第148独立砲兵旅団 (ウクライナ空中機動軍)
第148独立砲兵旅団（だい148どくりつほうへいりょだん、ウクライナ語: 148-ма окрема артилерійська бригада）は、ウクライナ空中機動軍の旅団。空中機動軍司令部隷下。
| 第148独立砲兵旅団 | |
|---|---|
 | |
| 創設 | 2015年3月20日 |
| 所属政体 |
 ウクライナ |
| 所属組織 |
 ウクライナ空中機動軍 |
| 部隊編制単位 | 旅団 |
| 兵科 | ロケット・砲兵 |
| 所在地 | ジトーミル州ジトーミル |
| 通称号/略称 | A3316 |
| 愛称 | ジトーミル |
| 標語 | 勝利の炎 |
| 上級単位 | 空中機動軍司令部 |
| 戦歴 |
ドンバス戦争 ロシアのウクライナ侵攻 |
| 指揮官 | マクシム・ラノヴィ大佐 |
概要
編集ドンバス戦争
編集2015年3月20日、ドンバス戦争の影響に伴い、第81独立空中機動旅団隷下の自走砲大隊を基幹に第148独立自走榴弾砲大隊（宇: 148-й гаубичний самохідно-артилерійський дивізіон）として創設された[1]。
2015年7月からドンバス戦争に投入され、東部ドネツィク州、ルハーンシク州に配備された。
ロシアのウクライナ侵攻
編集東部・セベロドネツク戦線
編集→「セベロドネツクの戦い (2022年)」も参照
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻でルガンスク人民共和国と接する東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に配備され、セベロドネツク守備隊を火力支援した[2]。
2022年年11月17日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領より、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[3]。
2023年、部隊増強に伴い、第148独立砲兵旅団に改編された。フランス、デンマーク供与のカエサル 155mm自走榴弾砲が配備された[1]。
南部・ザポリージャ戦線
編集→「2023年ウクライナの反転攻勢」も参照
2023年10月、南部ザポリージャ州ポロヒー地区に再配置され、オリヒウ方面の友軍を火力支援した[4]。
東部・アウディーイウカ戦線
編集→「アウディーイウカの戦い (2022年)」および「マリンカの戦い (2022年)」も参照
2023年11月、激戦地の東部ドネツィク州ポクロウシク地区に再配置され、アウディーイウカ、マリンカ、ノヴォミハイリウカに展開した[5]。2024年5月にはアメリカ合衆国の軍事支援停滞で、以前は1日100発射撃していた砲弾が1日10発未満にまで減少したことが明かされた[6]。
2024年8月23日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領より、名誉称号「ジトーミル」を授与された[7]。
編制
編集
旅団司令部（ジトーミル）
第1自走砲大隊- 第2自走砲大隊
- 第3自走砲大隊
- 砲兵偵察大隊
工兵中隊- 整備中隊
- 兵站中隊
- NBC防護小隊
出典
編集- ^ a b 148th Artillery Brigade ミリタリー・ランド
- ^ アンドリー・タラソヴィチ・シュヴェッツ ウクライナ・メモリアル
- ^ ウクライナ大統領令 No. 784/2022 ウクライナ大統領府
- ^ ウォロディミル・ゼレンスキー Telegram
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 45 ミリタリー・ランド
- ^ “焦点：米支援遅れに乗じロシアが大攻勢、ウクライナに戦線崩壊の危機”. ロイター
- ^ “УКАЗ ПРЕЗИДЕНТА УКРАЇНИ №529/2024”. ウクライナ大統領府. 2024年8月25日閲覧。