第14回日本ミックスダブルスカーリング選手権大会

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第14回全農日本ミックスダブルスカーリング選手権大会(だい14かいぜんのうにほんミックスダブルスカーリングせんしゅけんたいかい)は、2021年2月23日から2月28日まで、青森県青森市みちぎんドリームスタジアムカーリングホールで開催された日本ミックスダブルスカーリング選手権大会である。全農が特別協賛して行われた。

第14回日本ミックスダブルスカーリング選手権
基本情報
開催都市 青森県の旗 青森県青森市
会場 みちぎんドリームスタジアムカーリングホール
日程 2021年2月23日 - 2月28日
成績上位
優勝 吉田夕梨花 / 松村雄太
準優勝 松村千秋 / 谷田康真
3位 小穴桃里 / 青木豪
« 2020
2023 »

概要

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吉田夕梨花ロコ・ソラーレ)・松村雄太北海道コンサドーレ札幌)ペアが初優勝し[1][2]2021年世界ミックスダブルスカーリング選手権および北京オリンピック代表決定戦の出場権を獲得した。また、4年連続でロコ・ソラーレ所属の選手(2018年:藤澤五月、2019年:藤澤・鈴木夕湖、2020年:藤澤、2021年:吉田夕)が決勝進出となった。

新型コロナウイルス感染症の流行の影響

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無観客開催

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大リスクを抑制するため、全試合無観客で開催された[3]

出場チームの選考

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出場枠については下記の通り。

  • 前年度優勝(1)
  • 前年度準優勝(1)
  • 強化委員会推薦(4)
  • ブロック代表(15)
    • 北海道ブロック:3
    • 東北ブロック:3
    • 中部ブロック:3
    • 関東ブロック:3
    • 西日本ブロック:3

大会形式

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  • ラウンドロビンは21チームが3ブロックに分かれて行い、各ブロック2位以内のチーム(2チーム×3)と各ブロック3位チームのうち、DSCが一番良いチーム(1チーム)は無条件で決勝トーナメントに進出し、DSC下位2チームのプレーオフ勝者を含む計8チームで決勝トーナメントを戦う。
  • ラウンドロビンの順位は以下の順で決定する。
  1. 勝率
  2. 直接対決の勝敗
  3. DSC (Draw Shot Challenge)

出場チーム

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[4]

出場資格 チーム ペア
前年度優勝 1 松村・谷田 松村千秋 谷田康真
前年度準優勝 1 藤澤山口 藤澤五月 山口剛史
強化委員会推薦 4 吉田・清水 吉田知那美 清水徹郎
吉田・松村 吉田夕梨花 松村雄太
北澤・両角 北澤育恵 両角友佑
鈴木両角 鈴木夕湖 両角公佑
北海道選手権 3 竹田・竹田 竹田智子 竹田直将
藤森山本 藤森美帆 山本友稀
フルクラム 宿谷奈苗 似里浩志
東北選手権 3 チーム苫米地 苫米地美智子 苫米地賢司
チーム田中・今 田中美咲 今千宏
山下・藤村 山下知恵理 藤村正貴
関東選手権 3 小穴・青木 小穴桃里 青木豪
チーム石垣 石垣真央 石垣龍耶
園部・小野寺 園部日向子 小野寺浩太
中部選手権 3 中嶋・宿谷 中嶋星奈 宿谷涼太郎
チーム栁澤 栁澤実知 小泉聡
軽井沢C.C. 松村なぎさ 松村保
西日本選手権 3 チーム北村 北村雅美 北村友和
チーム倉敷 信木香 中村英明
チーム福岡 髙野初音 渋谷格

ラウンドロビン

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凡例
Q 決勝トーナメント進出
PO プレーオフ進出
Aブロック
順位 チーム ペア 勝敗 得失点 エンド 正確性 備考
DSC
1 鈴木両角 鈴木夕湖 / 両角公佑 5 1 38 20 23 15 0 12 29.35 Q [注釈 1]
2 中嶋・宿谷 中嶋星奈 / 宿谷涼太郎 5 1 47 29 25 19 0 11 54.74 Q [注釈 1]
3 北澤・両角 北澤育恵 / 両角友佑 4 2 35 21 22 15 0 12 73.41 [注釈 2]
4 チーム苫米地 苫米地美智子 / 苫米地賢司 4 2 53 34 25 19 0 7 32.40 [注釈 2]
5 藤森山本 藤森美帆 / 山本友稀 2 4 37 38 20 22 0 6 54.88
6 チーム石垣 石垣真央 / 石垣龍耶 1 5 27 45 17 24 0 3 39.63
7 チーム福岡 髙野初音 / 渋谷格 0 6 10 60 10 28 0 2 119.14
  1. ^ a b 5勝1敗で並んだ2チームの直接対決の勝敗で決定
  2. ^ a b 4勝2敗で並んだ2チームの直接対決の勝敗で決定
Bブロック
順位 チーム ペア 勝敗 得失点 エンド 正確性 備考
DSC
1 藤澤山口 藤澤五月 / 山口剛史 5 1 50 24 25 16 0 10 29.88 Q [注釈 1]
2 フルクラム 宿谷奈苗 / 似里浩志 5 1 53 31 26 19 0 11 56.33 Q [注釈 1]
3 チーム栁澤 栁澤実知 / 小泉聡 4 2 44 29 25 18 0 9 31.77 Q [注釈 2]
4 吉田・清水 吉田知那美 / 清水徹郎 4 2 52 32 24 17 0 10 52.39 [注釈 2]
5 チーム北村 北村雅美 / 北村友和 2 4 29 46 17 23 0 8 73.83
6 山下・藤村 山下知恵理 / 藤村正貴 1 5 22 53 12 27 0 1 113.79
7 園部・小野寺 園部日向子 / 小野寺浩太 0 6 24 59 15 24 0 3 68.86
  1. ^ a b 5勝1敗で並んだ2チームの直接対決の勝敗で決定
  2. ^ a b 4勝2敗で並んだ2チームの直接対決の勝敗で決定
Cブロック
順位 チーム ペア 勝敗 得失点 エンド 正確性 備考
DSC
1 小穴・青木 小穴桃里 / 青木豪 6 0 58 24 28 16 0 11 28.26 Q
2 松村・谷田 松村千秋 / 谷田康真 5 1 52 20 29 15 0 15 31.85 Q
3 吉田・松村 吉田夕梨花 / 松村雄太 4 2 44 28 23 19 0 10 34.82
4 竹田・竹田 竹田智子 / 竹田直将 3 3 39 36 23 19 0 7 35.63
5 チーム田中・今 田中美咲 / 今千宏 2 4 26 40 19 24 0 8 60.54
6 チーム倉敷 信木香 / 中村英明 1 5 20 56 14 29 0 6 64.35
7 軽井沢C.C. 松村なぎさ / 松村保 0 6 21 56 14 28 0 4 77.52

プレーオフ

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2月27日 15:20

シートC 1 2 3 4 5 6 7 8
吉田夕梨花 / 松村雄太   2 0 3 0 1 0 2 0 8
北澤育恵 / 両角友佑 0 1 0 1 0 3 0 1 6

決勝トーナメント

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  準々決勝 準決勝 決勝
                           
  C1  小穴桃里 / 青木豪 9  
B2  宿谷奈苗 / 似里浩志 3  
  C1  小穴桃里 / 青木豪 6  
  C2  松村千秋 / 谷田康真 7  
C2  松村千秋 / 谷田康真 9
  A2  中嶋星奈 / 宿谷涼太郎 6  
    C2  松村千秋 / 谷田康真 2
  C3  吉田夕梨花 / 松村雄太 10
  A1  鈴木夕湖 / 両角公佑 5  
B3  栁澤実知 / 小泉聡 6  
  B3  栁澤実知 / 小泉聡 6
  C3  吉田夕梨花 / 松村雄太 7     3位決定戦
B1  藤澤五月 / 山口剛史 6
  C3  吉田夕梨花 / 松村雄太 7     C1  小穴桃里 / 青木豪 6
  B3  栁澤実知 / 小泉聡 2

準々決勝

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2月27日 18:30

シートA 1 2 3 4 5 6 7 8
吉田夕梨花 / 松村雄太 0 1 0 0 3 0 2 1 7
藤澤五月 / 山口剛史   3 0 1 1 0 1 0 0 6
シートB 1 2 3 4 5 6 7 8
宿谷奈苗 / 似里浩志   1 0 0 2 0 0 0 X 3
小穴桃里 / 青木豪 0 3 2 0 1 1 2 X 9
シートC 1 2 3 4 5 6 7 8
松村千秋 / 谷田康真   0 1 0 3 1 0 1 3 9
中嶋星奈 / 宿谷涼太郎 1 0 3 0 0 2 0 0 6
シートD 1 2 3 4 5 6 7 8 9
鈴木夕湖 / 両角公佑   3 1 0 1 0 0 0 0 0 5
栁澤実知 / 小泉聡 0 0 1 0 1 1 1 1 1 6

準決勝

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2月28日 9:30

シートA 1 2 3 4 5 6 7 8 9
小穴桃里 / 青木豪   0 0 3 1 0 0 2 0 0 6
松村千秋 / 谷田康真 1 1 0 0 1 1 0 2 1 7
シートC 1 2 3 4 5 6 7 8
吉田夕梨花 / 松村雄太 0 0 1 3 0 1 0 2 7
栁澤実知 / 小泉聡   1 1 0 0 3 0 1 0 6

3位決定戦

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2月28日 13:00

シートD 1 2 3 4 5 6 7 8 9
栁澤実知 / 小泉聡 0 0 1 0 1 1 1 1 0 5
小穴桃里 / 青木豪   2 2 0 1 0 0 0 0 1 6

決勝

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2月28日 13:00

シートB 1 2 3 4 5 6 7 8
吉田夕梨花 / 松村雄太 2 4 2 0 0 2 X X 10
松村千秋 / 谷田康真   0 0 0 1 1 0 X X 2

脚注

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  1. ^ 史上初の兄妹決勝 兄・松村雄太が、妹・千秋を撃破し初優勝 五輪日本代表は決定戦へ”. スポーツ報知 (2021年2月28日). 2021年2月28日閲覧。
  2. ^ カーリング、吉田・松村組が初優勝…五輪代表かけ決定戦へ”. 読売新聞オンライン (2021年2月28日). 2021年2月28日閲覧。
  3. ^ 大会概要”. 【公式】第14回 全農 日本ミックスダブルスカーリング選手権大会 2021. 2021年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月13日閲覧。
  4. ^ 出場チーム”. 【公式】第14回 全農 日本ミックスダブルスカーリング選手権大会 2021. 2021年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月13日閲覧。

外部リンク

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