにより、1999年に達成した神山雄一郎以来23年ぶり、史上4人目(GI6大会となった現行制度では神山に次ぐ史上2人目)のグランドスラムを達成した[22]
  • 今回、出場正選手として選考されながら不参加であったのは村上義弘阿部将大の2名のみで、村上は引退による欠場、阿部は負傷による欠場であった(代わりに補欠から山口泰生伊藤裕貴が繰り上がり、追加で出場)。また、レース中に落車はあったものの途中欠場は中川誠一郎の1名のみ(2日目からは補充で川口聖二が出場した)であり、3日目終了時点でそれ以外の途中欠場や失格者は出なかったため、近年(特にCOVID-19の影響があった2020年以降)の4日間制GI大会では珍しく前年に続き最終日一般戦も含めて4日間全てのレースで9車立てにて行われた。

脚注

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注釈

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  1. ^ 今大会は、脇本は参加せず[13]
  2. ^ 実際には、最終日の5,496人が最高だった。
  3. ^ 厳密には、10月24日の0:30 - 0:35。
  4. ^ 平成以降では、神山雄一郎1995年から1996年にかけて11大会連続でGI(当時は特別競輪)優出している。

出典

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  1. ^ “寛仁親王牌・決勝リプレー/前橋G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年10月24日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/tomohito/2022/news/202210240000505.html 2022年11月27日閲覧。 
  2. ^ a b c 前橋競輪第4日内定表” (PDF). 別府競輪 (2022年10月22日). 2022年10月22日閲覧。
  3. ^ 無料WEB予想紙「ニッカンPDF新聞」 最終日
  4. ^ レース予想 PDF 最終日12R 提供:アオケイ 競輪ニュース 前橋競輪
  5. ^ a b 広島競輪 pdf
  6. ^ 結果 - 日刊プロスポーツ新聞社 プロスポーツWeb
  7. ^ 『第31回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)レポート』 最終日編 - KEIRIN.JP
  8. ^ http://wm.st.keirin.jp/wm-keirin22/20221023-22-05-12-01-00.mp4
  9. ^ 寬仁親王牌Vの新田祐大がグランドスラム 日刊プロスポーツ新聞社 エンジョイ 2022年10月23日
  10. ^ 【寛仁親王牌】優勝の新田祐大「ゾワッとして鳥肌が立った」 netkeirin 2022年10月23日
  11. ^ 前橋競輪場レースライブ 最終日 審議映像 - YouTube
  12. ^ 【寛仁親王牌】新田祐大が史上4人目のグランドスラマーに!…前橋競輪G1 スポーツ報知 2022年10月23日
  13. ^ 【寬仁親王牌】平原康多が望む関東の時代は来るか…そして迫られる制度変更 - 前田睦生 netkeirin 2022年10月19日
  14. ^ “【前橋競輪・GⅠ寬仁親王牌】選手宣誓の佐々木悠葵が〝戦々恐々〟 みんな失格に…”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). (2022年10月19日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/242365 2022年10月21日閲覧。 
  15. ^ テレビ放送予定
  16. ^ 目指せ赤城山!自転車よりみち旅 第31回仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(テレビ東京、2022/10/23 16:00 OA)の番組情報ページ テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式)
  17. ^ “前橋競輪「G1第31回寛仁親王牌」PR隊が来社、売り上げ目標は85億円”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年10月11日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202210110000459.html 2022年10月17日閲覧。 
  18. ^ “4日間の総売り上げは前年比増も目標の85億円に届かず/前橋G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年10月23日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/tomohito/2022/news/202210230001456.html 2022年10月24日閲覧。 
  19. ^ 前橋競輪第2日内定表” (PDF). 別府競輪 (2022年10月20日). 2022年10月21日閲覧。
  20. ^ 前橋競輪第3日内定表” (PDF). 別府競輪 (2022年10月21日). 2022年10月21日閲覧。
  21. ^ 2023年版競輪年間記録集(139頁)” (PDF). KEIRIN.JP. JKA (2024年10月22日). 2024年10月22日閲覧。
  22. ^ “新田祐大が史上4人目のグランドスラム達成 ゴール前でイン強襲…表彰式では男泣き/前橋G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年10月23日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/tomohito/2022/news/202210230000898.html 2022年10月23日閲覧。 

外部リンク

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寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
前回 (2021年 第31回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
2022年・前橋)
次回(2023年
第30回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
(弥彦)
第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
(弥彦)