第四千曲川橋梁 (北陸新幹線)

長野県長野市・中野市にある橋

第四千曲川橋梁(だいよんちくまがわきょうりょう)は、長野県長野市 - 中野市千曲川に架かる北陸新幹線の橋長312 m(メートル)の桁橋長野駅 - 飯山駅間に位置する。アップル大橋との愛称がある[1]

第四千曲川橋梁
立ヶ花橋から撮影した第四千曲川橋梁地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 長野県長野市 - 中野市
交差物件 千曲川
用途 鉄道橋
路線名 北陸新幹線
管理者 東日本旅客鉄道
施工者 宮地エンジニアリング日本橋梁JV
開通 2015年(平成27年)3月14日
座標 北緯36度43分25.5秒 東経138度18分30.8秒 / 北緯36.723750度 東経138.308556度 / 36.723750; 138.308556 (第四千曲川橋梁)
構造諸元
形式 桁橋
材料
全長 312.000 m
11.200 m - 11.300 m
最大支間長 87.500 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示

概要

編集

主桁には耐候性さび安定化処理した耐候性鋼を用いている[2]

上部工架設にあたっては、連続2主全断面溶接箱桁でウェブに水平溶接継ぎ手を有する変断面桁であり、幅広の河川で堤外地が全面が流水域となり、橋の終点側はトンネル(高丘トンネル、全長約6.9km[3])となるなど狭小なヤードしか確保ができなかったため、手延べ送出し工法が採用された[4] [5][6]

[2][4]

歴史

編集

北陸新幹線の長野 - 上越間は1998年平成10年)に起工された[7]

北陸新幹線の長野 - 金沢間は2015年(平成27年)3月14日に開通した。

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ 『徹底ガイド!北陸新幹線まるわかりBOOK』25頁。
  2. ^ a b 橋梁年鑑 平成25年版”. 日本橋梁建設協会. pp. 133, 172. 2021年5月27日閲覧。
  3. ^ 北陸新幹線工事誌 長野・糸魚川間 鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部東京支社 編 鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部東京支社 2017
  4. ^ a b 『北陸新幹線 第4千曲川橋りょうの架設』
  5. ^ 『北陸新幹線、第4千曲川橋りょうにおける送出し施工について』
  6. ^ 千曲川で世界トップレベルの橋梁架設工事が行われています”. 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所 (2011年1月27日). 2021年5月27日閲覧。
  7. ^ 北陸新幹線建設の経過”. 飯山市. 2021年5月27日閲覧。

参考文献

編集
  • 『徹底ガイド!北陸新幹線まるわかりBOOK』マイナビ、2015年2月8日。ISBN 9784839952921 
  • 下澤誠二、越中信雄、相澤達也、吉田友和「北陸新幹線 第4千曲川橋りょうの架設」(PDF)『宮地技報』第26巻、宮地エンジニアリング、2012年11月、41 - 47頁、ISSN 091459582021年5月27日閲覧 
  • 下津達也「北陸新幹線、第4千曲川橋りょうにおける送出し施工について」(PDF)『土木学会年次学術講演会』第65巻、土木学会、2010年9月、567 - 568頁、2021年5月27日閲覧 

関連項目

編集

外部リンク

編集