第十一国立銀行
日本の銀行
第十一国立銀行(だいじゅういちこくりつぎんこう)は、明治期に愛知県名古屋で設立された銀行。
第十一国立銀行のデータ | |
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設立日 | 1877年(明治10年)4月20日[1] |
所在地 |
名古屋市茶屋町3丁目7番地→ 名古屋市上長者町4丁目15番地[1] |
1877年(明治10年)に、名古屋区長吉田禄在の呼びかけで、尾張藩御用達商人であった「いとう呉服店」(現松坂屋)の伊藤次郎左衛門祐昌らによって茶屋町に設立[2]。資本金は10万円[1]。初代頭取には伊藤次郎左衛門が就任[1]。当時の国立銀行は旧士族の金禄公債を資本とする例が多かったが、当行は商人資本の銀行であった[3]。国立銀行としての20年間の営業満期を前に第百三十四国立銀行と統合するような形で、愛知銀行(東海銀行の前身の一つ)が設立され、歴史の幕を閉じた[4]。
沿革
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h 東海銀行行史編纂委員編 1961, p. 13.
- ^ 東海銀行行史編纂委員編 1961, pp. 12–13.
- ^ 東海銀行行史編纂委員編 1961, p. 14.
- ^ a b c d 東海銀行行史編纂委員編 1961, p. 15.
- ^ 東海銀行行史編纂委員編 1961, p. 16.
参考文献
編集- 東海銀行行史編纂委員編『東海銀行史』東海銀行、1961年、12-15頁。